「そして誰もいなくなった」読書会ネタバレまとめ2

同じ話題はなるべくまとめてあります。そのためタイムラインの発言とは時系列が変わっております。 (@rufa9)



対応するregion、endregionプラグインが不足しています。対になるようプラグインを配置してください。


夜の部始まり 皆さんの感想
youmoutei 私はあなたの名前をTLで目にし、同時に推薦状を受け取りました。2012年1月21日21:00から、読書会に参加してください。なお、報酬はありません。     親愛なるU・N・O
air_doku それでは、第14回エアミス研読書会(A.クリスティ『そして誰もいなくなった』)、夜の部を始めたいと思います。参加者の皆様は、実施要領( http://t.co/LKSO1ggn )に気をつけて、遠慮なく積極的な発言をお願いします。
longfish801 まだ誰かいる?
bubumitsu 「嵐が来るぜ。きっと嵐が来る。わしにはわかるんだ。祈るがいい。祈るんだよ。読者会の時間が近づいている
youmoutei まとめはこちらです→ http://togetter.com/li/244877
longfish801 初めて読んだのは高校生のときでしたか……みなぎる緊張感に「古典」という看板を忘れ、思わぬ展開に言葉を失いました。
longfish801 クリスティー文庫で初めて読む人は「なんで表紙にインディアンが描いてあるの?」と思うのでは。
youmoutei longfish801 bubumitsu いらっしゃいませ~。インディアン島へようこそ。
ab0kun 「また私は一人、読書会にやってきたーーやってくるのが少し遅かったが……」
youmoutei ab0kun いらっしゃいませ~。バッチリじゃないですかw
youmoutei 私の持ってるクリスティー文庫(旧訳版)は、インディアン描いてないですね。 RT longfish801 クリスティー文庫で初めて読む人は「なんで表紙にインディアンが描いてあるの?」と思うのでは。
bubumitsu では感想をば。やはり巧いですね。クローズドサークル物の代名詞といわれているだけのことはあります。再読してみると、ミステリ的なおもしろさよりも、サスペンス的な怖さが強かったです。探偵役の不在がここまで怖いとは・・・。
longfish801 youmoutei (画像検索しました)あ、本当だ。崖バージョンがあるんですね。
youmoutei longfish801 新訳版は、HM文庫版のイラストが復活したんですかね。
youmoutei 最初に読んだのは中学だったか高校だったか……どっちにしろ遠い昔ですがw
syu_seki こんばんはー。youmouteiさんの招待ツイートいいですねー。
youmoutei syu_seki いらっしゃいませ~。ちょっとがんばってみましたw
longfish801 疑問に思うのは『そして誰もいなくなった』というタイトルは本当に良いタイトルなのか。この作品のキモは「島に集められた人々が一人ずつ殺されていく。他に誰も隠れていない」→「 最後に残った一人こそ犯人に違いない! 」という思い込みを利用しているところにあるので。
longfish801 だから『そして誰もいなくなった』というタイトルはちょっと、ネタバレなんですよね。できれば作品紹介のあらすじでは、タイトル通りの展開となることは書かないでほしいところ。
youmoutei ああ、それは確かにそういうところもありますね。しかし印象的なタイトルであることも確かなので、難しいですね。 RT lognfish801 疑問に思うのは『そして誰もいなくなった』というタイトルは本当に良いタイトルなのか。//
Pukasan こんにちは。夜の部から参加します。旧訳を文庫で、新訳を電子書籍で読んで参戦ですw よろしくお願いします。
youmoutei Pukasan いらっしゃいませ~。
Pukasan さっそく感想を。サスペンスとして秀逸で、クリスティの無駄のない文章表現、視点人物の使い分け、話の展開、どれをとっても素晴らしいですね。追い詰められた人間の心理すら利用する犯人の巧緻さに感服いたしました。
作品の系譜
bubumitsu クリスティーは有名どころしか読んでいません!(キリッ 老後に読もうと溜めているので!(ドヤァ  ・・・なんですが、再読してみると、なんとなくですが優れた「編集家」という感じがしました。
youmoutei と、おっしゃると? RT bubumitsu //再読してみると、なんとなくですが優れた「編集家」という感じがしました。
longfish801 十人それぞれの心情を描くところは確かに。 RT bubumitsu ・・・なんですが、再読してみると、なんとなくですが優れた「編集家」という感じがしました。
bubumitsu CC物ならクイーンの『シャム双子』(1933年)が先にあるし、孤島の恐怖を描いた作品ならバークリーの『パニック・パーティ』(1934年)もあるので。クリスティ女史絶対、バークリー読んだだろう!と盲目的な感想をw RT youmoutei と、おっしゃると?
