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【春風の残り香】

「さあ、新発売の『身かわしの服』大安売りだよ!
 ドラクエ大陸から輸入した防具で、これを着ると回避力が上昇するって代物でさぁ!
 さらに服なのに全ジョブ装備可能! 向こうの大陸でそういう仕様ですんで!」

という訳でとある貿易都市にて身かわしの服を買ってみるアグリアスとラファ。
アグリアス(ホーリーナイト)は元々優れた回避率を持っているが、
鈍足ゆえにゲルミナスブーツを装備しているためマントで回避率を補強できぬため、
体防具で回避率が上昇するというのは非常に魅力的であった。
本来ホーリーナイトは『服』を装備できないが、
店主の言う通りドラクエ大陸仕様なのかホーリーナイトでも装備できて万々歳だ。

ラファは天魔鬼神習得+大地の衣購入のための先行投資としての判断だ。

「という訳で身かわしの服を実戦投入だ! 行くぞラファ!」
「はい、アグリアスさん!」
回避率の上昇した二人だが、実戦で致命的な欠陥が発覚した。
身かわしの服は防御力を23上げ、回避率も上昇させる防具。
しかしFFT世界に防御力の概念はなく、HP増加量はゼロだったのだ。
これはたまったもんじゃない。
戦闘後、アグリアスとラファは相談をして、身かわしの服を返却する事にした。

「――という訳で店主、身かわしの服を買い取ってくれ」
「はいよ、一度着ちゃってるから半値の1450ギルね」
こうしてアグリアスは身かわしの服を売却した。
続いてラファも身かわしの服を差し出す。
「私のもお願いします」
「はいよ、あんたも一度着ちゃってるから倍値の5800ギルね」

「……え?」
衝撃のアグリアス。そしてラファは世界に満ちる変態の輪のせいで引きこもった。
【やけっぱちホリデイ】

話術士アグリアスはボムのサマルを勧誘した!

『本当にいいのか? 俺みたいなモンスターを仲間にしてくれて』
「ははは、もちろんだろう。現にマインドフレイアのゴンザレスも我々の仲間なのだから」
「おーい、アグリアスさーん。そろそろ夕食ですよー」
「うむ、今日の主役はサマルだ。さあ宴の真ん中へ」

照れるサマルを満面スマイルでエスコートするアグリアス。
やわらかい土の上にサマルを座らせると、台座の上に縛られたマインドフレイアが運ばれてくる。
彼の名はゴンザレス。アグリアスの忠実なしもべである。
『堪忍ッ! 姐さんマジ堪忍やー!』
「さあラッド! お手並み拝見!」
「おう、任せろ! そーれ抜けば玉散る氷の刃!」
『それアイスブランドやーん! 本当に氷の刃やーんッ!!』
アイスブランド二刀流ラッドはゴンザレスの前で構えを取る。
「裏剣技・連続剣! アータタタタタタタタタアータタタタタタタタタタ、オォワタァッ!!」
『痛覚がないとはいえ冷え冷えと切られる感触がイヤッ!』
すべての触手を微塵切りにされるゴンザレス。
その触手を串に刺していくアグリアス達。
そしてそれを、サマルの周囲の地面に刺していく。
それはまさに焚き火でイカの足を焼くかの如き光景。

「いやー、サマルが仲間になってくれてよかったよかった」
「これで焚き木を拾ったり火を起こしたりする必要がないぜ」
「フッフッフッ、このアグリアス・オークスの慧眼に狂いなし!」
『…………プツン』

ボム
 アクションアビリティ
  自爆

【ダイナミックサーガ】

儲け話! それはラムザ一行の重要な資金源!
今日はラヴィアンとアリシアが酒場の踊り子という仕事をGETしてきたぜ!
これがまた報酬がどえらいんだ、明日はご馳走に決まり!

