これまでのあらすじ
アルカ達を乗せたツヴァイヘンダードライは、エクスマギア内部…レプリカの宇宙へと突入。
終わりなき戦いを続けるセイル・ライラビットとVermicelliの元に降り立った彼等が選んだ"答え"とは……?


アームヘッド・ストーリー:リターン・デイズ
第61話「鋼のハート」


「助けに?…代替者は危険だ、やつと戦うのは俺一人でいい」
『…セイル・ライラビット、僕は貴方を助けに来た訳じゃない』
「…なに?」「ぜぜ?」


『僕は…僕達は、貴方達を両方倒します』
ツヴァイヘンダードライの狭いコクピットから、アルカ・リグ・ハリッコ・オーバンの4人が現れる。
「ぜぜぜ…」「君達は…」


そして、雷電のオーバーンは黄金のゴレン・ブレードを抜き、立ち尽くすセイルに斬り掛かる!
『俺様と勝負しろ…勝ち逃げは許さんぞ!』
「くっ!」


セイルは実体化した人間サイズの追憶剣で御連刀を受け止め、鍔迫り合い!
「オーバン・ガッポ…ヒトを捨てたか!」
『チンタラ人間なんぞをやっている暇など無いわ!あと俺様は雷電のオーバーンだ』


「…アルカ君」
「行ってください、ハリッコさん…貴方は貴方の目的を!」
その言葉を聞いたハリッコは機体を降り、何処かへと走り出す!
「ありがとう…必ず戻るわ」


ツヴァイヘンダードライのコクピットハッチが閉ざされ、無感情なカメラアイがレーラビの姿をした影を睨む!
(ぜぜぜ…その機体、そういう事だったのぜ)
Vermicelliは、静かに機体顕現の構えを取る!


遠方でRRRRが顕現し、ドライと対峙するのとほぼ同時刻…
「ヒトで無いのなら、容赦はしない!」
セイルはバックステップで鍔迫り合いを離脱、機体顕現の構えを取る!
「…顕現!LLLL!」


青い光と共に出現した巨人は、一瞬で決着を付けるべくオーバンに襲いかかる!
『来い…ゼルジム!ルージンギ!』
…が!突如としてオーバンの背後から赤と青、2機のファントムが出現!体当たりでその攻撃を妨害する!!


『ギオゼド!ジギリーオ!オギムオギム!』
更に橙、緑、黄のファントムが出現!爪や刃、ドリル等の武器でLLLLを押し返す!!
「くっ…サイバー・アームヘッド!この空間に持ち込んでいたのか!」


『そうだ…全ては、奴を超える為に!』
雷電のオーバーンが右手を上げると、5色のファントム達が一斉に飛行を始め…上空に王家の紋章が浮かび上がる!
『フュージョンプロセス・スタート!』


「な…何故だ!機体が動かない…!?」
瞬間的な補正値の上昇により一時的にLLLLの動きを封じつつ、5機は変形…合体を始めた!!!
『見たくなくても見せてやろう!究極のアームヘッドをな…!』

『風林火山…雷電合体!ゼルジギオン!!!』

…次回、第62話「鋼のハート②」に続く!


  • ゼルジム:DrD-1000
ヘブンの動物「ドラゴン」の姿を模したファントム。
頑強な爪と高いパワーを駆使し、戦線を切り開く。

  • ルージンギ:DrD-1500
ヘブンの動物「カッパ」の姿を模したファントム。
決戦には必要ない筈の潜水能力を持つ。

  • ギオゼド:DrD-2000
ヘブンの動物「ユニコーン」の姿を模したファントム。
高出力のアームホーン製ドリルを装備しており、地中への潜行を可能とする。

  • ジギリーオ:DrD-2500
ヘブンの動物「テング」の姿を模したファントム。
扇により突風を発生させ、味方を援護する。

  • オギムオギム:DrD-2999
ヘブンの動物「ペガサス」の姿を模したファントム。
調和による電撃を操り、敵対者の動きを封じる。



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最終更新:2018年11月26日 21:19