bubumitsu youmoutei longfish801 いや、ほんとただ単に自分がバークリー好きなだけなんで・・・同じ作家クラブにいたクリスティー女史が参考にしたのかなぁ?なんて思っただけです、ハイ。
youmoutei bubumitsu なるほど。バークリーはさすがに読んでそうですね。付け加えるなら、童謡殺人でも前例(『僧正殺人事件』とか)がありますし、昼の部でも触れた「テン・リトル・インディアン型ミステリ」としても前例が。
「審判」の暗喩
rufa9 bubumitsu こんばんは。あの「隅の老人」恐いですね。読み返すと恐いポイントがいっぱいありますね。
longfish801 老婦人が「蜂」に刺されるシーンが……。 RT rufa9 bubumitsu こんばんは。あの「隅の老人」恐いですね。読み返すと恐いポイントがいっぱいありますね。
bubumitsu rufa9 こんばんは。あの老人がいう審判が犯人の動機の比喩になっているのが、「作者めぇ」と思いましたね。個人的な想像ですがあの老人は、最後に犯人の手記を発見する漁船の船長のような気がしました。
youmoutei ああ、そうか! なるほど。 RT bubumitsu //あの老人がいう審判が犯人の動機の比喩になっているのが、「作者めぇ」と思いましたね。//
longfish801 審判か……この作品をリアルタイムで手にした当時の読者はやはり、第16章を読んでまさにそれだと思ったんですかね。もうこれは人の手によるものではない、なにか超越的な存在によるものだと。
bubumitsu 審判に関しては、作品が書かれたのが第二次大戦が始まった年なので、戦争による終末論も意識したのかななんて想像もしていました。「カインの刻印」なんて単語を意図的なもの?なんて笠井潔的な読み方をしてしまったり・・・。
syu_seki 「そして誰もいなくなった」のような古典は、なるべく若いうちに読んでほしいと思うのは自分だけでしょうか? いろいろ読んでしまった後だと、驚きや感動が薄れて勿体ないと思うんですよね。
youmoutei syu_seki 確かに早いうちに読んでほしいですね。クリスティなら他にも、『アクロイド』や『オリエント急行』あたりはネタバレされやすいので。
rufa9 ミス・ブレントの一人こっくりさんのシーンとかぞわっときました。あとこの方の回想に出てくるミス・オリヴァが、ポワロシリーズに出てくるりんご大好き作家アリアドニ・オリヴァと同一人物だと思ってしまって、勝手にミスリーディングされました。
longfish801 www RT rufa9 ミス・ブレントの一人こっくりさんのシーンとかぞわっときました。
youmoutei ちょwww RT rufa9 ミス・ブレントの一人こっくりさんのシーンとかぞわっときました。//
bubumitsu その例えはwww RT rufa9 ミス・ブレントの一人こっくりさんのシーンとかぞわっときました。
rufa9 いやーまじでこの人やばいと思ったのですよw 第二章の13でミス・ブレントが読んでいる聖書の内容もあしき人に下される審判の箇所ですね。ところどころに真相の暗喩が利かせてあるんでしょうね。
bubumitsu でも確かにヴェラは怖いですよね。ヒューゴーの呪縛に取り付かれている。最期のシーンもそうですが、一番最初、童謡を見たシーンでいきなり微笑するところとか読み返してゾッとする発見もありました。まぁ、そんなヴェラタンに惹かれたわけですがねぇ…。
youmoutei またですかwww! RT bubumitsu でも確かにヴェラは怖いですよね。//まぁ、そんなヴェラタンに惹かれたわけですがねぇ…。
犯人の価値観
