「ノンステップでなおかつ走りやすい連節バスを」
これがこのバスを開発するに至ったきっかけでございます。
現在各社から発売されているノンステップ連節バスは、推進式で軸重が大きいこと・第三軸の操舵ができないことから、何かと不便なことがあります。
そして、本間重工業でかつて販売していた“Ace”は、牽引式で前述の問題は解決できていたのですが、ワンステップでバリアフリーへの対応に限界がありました。
そこで、この次世代型路線バス“イノベート”を開発するに至ったわけです。
課題は非常に大きなものでした。
1.先頭車両にエンジンを置き、第三軸の操舵を可能に
2.後尾車両から最前部までの段差は必ずなくす
3.デッドスペースを限りなく小さく
これらを達成するにあたり、
- コーナーエンジンを応用してを配置
- ミッドシップエンジンを片側に寄せて配置
- スロープを活用し段差を解消
などの案が出されましたが、結果ミッドシップエンジンを採用しました。
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