ところがラヴィアンとアリシア、階段から落ちて足を捻ってしまった。
こりゃ参ったぞ、これでは踊り子の仕事をできない。
しかも約束の時間まであとわずか、反故にしたら違約金が発生してしまう。

「どうするラムザ、代わりに誰かを行かせなくては」
「うーん……ラファはジョブレベルが足りなくて踊り子になれないし、
 身かわしの服の一件で落ち込んでいる……仕方ない!
 アグリアスさん、行ってくれますか?」
「うむ、やむを得まい。一応踊り子にジョブチェンジできるし、何とかなるだろう。
 だがもう一人はどうする? 二人で行く契約だ」
「よぉし、ここはレーゼさんにお願いしちゃおう!」

そして酒場へ。
踊り子の衣装に着替えたアグリアス・オークスは遠い目をしていた。
「クラウドよ……なぜここにいる」
「レーゼが生理痛なので代理を頼まれた。安心しろ、俺の女装は完璧だ」

そして舞台へ。
アグリアスはウイズナイブスを踊った! お客さんのHPを減らした! 心象も悪くなった!
クラウドは男らしいダイナミックなダンスを披露した! お客さんは歓声を上げた!
「おおお! 女とは思えないほど力強い動き! 初めて見るぜー!」
「ほほほ、骨太なオナゴ! 惚れた! 惚れ申したー!!」

アグリアス――儲け話、大失敗。報酬100ギル。
クラウド――儲け話、大成功。報酬1万ギル。財宝、黒のマテリアをGET。
【最終聖戦の戦士たち】

「不動無明剣!」「北斗骨砕打ッ!」「乱命割殺打ァッ!」
「無双稲妻突きィッ!!」「聖光爆裂破ァー!!」

中距離攻撃が可能で必中で安定した威力、範囲攻撃や状態異常もある聖剣技!
それを使うはホーリーナイト、アグリアス・オークス!
もはや永遠の一軍は確定されたも同然!

「剣聖オルランドゥ! 得意技は全剣技!」
「テンプルナイト、ベイオウーフ! 得意技は魔法剣!」
「算術士マスターして現在は黒魔です! アリシア!」
「修行に修行を重ねてついに真言百発百中達成! 天道士ラファ!」

「な、なにぃ!?」
アグリアス、二軍落ち確定。
「ぬううっ、オルランドゥ伯とベイオウーフ殿は仕方ないとして、
 元部下アリシアや年下のラファにまで負けるとは……いやしかし、
 後者2名が一軍入りしたのは努力の結果、修行の成果!
 ならば私も私ならではの特技を身につければ一軍に返り咲けるはず!」
という訳でアグリアスの厳しい修行の日々が始まった。

聖剣技の威力を高める修行! ――失敗!
聖剣技の範囲を広げる修行! ――失敗!
聖剣技の状態異常の成功率を上げる修行! ――失敗!

「という訳で算術士でデジェネレーターを踏みまくり、忍者でレベル上げをしてきた。
 純粋に基礎能力を向上させる事で確実かつ堅実な強さを得た今の私なら、
 オルランドゥ伯にも勝てる!」

しかしメンテナンスをつけ忘れたアグリアスさんは、
オルランドゥの剛剣で武器と防具を剥かれボロ負けした挙句痴態を晒して二軍再確定でした。
【青春の汗はプライスレス】

修行と死闘の果て、アグリアスはついにムーブアビリティ『テレポ』を習得した!
「これでアグリアスさんも機動力を確保できましたね」
「でもテレポは本来の歩数から離れれば離れるほど成功率が下がります」
「うむ……」
やっと鈍足から解放されたと喜んだアグリアスだったが、これは予想外の罠。
どうしたものかと腕を組んで頭を悩ませます。

ピコーン! アグリアスの頭上で電球が光った!

「そうだ、赤い靴を装備しよう! これならMoveだけでなくMTも上がって便利だ!
 しかもゲルミナスブーツの長所であるJumpはテレポで補える!」
「ハッ――そ、そうか! テレポは高低差や障害物を無視できる。
 高低差無視や飛行移動の存在価値がなくなるほどの素敵アビリティだった!」
ラムザも大喜びでアグリアスの発案に賛成し、二人は赤い靴を買いにショップへ向かった。

「こんにちはー、赤い靴が欲しいんですけど」
「はいはい、今履いてるゲルミナスブーツはどうするね?」
「もう必要ないので下取りで」

用意されたオシャレな赤い靴を履いてアグリアスさんは嬉し恥ずかし乙女心!
もうゲルミナスブーツみたいなゴツいブーツとはおさらばよ!

「くんくん、うーむ……このムレムレとした濃密で重厚な臭い……。
 こいつぁマニアに高く売れますね。
 ゲルミナスブーツは5万ギルで買い取らせていただきます」
おーっと店主の衝撃発言、これにはアグリアスさんもラムザ君も驚いたー!
さらに物陰からアグリアスを見つめていたムスタディオ君も、
先日5万ギルで購入したティンカーリップを地面に落として驚いたー!

   おしまい
最終更新:2010年03月30日 20:42