最強の執事 - (2012/07/12 (木) 00:09:00) の最新版との変更点
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**最強の執事
&sizex(6){&color(white){「お嬢様ァーーーーー!!!」}}
&sizex(3){少年は自分の身の危険もかえりみず、一人の少女を探した。}
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&sizex(3){これで、側でお嬢様を守ることができる!}
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&sizex(3){「すっごく怖かった!誰かが襲って来るんじゃないかって!!」}
&sizex(3){「大丈夫ですお嬢様!これからは、執事である僕がお守りします!」}
&sizex(3){「ハ、ハヤテぇ~!!うわぁ~!!」}
&sizex(3){「でも僕だけじゃ探せませんでした。}
&sizex(3){ お嬢様が僕の名前を叫んでくれたから、見つけることができたんです!」}
&sizex(3){「でも、他の人がやって来るかもしれなかったのに、どうして叫んだんですか…?」}
&sizex(3){「そ、そんなの!お前を呼ぶために決まってるじゃないか!!}
&sizex(3){他にいったいどんな理由があるというのだ!?」}
&sizex(3){
&sizex(3){
**最強の執事
&sizex(6){「お嬢様ァーーーーー!!!」}
少年は自分の身の危険もかえりみず、一人の少女を探した。
自分の主であり、恩人であり、守るべき少女を……
このゲームが始まってすぐに彼は走りだした。
何かがあってからでは遅い。それだけではなく、反射的な行動だった。
それは秒に直してわずか30秒の決断だった。
自分の身などかえりみず…………ひたすら走った…
そして彼は一時間近くを全力で走り回った。
「お嬢様…………この辺りにはいないのかな……」
自分のいるエリアは探し尽くしたんだし……
どこか見ていない場所でもあるんだろうか…………
もしかしたら、こことは全然遠い場所に飛ばされたんじゃ…………
「…それ以前にあの人はいったいなんなんですか…」
帽子をかぶった綺麗な女の人と、付き添いっぽい男の人に無理矢理こんな所に………
長い説明の中で首輪の単語が出てきて…………
モニター越しに人が突然死んでしまったし……何かの漫画にあったような展開だし………
そういえばお嬢様がそんな感じの漫画を読んでたような…………
あれって確か……バト◯・ロワイアルって言ったっけ?
ああいうのは実際にやると、サイ◯人だったり北◯拳士とか◯◯◯◯とかはチートに等しいから出ちゃいけないって……
(………なんだろう………僕のせいでシリアス感が台無しなような……………)
………………あっ!いけない、お嬢様を探さないと………
ナギお嬢様に何かあったら大変だ………………お助けしなければ…!!
でも…………ほんとにいったい何処に…………
今頃思い出したけど、他にもここには大勢の人がいるんだ。
周りにも気を配らないと………
…………よし…………
少し落ち着いて荷物を調べよう。
思い立ったらすぐに行動した。
そしてバックを広げて中を見たらすぐさま異常な物を発見した。
「…………………えっ!……………………」
なんでこんな物が……?
おかしい……ぜったいおかしい……!
バックの大きさから考えてぜったいおかしいぞ!!
自転車がなんでここに!?
「えと…いったいどうなってるんだ?」
自転車を引っ張り出してみた。すると
バックの大きさなんかお構いなしに、いつも見かける自転車が現れた。
「これってまさか、国民的アニメである某猫型ロボットの……………………」
…………………………………四次元◯ケット……………………………………
………ていうか絶対そうだ。それしか考えられないって………
でなきゃ自転車なんか入らないって…………}
じゃあこれは、四次元バックとでもいうのかな…………}
でも、僕に自転車が回ってきたのは幸運だ。
これなら通常の何倍も早く行動できるし、お嬢様を見つけたら一緒に乗ることもできる
集められてしまったのは不運だけど、今だけは運が良かった…!
「よし!もう一度探しにいこう!!」
バイト時代の自称・他称、最速便が懐かしい。
サドルにまたがってペダルに足をかけていざ行かんとした時。
&sizex(6){「ハヤテェーーーー!!!!!!!」}
甲高い声が辺りに響いた。
「この声は…お嬢様!?」
聞き慣れた声に一瞬で感付いた。
こんな近くにいらしたのか!どうして気付かなかったんだ!
いや、それよりも……なんで叫んでるんだ……?
僕が言えた事じゃないけど、むやみに叫んだら危険なのは知ってるはずだ。
………ひょっとしたら僕の叫び声が聞こえたんだろうか?
