ODM = オブジェクト・データ・マネージャー
- デバイス情報
- デバイス製品データ
- ソフトウェア情報
- そのほかのシステムに関する重要な構成データ
これらの情報は、ODMの中で、事前定義DBやカスタマイズDBなどの各種DBに保存されている。
また、システムデバイス追加時に、ハードウェアを認識し、システムへの自動構成作業の補助を行う機能を持つ。
構成マネージャ( cfgmgr )
システムブート時に、システムのデバイスを自動的に構成するプログラム。
事前定義データベース
AIXがサポートする全てのデバイスのリストを保有。(★「定義済み」では無いので注意)
事前定義データベースにリストされるデバイスは以下に分類される。
- Class デバイスの種類 (Adapter,Disk,Memory etc.)
- Type デバイスのモデル (Token ring,400MB,Memory etc.)
- Subclass システムへの接続方法 (MCA,SCSI,SYS etc.)
サポートされているデバイスの表示
lsdev -P -H (-H はヘッダー)
カスタマイズデータベース
実際にシステムに構成されているデバイスのリストを保有。
- Name 論理デバイス名 (hdisk0,mem1,lp0 etc.)
- Status ステータス (Available,Available,Defined etc.)
- Location ロケーション (00-08-00-00,00-0H,00-00-0P-00 etc.)
- Description 説明 (400MB SCSI disk drive,32MB memory card,IBM 4029 Laser Printer etc.)
Statusは、以下の3種となる。
- Undefined 未定義
- Defined 定義済み
- Available 使用可能
★例えば、ケーブルが抜けていたような場合定義済みとなる。(定義はされているが、使用は不可)
lsdev -C -H で表示(-H はヘッダー)
★オプションの C はカスタマイズのC(だと思われる)
特定のデバイスクラスの表示
lsdev -Cc cdrom
lsdev -Cc memory
特定の論理デバイスの詳細表示
lsattr -E -l -sys0
最終更新:2008年10月28日 17:17