longfish801 再読するまですっかり忘れていて驚いたのが 殺害の順序が罪の軽い→重い だったこと。ちょっとこれは、クリスティの倫理観がうかがわれて興味深かったです。現代人ならアンソニー・マーストンをもっと後ろのほうに持ってきそうな気がします。
longfish801 初読のときはブロアの死がこわかった覚えがあります。クマなんているはずがなかったのに……。
bubumitsu 犯人が「自分は狂っている」と自覚しているところがミスリードに一翼を担っているとも思います。再読すると、第9章の最後の長台詞なんて本当、「え?お前さん、何いってんの?」でしたので。
youmoutei 確かにw RT bubumitsu 犯人が「自分は狂っている」と自覚しているところがミスリードに一翼を担っているとも思います。再読すると、第9章の最後の長台詞なんて本当、「え?お前さん、何いってんの?」でしたので。
longfish801 第11章末尾の“ばかなやつめ。”はやっぱり……再読しないとわからないこわさですね……。RT bubumitsu 犯人が「自分は狂っている」と自覚しているところがミスリードに一翼を担っているとも思います。
longfish801 ウーン、犯人からすればフィリップとヴェラのどちらが生き残るかはコントロールできなかった、言い換えれば同じ程度の罪だと考えていたことになります。けれど、ジョン・マッカーサーはフィリップと罪状が似ているのにずっと手前で殺されている。
longfish801 すると犯人は、ジョン・マッカーサーの罪状が「 故意 」だと知らなかったということかしらん……最初にアンソニーが殺されることからしても、犯人は罪の重さを「 故意 」か否かを重視しているかと。
longfish801 だとすると「神のごとく審判をくだす犯人」にも手抜かりがあったということになるわけで、ちょっと面白いですね。
syu_seki 第10章3のラスト5行目辺り(HM文庫の場合P152後L3~)に、犯人の自己顕示欲が見えますね。
youmoutei longfish801 どうでしょうねえ……犯人がアレだということを考えれば、法律に基づいて罪の重さを決めているというのがありそうな気もしますが
longfish801 ああ……フィリップの場合は人数が考慮されているのかしらん……。 RT youmoutei どうでしょうねえ……犯人がアレだということを考えれば、
youmoutei longsih801 人数多いですからねえ
「心の声」について
syu_seki longfish801 第13章1 昼食後の心の声も、誰がどの台詞か考えると興味深いです。 >第11章末尾の“ばかなやつめ。”は再読しないとわからないこわさ
bubumitsu 心の声の部分は犯人の、みんな気が狂っているんだ///あの娘を見張るのだ もほんっとイジワルですよね。読者から見ると「犯人におびえる被害者の独白」と取れるのに、作中の犯人からしてみると「計画を狂わす人物を見張る」って意味合いで…。 RT第13章1 昼食後の心の声も、誰がどの台詞か考えると興味深いです
longfish801 あ、なるほど(膝打) RT bubumitsu 心の声の部分は犯人の、みんな気が狂っているんだ///あの娘を見張るのだ もほんっとイジワルですよね。読者から見ると「犯人におびえる被害者の独白」と取れるのに、作中の犯人からしてみると「計画を狂わす人物を見張る」って意味合いで…。
longfish801 う、考えてみると、フィリップとブロアに「罪の記憶の回想」が無いのも、作者のミスディレクションだったのかしらん。まあアンソニーとロジャーズも無いんですが……。
md_ham9 こんばんは~遅くなりましたが皆さん盛り上がってますね。よろしくお願いします。
youmoutei md_ham9 いらっしゃいませ~
