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バレンタインなので罠を仕掛けてみた。
やり方は簡単。
隊の男連中の荷物にチョコレートと手紙を入れておき、反応を観察するだけ。
ちなみに手紙にはこう書いてある。

『今宵、日付の変わる時間、宿屋の裏の木の下で待つ。
 アグリアス・オークスより愛を込めて』

ラッドの場合。
荷物の整理中、鞄の中のチョコレートと手紙に気づくと、静かに周囲を見回した。
私が潜伏で隠れている事など知る由もなく、彼はしっかりと手紙を読み、
チョコレートを鞄の中にしまい直した。
今宵が楽しみである。

ムスタディオの場合。
宿屋の部屋の机の上に置かれている箱に気づきうろたえるムスタディオ。
箱に飛びつき、手紙に気づき、即座に読み始め、読み終える。そして叫んだ。
「我が世の春が来たぁぁぁ!! ユニバァァァス!! チョコレートである!!
 童貞的な意味で――アバヨ ダチ公!!」
うん、こいつ馬鹿だ。今宵が楽しみである。

マラークの場合。
「と、と、と、年上最高ォォォオオオッ!!」
手紙を読んだ途端、鼻血を噴出して倒れた。意外とウブな奴。
オルランドゥ伯の場合。
チョコレートと手紙を発見しました。手紙を読んでいます。
あ、食べた! 手紙食べた! チョコじゃなく手紙を食べおったあのジジイ! ヤギか!
続いてチョコレートを……食べ……食べ……食べなぁぁぁいッ!
エクスカリバーの前にお供えして手を合わせて何か祈ってる! 祈ってるよ!

ベイオウーフの場合。
さてアグリアス様の誘惑に負け浮気に走るかデコ男?
あ、手紙と包装紙を焼却処分した。チョコレートは即効で食った。
それから花屋に薔薇を買いに行った。証拠隠滅しつつ浮気する気満々です!

アリシアの場合。
葛藤している。手紙を読んで葛藤している!
「まさかアグリアス様が……でも、私はノーマル。かといって断るのも忍びない……。
 傷つけずに断るにはどうしたら……どうすれば……ううっ」
誘いに乗る気は無いみたいだけど反応面白ッ。

ラファの場合。
「ふ、不潔だわ! 女同士でだなんて!!」
チョコレートを窓からぶん投げて、泣きながら部屋を飛び出してった。悪い事したなぁ。

メリアの場合。
終始無言でした。でも手紙どころか包装紙まで丁寧にたたんでしまいました。
チョコレートは舐めて溶かして食べる派らしく、時間をかけて楽しんでおられました。