「とりあえず、すぐそばにお嬢様がいるはずなんだ!!!」
バックを背負ってペダルに体重を掛け、一気に声の方に疾走した。
…………………お嬢様がさらわれた時も、何度かこうやったっけ…………………
……!……今は声の方に急がないと!お嬢様!
「……ハァ…ハァ…ハァ…ハァ……ここに…………違い…ない……」
体力は限界だった。さっき探した場所も、もう一度調べまわった。
建物は一室残らず、しらみつぶしに探した。
そして残ったのは、この病院の一室。一気に入っていった。
「ナギお嬢様っ!!」
「……!…ハヤテ!!」
やった!やっと見つけた!!
ずっと探しまわった。
お嬢様が叫んでくれなければ見つからなかった!
誰かに襲われてるわけじゃなさそうだ。
これで、側でお嬢様を守ることができる!
「ハヤテぇ~!うぅっ!会いたかった!!!」
「僕もです、お嬢様!!」
「すっごく怖かった!誰かが襲って来るんじゃないかって!!」
「ご安心をお嬢様!これからは執事である僕が、お嬢様をお守りします!」
「ハ、ハヤテぇ~!!うわぁ~!!」
僕に走り寄って大泣きしだしてしまった。
やっぱりお嬢様も、年相応の女の子なんだな…………
「でも僕だけじゃ探せませんでした。
お嬢様が僕の名前を叫んでくれたから、見つけることができたんです!」
「でも、他の人がやって来るかもしれなかったのに、どうして叫んだんですか…?危険ですよお嬢様」
「そ、そんなの!お前を呼ぶために決まってるじゃないか!!
他にいったいどんな理由があるというのだ!?」
「だいたい、先に叫びまわっていたのはどっちだ!!?
危険なのはお前の方だ!………」
あっ……いけない、そうだったんだ……
下手をしたら僕が襲われていたかもしれないんだ……
「も…………申し訳ありません……お嬢様…………」
「!!ま……まあしかし、こうやって私の所へ駆けつけてくれたんだ。
それで……まあ、その………お前の危険行為は大目に見よう…!!」
「あ、ありがとうございますお嬢様!!」
「おお、お、おい!!なんでハヤテが抱き着くんだ!?
抱き着いているのは私の方だ!」
ああっ!いけない!
「あ、あははっ!そうでしたね。抱き着いているのはお嬢様……って…あれ?」
「う、うわわ!別に怖かったわけじゃないぞ!!お前と会って安心しただけだ!!」
「でも先程怖かった~……と…」
「う、うるさい!そんなの一言も言ってないぞ!!」
「そう……ですか」
「だいたい!お前はそそっかしくて、危なっかしくて!周りを見ないで!
さっき叫んでいた時も、自分の事なんか考えていなくて……私の事しか……」
…………お嬢様…………
「…だから命令だ!ハヤテ!!」
「はっ、はい!」
「これからずっと、私の側から離れるな…!
ハヤテは私の隣にいて………襲って来る奴らから私を守るんだ」
「わかったな!」
この喋り方………良かった……いつものお嬢様だ………
もういつもの調子を取り戻されたようだ………
おいハヤテ!聞いているのか!?」
「………………ッフフ、ハハハ!」
「ハ、ハヤテ?」
「安心しました。お嬢様はどこでもお嬢様のままです。」
「……?…どういうことだ…?」
「お任せください。お嬢様は僕が命を懸けて守り抜きます。
ですから、これからは僕に任せて、お嬢様はゆっくりお休みください」
「………………ハヤテ…………………」
「僕は三千院家の…お嬢様の執事ですから!」
「…うん!…わかった!期待してるぞ、ハヤテ!!」
「お任せください!お嬢様!!」
&sizex(6){こうして、一人の少年…………いや、若き執事の、命を懸けた戦いが幕を開けた。}
【E-4 病院3階室内 1日目 深夜】
【綾崎ハヤテ@ハヤテの如く!】
【状態】健康・身体的な疲労中
【装備】無し}
【道具】支給品一式・MTB@ハヤテのごとく!
【思考】1、お嬢様を守り抜く!
2、あまり見ていない他の支給品を調べたい
3、疲れているので少し休みたい}
基本:相手が誰であれ、お嬢様に手を出す奴は許さない}
【E-4中間 病院3階室内 1日目 深夜】
【三千院ナギ@ハヤテの如く!】
【状態】健康・精神的な動揺(ハヤテにより緩和)
【装備】今のところ不明
【道具】支給品一式
【思考】1、ハヤテに隣にいてほしい
2、ずっと周りを警戒していたので眠りたい
3、このゲームから抜け出したい
基本:何かあったらハヤテに頼む
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