俺の名はマキータ、研究所から兄と共に脱出し兄とはぐれたが再開後兄は股間をケジメし姉になっていたがそれはまた別のお話...。
二人のいい男が迫ってくる。
カモである、俺はリズ首都暗黒街の帝王になる男。
財布をぬすんでおいとまする。男二人はアームヘッド云々の話で注意散漫、機会は今だ。

片方はガタイのいい筋肉質な軍人風の男、そしてやや細い身なりのいい男、ポケットが膨らんでおり財布がこんにちは、いただいてさよならよ。
俺は影に隠れ待つ。やがて到達する二人。
俺は飛び出し財布を奪い走る。
男がなにかしゃべるがもう遅い、撒いた。だが、財布を確認すると後ろに気配、軍人!

羽交い締めにされる俺。体と体が密着する逃げられない。
「俺はヒレー」軍人が言う。「財布かえすからやめて」俺は懇願し殊勝なふりをして逃げるチャンスをうかがう。
「警察につき出す」無慈悲、やがてもう片方の男も近づく。
「大丈夫かヒレー」「ガール、ちゃんと捕まえたぜ」ヤバい逃げられない。

「うっいいことを思い付いた」ヒレーが笑う。なんという邪悪ないいことか?密談。
「成る程、警察の出番はあとでもいいというわけだな」
圧倒的な不安...。


第一話 終

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最終更新:2014年07月16日 08:08