ここは「N.E.S.T.」。
突然現れた怪獣「バイオニクル」と戦う防衛組織の本部基地だ。
イブ隊長「ふう…最近怪獣が多くてデータ管理も大変ね」
ゼロ隊員「水持って来ようか?」
ヨシダ隊員「そうなると思って超神水を持って来た」
マトア隊員「大変です!」
イブ隊長「どうしました?」
マトア隊員「蛇口から…うどんが出てきました」
ヨシダ隊員「なん…だと…」
そしてマトア隊員とニトロ隊員が水道管を調べ始める。
マトア隊員「水道はうどんしか流れてないですね…水が一滴も無い」
ニトロ隊員「下水道もうどんしか見えないwww
2人の調査の結果、うどんは水を供給する元から流れてきている結論になった。
ダーヌ隊員「どうやら周辺の一般家庭でも同様の現象が起こっているようです」
シグレ隊員「水道局から電話が来ました、ダムがうどんで一杯になっているそうで」
ゼロ隊員「汁の無いうどんなんてマズそ」
イブ隊長「それでは至急ダムの調査へ向かってください、シグレ隊員」
シグレ隊員「水は得意分野なんで。行ってきます」
コゼニ研究員「これが本当にうどんなのか自分も確かめにいくっす」
シグレ・コゼニはスクミズクリームV2に乗って射戸部ダムへと向かった。
ダムで2人が見たものは、水を全て吸い尽くした大量のうどんであった。
シグレ隊員「うどん工場はこの周辺には無いはず・・・?」
コゼニ研究員「例えば、例えばの話っす、カエルの卵なんかは・・・」
その時ダムが轟音と共に崩壊した。
新たなバイオニクル・豪雨怪獣シグソロロが突如姿を現したのだ。
肥大化した頭部を持つ影がダムを覆う。
シグソロロは大量のうどんの中に立ち、それらをダムに流すように蹴飛ばした。
このままでは町がうどんだらけになってしまう。
その時、雲の切れ間から巨人
ビオナイクラーが飛んできた。
以前の姿とは違い、片腕が刀状になっている。
ビオナイクラーは町に迫るうどんの波を焼き尽くすと、シグソロロの目の前に降り立った。
シグソロロは細長い複眼で巨人を睨むと、口から非常に長いうどんを放出した。
うどんはビオナイクラーの腕に巻きつく。次のうどんは首に、足に巻きついた。
うどんの波から命からがら逃げ出したコゼニ研究員はすぐに本部に通信した。
コゼニ研究員「間違いないっす、うどんは怪獣シグソロロの卵だったんすよ」
ニトロ隊員「えw普通に小麦粉の味だったけどwwww
マトア隊員「学者は中に含まれる微細の球状の物体が生物的に脈打っていると言っていたので確かにうどんじゃないようです」
ニトロ隊員「wwwww
ビオナイクラーは刀でうどんを切断する。シグソロロはうどんの塊を作りビオナイクラーにぶつける。
対しビオナイクラーは塊を切断すると、光線で周囲のうどんを燃えカスにした。
シグソロロはうどんを吐き散らして巨人の動きを封じる。
そしてシグソロロの頭部が展開し、ダムの水が広範囲でばら撒かれた。
周辺の山に、町に豪雨が降る。
ダムの水にはシグソロロの生成した孵化促進液が混ぜられており、それが卵に掛かると広範囲で卵が孵化する訳だ。
ビオナイクラーはまとわりつくうどんを斬り飛ばし、シグソロロに接近した。
それからシグソロロの頭部を掴むと、ダムの方に引き倒した。
バランスの悪いシグソロロは豪雨散布を中断して倒れこんだが、頭でビオナイクラーを押し倒した。
対峙する二つの巨体。
シグソロロが再びビオナイクラーの首にうどんを巻きつける。
ビオナイクラーは指を銃のように構えると、うどんに対しリターン光線を放射。
うどんを伝った光線によりシグソロロの体は泡状になり、大量のダムの水を残し消えた。
崩壊したダムに再び水が戻る。量は減っていたので町には流れ出なかった。
謎のカプセルは水に浮いたまま何処かへ流れていった。
そしてビオナイクラーは晴れ空の彼方へと去って行った。
ヨシダ隊員がジープで救助に訪れる。
するとダムに停まったジープに向かってシグレ隊員が走ってきた。
ヨシダ隊員「一体どこに行っていたんだぜ」
シグレ隊員「ちょっと問題がありまして」
ヨシダ隊員「・・・首が赤くなってるぜ、本当に平気なのか?」
それからN.E.S.T.隊員達が全国の「白いオタマジャクシ」の回収に2ヶ月を費やしたのは言うまでも無い。
続・・・く・・・!?
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
最終更新:2010年06月09日 16:19