md_ham9 心の声、初めて読んだ時には、どれが誰の言葉かわからず混乱しました(^^;
youmoutei 心の声のあたりは、若島正氏が誤訳問題を指摘してましたね(HM文庫版だったかな?)。
bubumitsu 初期の翻訳の辺り調べてみたのですが、フェアか、アンフェアか、結構ギリギリでしたねw RT youmoutei 心の声のあたりは、若島正氏が誤訳問題を指摘してましたね(HM文庫版だったかな?)。
longfish801 ぐぐってみたら、こんなページが。 http://t.co/dAqMSgIx 長いので、後で読んでみます。RT youmoutei 心の声のあたりは、若島正氏が誤訳問題を指摘してましたね(HM文庫版だったかな?)。
youmoutei 若島正氏の「明るい館の秘密」自体は、もうWEBでは読めなくなってるんですねorz RT longfish801 ぐぐってみたら、こんなページが。 http://t.co/Tnwo3MC1 長いので、後で読んでみます。//
longfish801 え? Webで読めたんですか? それは知りませんでした。RT youmoutei 若島正氏の「明るい館の秘密」自体は、もうWEBでは読めなくなってるんですねorz
noda_u 今北産業…と思ったけど、『そし誰』の前に『パニパ』を書いたバークリーはエライという話も、若島正の「明るい館の秘密」を読め!という話ももうでてたので言うことはないです。
youmoutei noda_u いらっしゃいませ~。私も『そして誰もいなくなった』より前に「テン・リトル・インディアン型ミステリ』を書いた○○はエライ、といいたいところですが、ネタバレっぽくなるのでぐぬぬw
rufa9 (○○はエラリイ、に空目して、ハッあれか、これか?と思ったのは内緒だよ)
bubumitsu ○○に入るのは、三津田さんの分類にも出ていたあのタイトルだったりするのでしょうか?え?小泉八雲の雪女・・・あぁ、ヴェラタンに似ていますものね!
youmoutei bubumitsu そういえば出てましたね、アレです。ただ、アレは『そして誰もいなくなった』と比べるとだいぶ無理があるんですよねえ。
受け継がれた「あの訳」
md_ham9 私がいつも残念に思うのは、第14章の1 1行目 地の文で「遺骸」としちゃったところ なんですが。
youmoutei md_ham9 ああ、確認してみましたが、確かにそこは残念ですね。
longfish801 激しく同意。RT md_ham9 私がいつも残念に思うのは、第14章の1 1行目
syu_seki md_ham9 youmoutei 因みにHM文庫版だと 屍体 です。
youmoutei ほほう、クリスティー文庫旧訳版だと、死体 となってますね。 RT syu_seki md_ham9 因みにHM文庫版だと 屍体 です。
md_ham9 せめて「身体」にしてくれたらと思うんですがね。 せっかく新訳にしたわけですし。
youmoutei 原文が"body"なら、それでもOKだと思います。ただ、逆にバレやすくなってしまうかも。 RT md_ham9 せめて「身体」にしてくれたらと思うんですがね。 せっかく新訳にしたわけですし。
md_ham9 そうですね、原文は They had carried Mr. Justice Wargrave up to his room and laid him on the bed. なわけですし。
longfish801 あ、原文はセーフだったんですね。ますます残念……。 RT md_ham9 そうですね、原文は They had carried Mr. Justice Wargrave up to his room and laid him on the bed. なわけですし。
