ルシファー

天使だった頃は明けの明星、暁の子とうたわれ、堕天使になると小さな角、汚れた王子と非難される

邪神ベルゼブブと仲が良い

もともと「ルシフェル」として天国にいた時から、地位は神様に継ぐNo.2
大天使ミカエルと戦って、大天使ミカエルが神様からもらった聖なる剣で「ルシファル」を倒し、地獄へ落とされ「ルシファー」となって地獄で修行を積んでいた時は、地獄でNo.1


七つの大罪の傲慢を司り嫉妬深い

悪魔の名前として世界一有名と言っても過言でなく、堕天使の長としても非常に有名。

別名の「サタン」を含め、彼に関して何も聞いた事が無いと言う人はかなり少数だと思います。

悪魔の伝承には諸説あります(本当に多いです)ので、あくまで一例として参考までにとどめて下さい。

その元熾天使故の神々しさから古くから人々の心を魅了して離さず、正に魔神と言える存在です。

異名としては「ルシフェル」「ルキフェロ」等があり、名前には「光照らす者」「光を掲げる者」「明けの明星(金星)」と言う意味が込められています。

「明けの明星」と「神を讃える歌」を司り、明けの明星が「太陽」より先に暗闇を照らす姿を傲慢な熾天使と同一視したのが由来とされている。

この「傲慢」の属性が、後に「七つの大罪」で嫉妬を司る事になる所以でしょう。

ちなみに、「ルシフェル」が堕天した事で天使を意味する「el」が抜け落ち、「ルシファー」となったと言う俗説がありますが、日本の二次創作に因る誤りであり、ルシファーのスペルは「Lucifer」で単に言語の違いである。

一般的にはキリスト教で一番罪深い悪魔であり別名は「サタン」(←一応、公式。人によってはこちらの名の方が馴染み深いかも知れない)、人間の罪として切り離せない「原罪」の大本の原因となった、キリスト教信者にとって憎んでも憎みきれない存在。

この時には「蛇」の姿をとり、また、それ以外では「赤い竜」の姿をとる事もあった。

その影響でキリスト教に登場する「竜」は、悪魔を暗喩する事もある。

原罪の原因となった罪で手足を失った竜が蛇となったと言う説も。

彼が初めて罪を犯したのは、有名なエピソードである神からの離反です。

元は神の右に座る(キリスト教の「右」は神聖で、等しい存在を意味し、奇跡の象徴とされる)事を許された最高位の天使であったにも関わらず、天界の天使の3分の1を率いて神に反逆し、神の加護を受けた後の天使長「ミカエル」に討たれ堕天したと言うのが通説。

その理由には諸説あるが、神の右に座る事を許された自分なら神になれるのでは無いかと言う傲慢や、神が人間を寵愛した事に因る嫉妬が有力とされている。

前者の場合、七つの大罪の傲慢を司る悪魔と言うのも納得です。

現在では地獄の最深部で全てを悪魔を支配している。(その罪の重さで地獄の最下層に縛られているとも)

熾天使時代からの腹心として、同じく高名な悪魔である「ベルゼブブ」がおり、反逆に加担した他の天使達と共に堕天した。

その姿は「十二枚の翼を持つ天使」とされており、通常、最高位の天使である熾天使が六枚の翼である事を考えても、その存在が特別である事は想像に難くないでしょう。
最終更新:2012年10月21日 14:30