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エアミス研読書会

第2回 北山猛邦『「アリス・ミラー城」殺人事件』 (2010-10-09 15:00~18:00頃+21:00~24:00頃)


作品紹介

 2003年講談社ノベルス → 2008年講談社文庫
鏡の向こうに足を踏み入れた途端、チェス盤のような空間に入り込む――『鏡の国のアリス』の世界を思わせる「アリス・ミラー城」。ここに集まった探偵たちが、チェスの駒のように次々と殺されていく。誰が、なぜ、どうやって?全てが信じられなくなる恐怖を超えられるのは……。古典名作に挑むミステリ。
(講談社文庫版カバー裏紹介文)

 本書は、『「クロック城」殺人事件』で第24回メフィスト賞を受賞した北山猛邦(→Wikipedia)による、〈城シリーズ〉の第3作(注:話がつながっているわけではない)にして、最高傑作との呼び声も高い作品です。
 A.クリスティ『そして誰もいなくなった』を下敷きにした“孤島の連続殺人”ものであり、集められた探偵たちが物理トリック議論を交わし、舞台となる“城”がL.キャロル『不思議の国のアリス』及び『鏡の国のアリス』で装飾され、さらに『アリス・ミラー』をめぐって“ゲーム”が展開される――という、極度に人工的な作品世界は好みが分かれるところかもしれません。
 しかし、どこまでも続く探偵殺しの末に用意された真相はこれ以上ないほど衝撃的。と同時に、それを最後まで巧妙に隠し通してサプライズを演出する作者の技巧も光っています。ミステリでは定番ともいえる“孤島の連続殺人”ものの、新たな傑作といっていいのではないでしょうか。

参考リンク

 一部ネタバレありなのでご注意下さい。

まとめ


2010-10-09 24:00頃、無事に終了しました。参加者の皆様、お疲れ様でした。

最終更新:2010年10月11日 23:35