再び感想タイム
the_tragedy_of こんばんは。初参加ですがよろしくお願いします。内容がうろ覚えなので、噛みつけるところだけ噛みつくスタンスで行こうと思います(笑)。
youmoutei the_tragedy_of いらっしゃいませ~。よろしくお願いします。
the_tragedy_of 月並みな感想ですが、発言させていただきます。ミステリにはまりはじめた初期の頃に読んだ作品なので、当時はなにも思うことはありませんでした。しかし、いま見返してみるとあっぱれなプロットですね。
the_tragedy_of 新本格の作品にはもはや付き物になっているうんちくですが、この作品にはそういう無駄な要素が一切ない。ただ、自分の場合はこの無駄も楽しみながら本を読むので、ここまでスマートな構成だと物足りなく感じがちなのですが、そこは流石クリスティ。ただ「やられた」の一言でした
youmoutei the_tragedy_of プロットすごいですよね。そして展開がスピーディ
md_ham9 同意。凄く研ぎ澄まされてるなと感じます。 RT the_tragedy_of
Shalooom72 どうも。昼の部ではパソコンの遅動で自分のツイートがことごとく話題とずれてしまうのでしょんぼりしてたのですが、何とか復旧させました。改めてよろしくお願いします
utsuken 遅れまして申し訳ありません。個人的に()付きで残された人物の心の声をそれぞれ書くところが印象的でした。ある程度生存者が減った段階での読者へのヒント(ミスリードにもなってるの)で筆者の大胆さとサービス精神に驚きました
youmoutei Shalooom72 utsuken いらっしゃいませ~。よろしくお願いします
longfish801 サスペンスの盛り上げ方がいいですよね。まずは、自殺や事故を疑う。他殺しかありえないとなると、島に誰か隠れていると疑う。ようやく犯人は自分たちのなかにしかいないと判断する。次第に人数が減っていき、紳士的に振る舞っていた人たちが獣性を剥きだしにしていく……
longfish801 これが現代の作品だと「こういうときは三人一組で行動するのがセオリーだよな」とか登場人物がいいだす。どこのセオリーやねん
youmoutei 初読時はさっぱり気づきませんでしたw RT utsuken 遅れまして申し訳ありません。個人的に()付きで残された人物の心の声をそれぞれ書くところが印象的でした。ある程度生存者が減った段階での読者へのヒント(ミスリードにもなってるの)で//
Shalooom72 longfish801 やはり現代の作品だと登場人物自身が「そして誰もいなくなった」を知ってたりしますからね。
longfish801 北山猛邦先生が少年検閲官シリーズでやってくれないかしらん。誰一人「孤島もの」シリーズのセオリーを知らない世界で、たったひとりセオリーを知っている主人公がやきもきする話。RT Shalooom72 やはり現代の作品だと登場人物自身が「そして誰もいなくなった」を知
Shalooom72 米澤氏の某作がそんな話でしたねww
youmoutei 一体どれだけの後続作品に影響を与えたのかと考えると、気が遠くなってきます。そしてもちろん、『そして誰もいなくなった』を読まずに『そして誰もいなくなった』を書いた(?)クリスティはすごい!
the_tragedy_of shalom アリス・ミラー城とかその典型ですね。ただ「知っている」のとは若干事情が違いますが。
youmoutei md_ham9 原書もお読みでしたか。なるほど、そう書いてあったんですね。ありがとうございます。
Shalooom72  youmoutei 完全同意!w
longfish801 クリスティ先生バンザーイ! 孤島で皆殺し、バンザーイ!