レーゼの場合。
「女同士というのも………………有りねッ!!」
何かに覚醒したようです。くわばらくわばら。

大本命、ラムザさんの場合。
「……ふふっ、可愛い事をする」
よっしゃぁ! ガッツリとはまってくれました、色々楽しみです。
夜、日付が変わるちょっと前の時間。私は木陰に隠れて見物を開始。
最初にやって来たのはベイオウーフ。赤い薔薇を持っています。
続いてムスタディオがやって来て、ベイオとなにやら口論しています。
さらにマラークが何を血迷ったのかタキシード姿で登場。
その次はメリアとレーゼが睨み合いながらやってきて、
先に到着していた男達に気づき乱闘に発展。
レーゼのパンチがベイオのテンプルに直撃しました。
ラッド、アリシア、オルランドゥ伯、そしてラムザさんはまだ来ません。
はてさてこの死闘、いったいどうなるやら。
お、誰か来た。あの長い金の髪はアリシアね!
……って、あら? アグリアス様だ。
集まった全員がアグリアス様に詰め寄っています。
そしたらアグリアス様が何かをお話になられて、
ショックを受けた皆様は慌てふためきました。
そしていっせいに叫びます。
『ラヴィアンはどこだーッ!!』
やばい、バレた。
私が逃げ出そうとした瞬間、鬼の形相のメリアに気づかれてしまう。
そして、いっせいに襲い掛かってくる騙され連中。
私は全力で逃げた。逃げ出した。しかし捕まるのは時間の問題。
「おい、こっちだ」
と、突然現れたラッドが私を男子トイレの個室へと連れ込んだ。
やばい、貞操の危機。
「ここなら見つからないだろ。ほとぼりが冷めるまでおとなしくしてろ」
あれ? 何この展開。もしかして私の罠バレてました?
「まぁな。筆跡がどう見てもお前のだ。
 騙そうとしたにしろ、チョコをくれた礼に助けてやる。
 朝までここに隠れてるんだな、アバヨ」
こうして私は難を逃れたのだけれど、明日が怖い。
「アリシアが置手紙を残して失踪した?」
ラムザは目を丸くして驚き、アグリアスから受け取った置手紙を読んだ。
『アグリアス様の想いには応えられません。しばらく旅に出ます。アリシア』
「……これは……あの悪戯が原因と考えていいんでしょうか」
「だろうな。ラヴィアンの阿呆が見つかったら、すぐアリシア捜索に出てもらおう」
「それにしても、思いつめて失踪とは……アリシアはつくづく真面目ですね」
「メリアやレーゼのように誘いに乗ってこられても困るがな……」
と、アグリアスは昨夜の出来事を思い出して身を震わせた。
まさか同じ女性から迫られるなど、夢にも思っていなかったからだ。
「ラファは誤解を解くのに一時間もかかったが……そっちの方がまだマシだ。
 私はこれからメリアとレーゼにどう接すればいいのだ?」
頭を抱えるアグリアスを、ラムザはそっと抱き寄せる。
「まあ、恋に失恋はつきものですよ」
さてここで種明かし。ラムザが罠にかからず、アグリアスがやって来た理由。
それはアグリアスがすでにラムザへチョコレートを渡していたからだ。
なのに宿屋に帰ってみれば、再びアグリアスからのチョコレートが。
ラムザはすぐこれが誰かの悪戯だと気づき、アグリアスに相談した。
憤慨したアグリアスは、手紙の主を突き止めるため指定の場所に向かったのだ。
そうしたら騙された阿呆達の大乱闘に遭遇、という訳である。
「騙されなかったラッドとオルランドゥ伯はさすがですね」
「ラッドにはすでにアリシア捜索に出てもらったが、見つけてきてくれるだろうか」
「儲け話組同士、行動パターンは読めるから大丈夫……だそうです」
「……しかし……その……あれだな。昨夜はあの手紙のせいで……」
ラムザの腕の中でアグリアスは身をよじり、
頬を紅潮させながら上目遣いで見つめてきた。
あまりの愛おしさに、ラムザは彼女の額へと口付けする。
こうしてラムザとアグリアスが甘い一時をすごす頃、
ラヴィアンは男子トイレから出る所を目撃され痴女として通報され、
アリシアは教会の懺悔室に入ろうか迷っているところをラッドに発見され、
ベイオはレーゼの手により血の海に沈み、
オルランドゥは街の子供達と聖闘士星矢ごっこをして、
ムスタディオとマラークは女性不信に陥り自ら売れ残りのバレンタインチョコを購入し、
ラファはアグリアスに誤解の謝罪をすべくチョコレートを買って、
メリアも昨日の騒ぎのお詫びにとチョコレートを買ってきて、
ラファとメリアは部屋の中から聞こえる声に反応し耳をすます。

「ん……アグリアスさんの……すごくふわふわして、気持ちいいです」
「ば、馬鹿者。そういうお前の……こそ、こんな元気よく勃ちおって……」
「アグリアスさんって、意外と…………ですね」
「わ、私とて、女だから……その…………くらいは…………だ」

ラファとメリアは、脅威のアイコンタクト会話を開始した。
――ななななな、ナニしてるんですかラムザさんとアグリアスさんは!?
――うろたえるな小娘ー! これはアレよ髪の毛の話よ、よくあるパターンよお約束よ!
――で、でしたら別にチョコレートを渡しに入っても大丈夫ですよね?
――いやでも万が一……万が一という場合も! もし××××真っ最中だったら!?
――××××!? そんなストレートな言い方って、破廉恥です!
――いやしかしだとするとアグリアスの恥ずかしい姿を見るチャンス!?
――め、メリアドールさん!? まさか、そんな趣味が……!
――愛故に! 愛故にー!! アグリアス、あなたの観音様をいざー!!

ガチャッ、鍵がかかっていて、バキャッ、鍵を破壊して、ズガオン、扉を蹴破る。
そしてラファとメリアドールは見た。
ラムザとアグリアスが互いの本能をさらけ出しにして、
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最終更新:2010年03月26日 15:56