ある酒場にて・・・
ラム「アグリアスさん、チェスの訓練をしましょうか」
アグ「わかった」
ラム「でもただ、訓練ってだけじゃつまらないので一つ賭けをしませんか?」
アグ「・・・ふむ、賭けか・・・よかろう。・・・で、何を賭けるのだ?」
ラム「負けたほうの初めてを勝った方が貰うでどうでしょうか?」
アグ「な、なんだと!?・・・・そ、その様な破廉恥な・・・いや、だがこれはチャンスだ・・・いや、しかし・・・」
ラム「???・・・どうします?条件を変えますか?」
アグ「あ、いや!それでいい!それでいこう!!い、いつも通りお前の部屋で・・・いいな?」
ラム「はい!(やった!これで勝てば念願のアグリアスさんとのデートのお約束だ!頑張るぞ!!(叫び発動(笑」
同時刻同じ酒場の違う一角では・・・
レーゼ「うふふふ~♪良い事、聞いちゃった♪」
メリア「・・・アグリアス、顔真っ赤すぎないかしら?」
アリ「ですね・・・どこぞの町娘モードになってますよ・・・」
ラヴィ「だめね・・・ありゃ、完全に思考が麻痺しかけてるわ・・・」
一同「「まっ・・・私達にはそっちの方が好都合なんだけどね!!」」(忍者にクラスチェンジ+ゲルマニウムブーツを装備(ぉぃ
アリ「というわけで会長&副会長!覗きに逝って参ります!」
ラヴィ「必ずクリスタルになってでも任務は完遂いたします!!」
レーゼ「いってらっしゃい、無茶をしないように・・・じゃ、報告を楽しみにしてるわね♪」
メリア「私はラファ達を足止めしてくるわ・・・あ、これ使いなさい」(シャンタージュ&セッティエムソンを2セット投げて渡す
それを受け取り、屋根裏の闇に瞬く間に消え、ラムザの部屋に向かう二人だった

ちなみにメリアドールの足止め策の成功により、ラファは絵本をマラークに呼んでもらいその夜は悪夢を見るは目になった・・・
所変わって、チェスで勝負中の二人が滞在中のラムザの部屋・・・
あれからかなりの時間が経っているが、互いに決定的な攻め手を欠き、現在は小康状態を保っている・・・表面上は・・・
本来であればラムザとアグリアスのチェスの能力はアグリアスの26勝22敗15引き分けと若干有利なはずなのだが・・・今晩は邪念により冷静さを欠き、ラムザとほぼ互角の展開を繰り広げていた

ラム「(さて包囲網を敷けた・・・あとはアグリアスさんがかかるのを待つのみか・・・。そろそろかな?でも今日のアグリアスさんはいつもと違う打ち手だなぁ・・・)」
アグ「(落ち着け落ち着け落ち着け落ち着け・・・ラムザは私のことはなんとも思っていない・・・だから落ち着け落ち着け落ち着け落ち着け・・・(以下エンドレス))」
ラム「ポーンでまずは手始めにチェックです」
アグ「では・・・キングをここに・・・」
ラム「(かかった!!)さらに違うポーンでチェック!」
アグ「くっ!だが、ナイトで・・・!!」
ラム「すかさずビショップをここに!!」
アグ「むっ・・・これはまずいな・・・。仕方ない!ルークで対処を・・・」
ラム「流石にそれは読めませんでした・・・が!これでどうです?チェック!」
アグ「くっ!そこにクイーンとはな。投了だ・・・」
ラム「ふぅ・・・何とか勝てました・・・」
アグ「賭けは・・・・私の負けのようだな・・・さぁ、お望みどおり好きにしろ」
ラム「そうですね・・・では・・・明日、朝の9時に宿屋前に集合でどうでしょう?」
アグ「(そ、そんな!朝っぱらからヤるつもりなのか!!?・・・だが、約束は約束だ。)・・・わかった」
ラム「(やった!)じゃぁ、お洒落をしてきてくださいね♪」
アグ「(お洒落をしてこい?ラムザにはそっち系の趣味が・・・?)」
なお、ラムザの計画では秘密のデート予定だったが、当然ながら屋根裏に忍び込んでいた二人の忍者によって二人を見守る会全員が知ることになる・・・

勿論、翌日のデートは大成功のうちに終わった、一部の人間を除いて・・・・
しかし、このデートが終わるまでラムザの言葉の意味を勘違いしていたアグリアスが己に対し自己嫌悪を少し感じたのは彼女だけの秘密である
最終更新:2010年03月30日 20:42