youmoutei いわれてみればwww RT Shalooom72 米澤氏の某作がそんな話でしたねww
the_tragedy_of utsuken うわあ、まったく気付かなかった……。再読をしたい気分になってきました。
longfish801 あああ……あああああ……。RT Shalooom72 米澤氏の某作がそんな話でしたねww
bubumitsu 後続作品への影響というとミステリだけではなく、『バトル・ロワイヤル』『クリムゾンの迷宮』などのデスゲーム小説への影響も大きいですね。逆輸入版として米澤さんのアレがありますが。
Shalooom72 bubumitsu 確かにそうですね 。そういうふうにミステリとサスペンスのどちらのガジェットとして使われてきたのか、考えてみるとなかなかおもしろいところがありますw
一応ヒロインポジの彼女
md_ham9 いきなりですが、クリスティー作品にしては、全編笑える箇所が無いくらい緊迫感が…と思ってましたが、ヴェラが「わたし、飲みません!」と叫んだところはちょっとだけ笑いました。
Shalooom72 個人的に第12章の2のブロア「死んでるじゃないか!」には不謹慎ながら吹きましたw
md_ham9 原文だと“My God, she's dead!”なんですよ~。 RT Shalooom72 個人的に第12章の2のブロア「死んでるじゃないか!」には不謹慎ながら吹きましたw
Shalooom72 modern_hamlet9 おお、英語でもなんとなーくブロアっぽいw
md_ham9 原書は持ってますが、読んだ訳じゃ無いんですよ~(^^; 気になるとこを拾い読みしただけw
longfish801 作者自身「コメディー顔まけ」と書いてますが、第14章2で一斉に部屋をバリケードするところが。RT md_ham9 いきなりですが、クリスティー作品にしては、全編笑える箇所が無いくらい緊迫感が…と思ってましたが、ヴェラが「わたし、飲みません!」と叫んだところはち
rufa9 あとヴェラはよんどころない事情で、皆の前でシルクの水着姿を披露したりしてるのですが、そういう貴重なシーンはさらっと流され…
longfish801 (読者の想像力を大事にする。さすがクリスティ女史はわかってらっしゃる……)RT rufa9 あとヴェラはよんどころない事情で、皆の前でシルクの水着姿を披露したりしてるのですが、そういう貴重なシーンはさらっと流され…
longfish801 (そうそう、体育教師という肩書きから最初は体育会系のイメージが強かったヴェラタンが、この辺りからどんどんキャラ立ちしていったんだよな……)
md_ham9 なんか…夜も更けるうちにドンドン楽しい方向にw ヴェラさん!
ab0kun ヴェラたんに関しては、あの蜂のシーンでちょっとパニックになってるところがかわいいと思った。
Shalooom72 というかヴェラタンそんな人気だったんですかw!個人的にブロアタン(?)のあっさりクマにやられる噛ませ犬ぶりがたまらないのですが。。。
md_ham9 もうわたし今度再読する時はきっと映像を思い浮かべちゃって、コメディーにしか思えない予感w RT Shalooom72 というかヴェラタンそんな人気だったんですかw!個人的にブロアタン(?)のあっさりクマにやられる噛ませ犬ぶりがたまらないのですが。。。
md_ham9 Oh…!私の読み込みが甘かったですw RT longfish801 作者自身「コメディー顔まけ」と書いてますが、第14章2で一斉に部屋をバリケードするところが。
utsuken 同じくですw むしろやっと 外部の人間の犯行の可能性は否定された を受け入れたレベルでした。まだ疑っていて。。 RT youmoutei 初読時はさっぱり気づきませんでしたw RT utsuken 個人的に()付きで残された人物の心の声をそれぞれ書く
youmoutei 色々とおいしい場面をピックアップしてもらったので、再読し終えるのが楽しみ(←)。
「見立て」欧米と日本の差
youmoutei 童謡殺人としても、『僧正殺人事件』などは人名に頼りすぎてるきらいがあるのに対して、より一般化・抽象化されてるというか、日本的な見立てに近づいてるように思います。加えて、 ニシンまで仕込んであるわけですから。
longfish801 「日本的な」って、どういうところでしょうか? RT youmoutei 日本的な見立てに近づいてるように思います。
longfish801 そこ、私がこわがっていたシーンだったんですがwww RT Shalooom72 個人的にブロアタン(?)のあっさりクマにやられる噛ませ犬ぶりがたまらないのですが。。。
youmoutei ab0kun その場面はいいですね……再読がそこまでたどり着いてないので、さっきぱらっと確認しただけですが(爆)。
Shalooom72 longfish801何だか我ながら節操のない読み方を暴露してるみたいでアレなんですけど(爆)、、、だってこの終局に至ってこんな残念ぶりの人はブロア以外そういませんよwww
utsuken まんまと筆者にしてやられたことの、ひがみではないのですが、皆で生きた判事を運んだが誰も気づかない にちょっと弱さを感じはしました。ただあの状況を考えたら生存者達はまともな判断はできないでしょうが。
youmoutei 童謡殺人・見立て殺人について色々考えたことがあったのですが、死体をオブジェ的に扱う見立ては英米では(わかる範囲で、ですが)ほとんど見当たらず、「シナリオの再現」みたいなものが多いので。 RT longfish801 「日本的な」って、どういうところでしょうか?
