アームコア反応とはアームヘッドのアームホーン電波を察知しアームヘッドが近付いたことを感じとるシステムである。
7つの反応だから七体も来た。だがこちらはヒレー、オネス、ジャンボ、ヴァントーズが二機つまり六人で不利だ。
ヴァントーズの反応が消える!

ヴァントーズの反応が消えたのは同時だ、連携が得意な敵か?
まとまった俺たち四人のまえに赤白のアームヘッドが降り立った。

「雑魚は掃除した、こんにちはトーアの皆さん」

赤白の態度は丁寧だが血塗られた翼めいたボディが不気味!
「ブラッディフェザー...?」
「知っているのか?オネス!」
「シシキシを倒したアームヘッドだ、7つのアームホーンを持つ悪魔」
「7つ!7つもか?」
ジャンボが狼狽する。
「チートじゃねえか?」

「月並みなセリフですが、仲間になりませんか」

赤白がいう。
「リズを裏切れと言うことかな」
「そういうレベルの話ではないことはお分かりでしょう?トーアならね」
トーア?その単語を俺はかつて聞いた。だがそれは何を意味するのだ?
「私たちの敵は帝国でも連邦でもありません、蘇った邪悪の兄弟団です。わかりますね?」
「ブラザーフッド...」
「隊長?何ですかそれ」
「夢に時おり出る単語だ、意味は分からん?」
「ふん。まだ自覚なしか、どうします?」
「決まっている」
「ほう」
赤白が構えた。
「お前を倒しこの戦いを終わらせる!」
「この戦いは終わるでしょうね、私に勝てたらですが」
赤白が消える!フリメールがアームキルされた。同時だ。
あいつの爪先もアームホーンだ。オネスとジャンボは?
生体反応はある。安堵した瞬間後ろに迫る赤白!

迂闊な油断の隙をつかれた。

「完璧なアームヘッドなぞ存在しない...このセイントメシアを除けばな!」

セイントメシアの死神めいた鎌がヴァンデミエールを捉える。

「そこまでだブラッディフェザー」

セイントメシアこと赤白のアームヘッド、ブラッディフェザーの後ろにヒレー。
メシアの首を切断し、止めを刺した。


第六話 終

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最終更新:2014年07月16日 08:47