これまでのあらすじ
追憶剣レゾナンスによる記憶復元攻撃を受けた”欠けた輝きの巨人”は、そのデータ量に耐えきれず墜落…最初に転送された市街地に落下した。
…ファクトリーの計画は潰えた。……だが、何か大切な事を、思い出せないのだ。


ストーリー:リターン・デイズ 第54話「ターニング・ポイント③」


LLLLは、巨人の額から引き抜いた霊剣の光をただ眺めていた。
「…俺の中にいた、あの人格は…」
レイル・レーラビは…"回路"のルーツをどうしても思い出せない…何か、絶対に忘れてはいけないものだった筈なのに。


…それを想い出す方法は、だだ一つ。
「……!!!」
…彼はおもむろに、追憶剣で自らを貫いた。…欠損していた記憶が復元され、"あるビジョン"が流れ込んでくる!!


ーーーーー


…これは、セイル・ライラビットが氷の剣の力を借り、"麺のような物体"と戦った古代の記憶の続き……
「…はあああああ!!」
半機械化したセイルは小麦色の怪物に飛び乗り、氷の剣を突き刺す!!


その傷口から青白く光るエネルギーが侵食し、怪物の身体を崩壊させる!!
『くぁwせdrftgyふじこlp!!!?!?!』
体液を撒き散らし激しくのたうち回る麺類!だがなおもセイルは剣を深く突き刺す!!


…が、怪物は絶命する瞬間、"自身の破片"を射出!
「ぐっ…あ…」
その破片はセイルの額の左上に突き刺さり、怪物諸共水面に落下する!!


…水中。傷ついた人型の白い猛禽が、重力に引かれ沈んでゆく。
(何とか勝てたが、俺はもう駄目だな…)
次に目覚めたときには、自分も名も無き怪物になっているだろう。


…ここで、セイル・ライラビットの意識が途絶えた。
その後、”怪物の破片が埋め込まれたままの”彼の亡骸はファクトリーに回収された。
つまり、つまり、レイル・レーラビとは。


ーーーー


『…貴様は、貴様はあの時の!ずっと俺の身体に!!』
(そuだぜ、お俺タチいはレイR■・レーラビをwo演■iながらVermicelliを育ててててい■aのだぜ)
『騙していたのか!アルカ・クライアの運命を改変したのも、全部その為か!!』


(…oでw■ない、VermicelliもたNO■iかttta、だが使しし命を思い出し?アしまっ■aのだえz、ぜぜぜぜぜーーー)
"回路"の意識がどんどん大きくなっていく!それと同時にレーラビの金色の髪飾りがニョキニョキと伸び始める…!


『…ふざけるな!!』
レーラビ…いや、セイル・ライラビットは自身の頭に埋め込まれていた"回路"を力尽くで引き抜き、投げ捨てた!!


……その瞬間、"何か"が………

「………、……………。」


次回、第55話「別離」に続く。


  • Vermicelli
現行宇宙を崩壊させ、オルタナの到来を早める為にこの世界にやって来た"使徒"の一体だったもの。
本来は自分自身にしか適応されない筈の"補正"をアルカ・クライアに適応し、
時間を操る力を調和能力としてレイル・レーラビに貸し、
ファクトリーを破滅へと導いたのは全て彼だ。

  • オルタナ
現行宇宙の崩壊後に訪れるとされるおぞましき世界、代替宇宙。
オルタナの到来は宇宙の摂理であり、それを加速させる為多数の使徒が現行宇宙に送り込まれている。
…が、最後までそれに抗おうとする者達は確かに存在する。 (出典:アームヘッドwiki)


  • レイル・レーラビ
脳を損傷し記憶を失った《セイル・ライラビット》と、代替の使徒《Vermicelli》の破片の二つの意思が競合する事によって発生した第三の人格。
彼はもう何処にも居ない。



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