ここは「N.E.S.T.」。
突然現れた怪獣「バイオニクル」と戦う防衛組織の本部基地だ。
イグ隊員「……以上が、N.E.S.T.のシステム改善案です」
カンタ隊員「…俺としてはシステムのこれ以上の複雑化は避けたい(な人
ニトロ隊員「ちょっと分かりづらいwww」
ヨシダ隊員「確かにシンプルな方が隊員のやる気が出るかもな」
ゼロ隊員「と、言うワケで今回の会議はお開き」
イグ隊員「いや、改善案はもう一つあって…!」
時間が来たので会議は終了してしまった。
イグ隊員「待って下さい隊長!今のシステムではあまりにも不便な点があります!今すぐにでも改善を…」
イブ隊長「もう会議は終わったのです。私が隊長権限で独断で決める事は出来ないので次回の会議に回すしか有りません」
イグ隊員「……」
そして隊員たちは会議室を去った。
イグ隊員「…なんだよ、俺はN.E.S.T.の皆の為を思って言ってるのに」
コゼニ研究員「確かに今のままだと問題があるっすよね」
イグ隊員「だったら会議の時に賛成してくれよ」
コゼニ研究員「まぁそうカッカせずに…そうだ、気分転換にドライブでもどうっすか?今から新種の海洋怪生物の発見現場に行くんっす」
イグ隊員「もしバイオニクルだったら危険だしな」
こうしてイグ・コゼニはボンコーイV1に乗って近海へと向かった。
それから数十分後、基地に通報が入った。
シグレ隊員「隊長!海から謎の怪物が現れて二の瀬コンビナートに迫っているようです!」
マトア隊員「ほぼ同時刻にイグ隊員たちの調査機が撃墜されました!」
イブ隊長「ゼロ隊員!直ちに二人の救助に向かってください」
ゼロ隊員「あいあいさー」
二の瀬コンビナート周辺の海では新たなバイオニクル・海生怪獣イグラが暴れていた。
体の巨大なヒレが連なる先の頭部にカジキのような鋭い突起を持つイグラは、角の先から光線を発射しコンビナートを炎上させた。
もう一度光線を出そうとした時、空から海に巨大な影が浮かび
ビオナイクラーがイグラの前に立ちはだかった。
白い巨人ビオナイクラーは前回とは違う姿で腕脚にヒレのような意匠が見られた。
イグラは浅瀬に向かって一直線に突撃する。
近くに船を見止めたビオナイクラーは船に背を向け、イグラに向かって構えた。
イグラの角がビオナイクラーの肩口に突き刺さる。ビオナイクラーはお返しとばかりにイグラの角を圧し折った。
イグラは予想以上の相手にニヤッとすると、タンカーを拾い上げてビオナイクラーに投げつけた。
ビオナイクラーはタンカーをキャッチして海に降ろす。
その隙にイグラは奇襲攻撃の為に海中へと潜む。気づいたビオナイクラーも海中に潜った。
すかさずイグラの巨大なヒレが射出される。一つがビオナイクラーの肩に再び激突したが、
ビオナイクラーはそれを手に取り投げ返した。対しイグラも掴み取る。
ビオナイクラーはその隙に人差し指をクロスして遅い光線を放った。
リターン光線はイグラに当たり、大量の泡と共にイグラは消えた。
泡の中に入っていた人サイズのカプセルは海岸に打ち上げられた。
それを見て巨人も空へと去っていく。
ゼロ隊員「ビオナイクラー…何者なんだ…あのカプセルも回収する必要がありそうだな」
するとコゼニ研究員が走ってきた。
コゼニ研究員「危なかったっす、また墜落させられたっす」
ゼロ隊員「平気なのかい?…あれ、イグ隊員は?」
その時イグ隊員が肩を押さえながら走ってきた。
ゼロ隊員「大丈夫か?肩を怪我したのか?」
イグ隊員「いいや、ちょっと疲れててね」
こうして3人はカプセルを回収し基地へと帰還した。
カプセルを開けてみた所すでに開封済みのようで中身は空になっていた。
更に深まるバイオニクルの謎・・・。
数日後。
イグ隊員「…以上が、システム改善の新案です」
コゼニ研究員「賛成っす」
イブ隊長「私も賛成します」
ゼロ隊員「イブちゃんが言うなら」
ヨシダ隊員「イブッキーが言うなら」
カンタ隊員「賛成うぃぇー」
この後会議の制度自体も改善されて時間制限が排除される事となった。
続・・・く・・・?
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最終更新:2010年06月09日 16:18