これまでのあらすじ
アームヘッドを停止させる装置を世界中にばら撒こうとするメッサー本社を止める為、本社に反抗する同社の一部所"デベロッパー"。
本社に接収された無人アームヘッド部隊を撃破した一行は、遂に本社目前にまで到着したのだった。
...あの日、僕は一人でここから逃げ出した。
でも、今は違う。
目的は微妙に違うけど...沢山の人達と一緒に戻ってきたんだ。
...家族みんなが無事に戻ったら、レーラビくんの事、紹介しないとね!
ストーリー:カウンター・アタック
第24話「逆戻ヘッドクオーター」
タウゼントフューサーは、短時間での大陸間移動という重要な役割を見事に果たし自壊した。
許容量をはるかに超えた運動量にフレームが耐え切れなかったのだ。
『ありがとうタウゼントフューサー。戦いが終わるまで少し待っていてくれよ...』
ーーーーー
メッサー本社の迎撃部隊は無人操作のギガースや固定砲台などの戦力のみで、制圧は容易だった。
『...おかしい、本社にしては警備が手薄過ぎる』
専用機ゴールドレーヴェのコクピット内、コーバンは違和感に気付いた。
『...ハリッコ君、本社内をスキャンしてくれないか?』
『了解しました...』
ハリッコはフランベルグの頭部センサーで、剣のような形状の本社をくまなく確認する...
生体反応...無し。
アームコア反応.......。
ーーー
窓の無い暗い室内。
「さあ...来たな、デベロッパー諸君」
紫髪の少年...レギは足元のスイッチを踏んで起動させる。
「俺たちの計画の邪魔は、させない。」
建造物にエネルギーが供給され始め、部屋の照明が一斉に点灯する!
ーーー
『コーバン部長...スキャンの結果が出ました、驚かないで聞いてください』
本社ビルが光を帯び始める....。
『本社ビルは...巨大なアームホーンのようです。
...あと数分で周囲の空気中プロトデルミス粒子が全て吸い尽くされます』
『くっ、一時撤退か....?』
少し離れた所にあるドームが偽装を解除!巨大兵器が起動しデベロッパーの退路を断つ!
超大型ギガース"ショグゴス"、皇京ドームと同程度のサイズで、複数の自壊粒子砲と格闘用触手を持つ危険な重装殲滅兵器だ!
『...こうなっては仕方ない、総員強行突破だ!機体が停止する前に敵機を殲滅するぞ!』
ゴールドレーヴェはデベロッパーの機体を率いてショグゴスに集中砲火!
覚醒壁を持たないギガースに対しての実弾攻撃は有効だが、相手が大き過ぎる!
「レーラビくん、僕達で活路を開こう!」「おうぜ!」
ツヴァイがショグゴスに向かうが...
「!」
アルカは何かを感じ取り左手の攻性テトラダイ刀を展開、ノールックで左側からの攻撃を防ぐ!
『ほう、今の斬撃を防いだか...』
アルカとツヴァイの右背部のコアとの調和能力、セカンダリ・ライト。
使用者に超感覚をもたらす。
「あなたは...!」
鍔迫り合い状態のテトラダイ刀を薙ぎ払い、襲撃者を引き離す!
『数ヶ月振りだな、レイルレーラビ。』
謎の襲撃者...特殊合金製の剣を装備した黒い機体は、通常の機体とは異なる何らかの反重力機構で浮遊している!
「レーリレイ!なぜここにいるぜ!」
『何故だと?メッサー社は元より我々の計画の一部、当然の道理だ』
「計画...?人々からアームヘッドを取り上げる事がかぜ!?」
『そう、全ては延命の為の計画だ...だがこれから散るお前達に教える事など無い』
黒い機体は武器を再び構え直す!
『この機体の名は"クーリーローチ"。貴様らを倒す為にレギ様から頂いたのだ...』
「だったらお前を倒して全部聞き出すだけだぜ!」
『レイルレーラビ!...死ね!!』
メッサー本社との決戦に備え、各種パーツを換装/強化されたツヴァイヘンダー。
変化したパイロットの戦闘スタイルに対応する為、さらなる筋力強化と軽量化が施されている。
アルカの搭乗するツヴァイヘンダーの調和能力の一つ。
パイロットから見て右背部のアームホーンにより発現。
超感覚、高速反応をもたらす。
最終更新:2017年01月10日 15:49