リズの基地に行った。すると俺のロッカーがめちゃくちゃである。
成り上がりのパイロットの俺は実際嫌われているらしい。
心当たりがある、オネスだ。
「お前がやったのか」
「そうだスリ野郎」
言い返す言葉がないので殴った。
「ママー」
「おい心の友をよくも」ジャンボ。
「暴力で解決するぞ」
しかし、喧嘩の仲裁をヒレーがし三人ともぼこぼこにされ反省文を書かされたのでロッカーの分損した。
ロッカー代はヒレーの給料からひかれたようだ。
ジャンボと俺は仲良くなり学校に行くときの助けになった、研究施設の件はガールというヒレーの友達の財布男が調査するらしい。
あいつはかなり偉いのだ。
学校では普通の勉強もあり興味深く簡単だったが、小学生ようだとオネスにバカにされたので殴ったら殴り返されたが再びヒレーにぼこぼこにされ反省文だった。
ヒレーはこの学校でアームヘッド操縦を教えているらしい。
そして授業で俺の機体ヴァンデミエールで実戦演習をすることになった。相手はジャンボ。
アームヘッドは一人一体で別の機体に乗れることは滅多にないのだ。
理由はよくわからないオカルトめいたブードゥーだ。そしてジャンボもあのときのフリメールに乗って現れる。
学校のアームヘッドスタジアムで対峙する二機。
「アームキルは禁止だぞ」
「おいお得意の必殺技は禁止だぜ」ジャンボが挑発する。
アームキルとはアームヘッドを一撃で倒す頭部のアームホーンを用いた必殺技だ。
これをくらったアームヘッドは自分の体重で崩壊する。
俺は迷わずあのボタン、頭が回転する。ヒレーが笛をならす。
「おい!アームキルは禁止だ!」
「べつに当たらなければいいはずだぜ」
「卑怯ものめ」
「お前もすれば?」
フリメールに頭部回転機能はない、アームキル専用形態はリスクも大きいのだ。
ヒレーのような熟練者が相手だと余計そうだ。
だが相手は俺と同じ初心者、たった数ヵ月の差だぜ。
フリメールがトンファーを構える。
やる気だぜ、まあ俺も逃げる、って訳にはいかんしな。
フリメールが消える!
早い動きだ。
ヴァンデミエールは跳ぶ、上から確認、横にいたか。
膝のブレードをしたに向ける。
フリメールに向かうがかわされ地面に刺さる。身動きができぬ。
迫ってくるフリメール。トンファーが来る。
フライトシステム犠牲!やっとブレードが抜ける。
うかつだった。再びトンファー俺は砂を蹴り目潰し、怯む。
ブレード!トンファーがいなす。
ブレード、トンファーがいなす。はったりのアームホーンだ。
これがいけなかった。怯んだフリメールの破れかぶれのトンファーが足に当たってヴァンデミエールがこけて、フリメールにアームホーンが刺さった。
アームキルだ。
俺は必死にジャンボを救出した。無事だったが、ぼこぼこにされた上に反省文が待っていた。
第四話 終
最終更新:2014年07月16日 08:36