peercast配信のざっくりした仕組み
■既存の動画配信サイトの仕組み
YouTubeなどの動画配信サイトはYouTube社のサーバー経由で動画配信が見れます。
配信者はYouTubeに動画をアップロード、視聴者はYouTubeから配信動画を受け取ります。
■peercast配信の仕組み
1.配信者がYellowPage(イエローページ)と呼ばれる個人運営サイトに
自身のIPやポートなどの情報を載せます。
視聴者は今どんな配信をやってるか、その配信情報が掲載されるYellowPageを見に行きます。
2.見たい配信のIPをYellowPageから知った視聴者は配信者に直接繋ぎに行きます。
ですが、個人回線ですので通信速度に限界があるため繋ぐ人数には限界があります。
設定した数以上の人は直接は視聴ができません。
3.そこで配信者は繋げない配信者に今繋いでる視聴者のIPを伝えます。
4.繋げなかった視聴者は今繋いでる視聴者につないで配信を見ることができます。
これを「リレー方式」と呼びます。
5.リレーをする視聴者も個人回線なので自分の回線にあったリレー本数を設定することが可能です。
このようにリレーをつないでいくことで何人もの視聴が可能になります。
peercastでは見る人は必ずリレーを出すことを前提としています。
※注意点
peercastではリレーができない人は基本的に視聴できないような仕組みになっています。
リレーをしない人がリレーのすべてを埋めると誰も見れなくなってしまうからです。
ただし現在はリレーをできない視聴者にも配慮した仕組みがあります。
あくまでも例外的な仕組みですので、まともに見たい人はリレーができる状態を作りましょう。
→ポート開放などを参照
仕組み上わかることですが、リレーの下層につくほどリアルタイム配信では遅延が起こります。
また上層が多くなるほど回線状況の影響が大きくなり、
見れなくなったり、断続的な状況に陥ることが当たり前に起こります。
これを改善する術は現状のところ見つかっていません。
peercastは個人間で配信・視聴できる仕組みを有していますが、
不特定多数の人が視聴するためにはどんな配信があるか情報を掲載する公的な場所が必要になります。
それを担ってるのがYellowPage(イエローページ)と呼ばれる個人運営のサイトになります。
利用するときは必ず利用規約を読んで守ってください。
営利ではなく善意で提供してくれる貴重なサイトになりますので、絶対に迷惑をかけないでください。