これまでのあらすじ
アルカ達を乗せたツヴァイヘンダードライは、エクスマギア内部…レプリカの宇宙へと突入。
終わりなき戦いを続けるセイル・ライラビットとVermicelliの元に降り立った彼等が選んだ"答え"とは……?
「助けに?…代替者は危険だ、やつと戦うのは俺一人でいい」
『…セイル・ライラビット、僕は貴方を助けに来た訳じゃない』
「…なに?」「ぜぜ?」
『僕は…僕達は、貴方達を両方倒します』
ツヴァイヘンダードライの狭いコクピットから、アルカ・リグ・ハリッコ・オーバンの4人が現れる。
「ぜぜぜ…」「君達は…」
そして、雷電のオーバーンは黄金のゴレン・ブレードを抜き、立ち尽くすセイルに斬り掛かる!
『俺様と勝負しろ…勝ち逃げは許さんぞ!』
「くっ!」
セイルは実体化した人間サイズの追憶剣で御連刀を受け止め、鍔迫り合い!
「オーバン・ガッポ…ヒトを捨てたか!」
『チンタラ人間なんぞをやっている暇など無いわ!あと俺様は雷電のオーバーンだ』
「…アルカ君」
「行ってください、ハリッコさん…貴方は貴方の目的を!」
その言葉を聞いたハリッコは機体を降り、何処かへと走り出す!
「ありがとう…必ず戻るわ」
ツヴァイヘンダードライのコクピットハッチが閉ざされ、無感情なカメラアイがレーラビの姿をした影を睨む!
(ぜぜぜ…その機体、そういう事だったのぜ)
Vermicelliは、静かに機体顕現の構えを取る!
遠方でRRRRが顕現し、ドライと対峙するのとほぼ同時刻…
「ヒトで無いのなら、容赦はしない!」
セイルはバックステップで鍔迫り合いを離脱、機体顕現の構えを取る!
「…顕現!LLLL!」
青い光と共に出現した巨人は、一瞬で決着を付けるべくオーバンに襲いかかる!
『来い…ゼルジム!ルージンギ!』
…が!突如としてオーバンの背後から赤と青、2機のファントムが出現!体当たりでその攻撃を妨害する!!
『ギオゼド!ジギリーオ!オギムオギム!』
更に橙、緑、黄のファントムが出現!爪や刃、ドリル等の武器でLLLLを押し返す!!
「くっ…サイバー・アームヘッド!この空間に持ち込んでいたのか!」
『そうだ…全ては、奴を超える為に!』
雷電のオーバーンが右手を上げると、5色のファントム達が一斉に飛行を始め…上空に王家の紋章が浮かび上がる!
『フュージョンプロセス・スタート!』
「な…何故だ!機体が動かない…!?」
瞬間的な補正値の上昇により一時的にLLLLの動きを封じつつ、5機は変形…合体を始めた!!!
『見たくなくても見せてやろう!究極のアームヘッドをな…!』
『風林火山…雷電合体!ゼルジギオン!!!』
ヘブンの動物「ドラゴン」の姿を模したファントム。
頑強な爪と高いパワーを駆使し、戦線を切り開く。
ヘブンの動物「カッパ」の姿を模したファントム。
決戦には必要ない筈の潜水能力を持つ。
ヘブンの動物「ユニコーン」の姿を模したファントム。
高出力のアームホーン製ドリルを装備しており、地中への潜行を可能とする。
ヘブンの動物「テング」の姿を模したファントム。
扇により突風を発生させ、味方を援護する。
ヘブンの動物「ペガサス」の姿を模したファントム。
調和による電撃を操り、敵対者の動きを封じる。
最終更新:2018年11月26日 21:19