youmoutei longfish801 ところが『そして誰もいなくなった』では、ウォーグレイヴ判事の死体に「判事」の格好をさせているところなど、装飾が施された死体の「外観」で見立てているところがあるもので。
longfish801 ……考えてみると、そこがいちばん笑えるシーンだったのかも知れないですね、客観的には。RT utsuken まんまと筆者にしてやられたことの、ひがみではないのですが、皆で生きた判事を運んだが誰も気づかない にちょっと弱さを感じはしました。ただあの状況を考えたら生
syu_seki utsuken 本当ですよね。そしてその直後のロンバードの台詞。アレを判事がどんな気持ちで聞いていたのかと思うと…ロンバード、後ろ後ろ!(笑)
longfish801 おお……すみません「なるほど」と言えるほど読めていません(笑)。RT youmoutei 童謡殺人・見立て殺人について色々考えたことがあったのですが、死体をオブジェ的に扱う見立ては英米では(わかる範囲で、ですが)ほとんど見当たらず、「シナリオの再現」みたいな
bubumitsu そういえば、日本のミステリでは、「あくまで物語の中だけで見立て殺人がトリックと密接に関わっている」のが多いですが、海外は結構「見立てが物語自体のメタファーになっている」の多いですね。RT youmoutei ///「シナリオの再現」みたいなものが多いので。
Shalooom72  youmoutei なるほど、そういわれてみると確かに死体に対する「見立て方」が日本的ですね。
youmoutei 考えてみると笑えますねw RT longfish801 ……考えてみると、そこがいちばん笑えるシーンだったのかも知れないですね、客観的には。RT utsuken //皆で生きた判事を運んだが誰も気づかない にちょっと弱さを感じはしました。//
longfish801 そうか、そのときに「こいつを殺すのは、もうちょっとあとだな」と思ったのかもwww RT syu_seki ロンバート、後ろ後ろ!(笑)
Shalooom72 やはり海外の作品は「見立て=マザーグース」というイメージが強すぎるのでしょうか。。。あるいは日本にマザーグースの代わりになりえるほど陰惨な童謡がなかったのかもしれませんが。
youmoutei 英米の作品で死体の「外観」(形)が見立てに使われてるといえそうなのは、『エジプト十字架』くらいな気が。
Shalooom72 横溝正史は「マザーグースの代わり」を自作してるぐらいですし
youmoutei かなり脱線してしまいますが、英米と日本の見立て殺人の違いには、死体に対する意識の違いのようなものがあるのかもしれません……ということを、ナイオ・マーシュ『ランプリイ家の殺人』を読んだときに思いました。
Shalooom72 ああ、結構それが理由かもしれませんねw RT かなり脱線してしまいますが、英米と日本の見立て殺人の違いには、死体に対する意識の違いのようなものがあるのかもしれません
md_ham9 童謡といえば、この唄の歌詞に red herring があるというのがまた。まるでミステリに使って下さいと言わんばかりに。
構成の妙
the_tragedy_of 当たり前っちゃ当たり前ですけど、こう、場面ごとにわけて作品を捉えていくと作品がよりよく理解できますね。プロットの勉強にもなるし。クリスティの場合はなおさらか。……再読するかー。
ab0kun せっかく課題本を読んだのに、びっくりするくらい深読みできてなくって他の方の発言に膝を打ってばかりです。発言しないってのも何なので、発言を…。私は登場人物たちが集まって話し合うってのが好きで、とくに第9章の<法廷>は好きなシーンです。
