これまでのあらすじ
遂にメッサー最高評議会の首謀者《コレクター》を追い詰めたレインディアーズ。
だが、彼は突如光るカードを取り出し、アームヘッドの顕現を宣言する。
謎の機体《ドラウプニル》の力とは……！？
ストーリー：リターン・デイズ外伝
エピソードゼロ「ロスト・ラビット⑥」
一方その頃、上空へ舞い上がりロケット射出を強行しようとするSDM…
「RISE」『なっ』
が、上昇を終えた所で何者かの狙撃を受け、そのまま墜落する！
大型フィジカル弾を受け、絶命寸前のSDMは望遠カメラで狙撃者の姿を捉える…
『ば…馬鹿な…探知範囲外からの狙撃だと…』
そこに居たのはゾディアークAAの兄弟機《ゾディアーク∀∀》、長距離狙撃に特化したスナイパータイプだ。
「へへ…ここまでだな暗黒評議会、俺達に挑んだのが運の尽きよ」
ピクピクしているSDMをトリモチ棒で突き、粘着捕縛するオールフォバイト……
『まだだ…まだ我々最高評議会には"先生"が…』
ここで新たなアームコア反応！白兵部隊が送り込まれた廃ビルの位置だ！
「ぜああああああーーー」
その方向を見ると、閃光と共に最上階の壁を突き破り落下するレーラビの姿！
「ぜぼっ…」「レーラビくん！」
地面に激突しクレーターを作るレーラビをよそに、各部に発光パーツを備えた紺色のアームヘッド《ドラウプニル》が出現。 ゆっくりと降下を始めた……！
『やはりこのような雑魚では相手にならんか…』
「せ…先生、それはどういう…」
瀕死の味方に向かい、白紙のカードを手裏剣めいて投擲するドラウプニル！
『そのままの意味だ、貴様らなど所詮は強者をおびき寄せる為の餌に過ぎん』
『本社に遺棄されていた貴様らをサルベージし、第二次アームヘッド廃止計画を考案した事も、すべては…』
SDMに突き刺さったカードが輝き、背部のテトラダイ・ロケットがカードに吸い込まれる！
『強き者の力を奪い、我が力とする為！』
カードがひとりでに浮遊し、ドラウプニルの手に戻ってゆく！
「あいつ…仲間の武器を吸収したのか？」
全機警戒し、一定の距離を保つ…！
「レーラビくん！しっかりして！生きてる！？」
ツヴァイヘンダーツヴァイのコクピット内部、レーラビは倒れていた所を回収されていた。
「お…おう大丈夫だぜ、ちょっと全身が痺れるだけだぜ」
アルカはレーラビの無事を確認した後、モニター越しにドラウプニルを睨みつける。
「あ、アルカ、目が怖いぜ」
そのまま無言でメインブースターを起動し、両手のライフルを構える！
『ほう…貴様から来るか』
ドラウプニルの足元から地面に光の線が走り、チェス盤のような正方形のグリッドが発生する！
「アルカ君、敵の能力は未知数だ…無茶はするなよ」
「了解です…No.24、アンノウンとの戦闘、開始します」
…次回 「ロスト・ラビット⑦」に続く。
レインディアーズ所属アームヘッド。ゾディアークAAの兄弟機である遠距離狙撃型機体。高威力の実弾砲とスターシステムノヴァを装備。(出典：アームヘッドwiki)
最終更新：2018年09月16日 01:11