youmoutei ab0kun その場面はいいですね……再読がそこまでたどり着いてないので、さっきぱらっと確認しただけですが(爆)。
longfish801 プロットとして神がかっていると思うのは「最後の被害者に自殺させる」ところでしょうか。孤島物の作品で「いきなり毒殺」や「インディアン人形」といった演出を借りる作品はあっても、これを真似た作品はちょっと思い浮かびません。
rufa9 再読してすごいなと思ったシーン。第10章の1で、ロンバードとヴェラは「互いは犯人ではない」と信頼し合い、真犯人と共犯者、動機までほぼ言い当てています。まるで 16章のクライマックスと対になっているみたいです。これが前もってあるからこそ、16章における二人の絶望がより際立つのかなと思いました。
syu_seki rufa9 おお! 本当ですね! 素晴らしい(*´∀`*)
longfish801 なるほど……本当にクリスティ女史のプロットは神業ですねえ。 RT rufa9 第10章の1で、ロンバードとヴェラは「互いは犯人ではない」と信頼し合い、真犯人と共犯者、動機までほぼ言い当てています。 まるで 16章のクライマックスと対になっているみたいです。
md_ham9 うぉ~鋭い! RT rufa9 第10章の1でロンバードとヴェラは「互いは犯人ではない」と信頼し合い、真犯人と共犯者、動機までほぼ言い当てています。まるで 16章のクライマックスと対になっているみたいです。
the_tragedy_of rufa9 これは……。ただ舌を巻くしかない。
syu_seki 忘れないうちに…。当然ですが十角館 との共通項が多く、2つを比較する読書会というのも面白そうだなと思いました。そのうち是非やってほしいです。 ←十角館好き
youmoutei 北山猛邦のアレも面白そうですね。 RT syu_seki 忘れないうちに…。当然ですが 十角館との共通項が多く、2つを比較する読書会というのも面白そうだなと思いました。//
夜の部 お開き
youmoutei さて、日付も変わったようですし、そろそろお開きにしましょうか。
longfish801 もう誰もいなくなった?
rufa9 おつかれさまでした。見立てのお話や、皆様それぞれの着眼点が興味深くて目から鱗が落ちまくりです。まとめと対比しながらもう一度なめるように再読したいと思います。今日はありがとうございました!
Shalooom72 おつかれさまでしたw
longfish801 おつかれさまでした~。いやー、改めてクリスティの凄みを思い知らされました。
ama_zora 思い出深い作品だったので参加したかったのですが出来ず(ぐぬぬ)まとめをニヤニヤしながら見たいと思います。参加者の皆様、今日はお疲れさまでした。
syu_seki お疲れ様でした。まとめも楽しみにしています。
air_doku それではこの辺で、第14回エアミス研読書会(A.クリスティ『そして誰もいなくなった』)をお開きにしたいと思います。参加者の皆様、お疲れ様でした&ありがとうございました。
md_ham9 みなさまお疲れ様でした。楽しいひとときをありがとうございます。
ab0kun 皆さんお疲れ様でした。実に興味深い発言が多くて面白かったです。ありがとうございました。
bubumitsu 読書会、お疲れ様でしたー。まとめ見つつインディアン島に行ってきます。
the_tragedy_of お疲れさまです。皆が皆、違う視点から作品を捉えているのを見て、なんだか新鮮でした。これからも都合が合うかぎり参加していきたいと思います。
youmoutei 『そして読書会参加者は誰もいなくなった』

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2012年01月22日 12:15