ここは「N.E.S.T.」。
突然現れた怪獣「バイオニクル」と戦う防衛組織の本部基地だ。

ダーヌ隊員「遂に完成しました!これが新兵器トガメロンZ3です」

ヨシダ隊員「なかなか強そうだな」
ゼロ隊員「俺には思いつかなそうなデザインだぜ」
イブ隊長「機能はどんな感じです?」

ダーヌ隊員「これは5人乗りで音速飛行可能な戦闘機形態、5万トンの物を持ち上げられるアームロボット形態、秒速50メートルで走行するの二足ロボット形態、5億度のプラズマ弾を放出できる戦車形態に変形できます。」

ニトロ隊員「オーバーテクノロジーwwwww

ダーヌ隊員「更にこの兵器の最大の特徴は防御性能にあって、様々な物質を吸収しないで弾く特殊装甲で出来ています」

ニトロ隊員「そんな装甲どうやって加工したんですかwwwwww

ダーヌ隊員「あくまでビーム粒子等の影響を受けないだけであって、5億度を超えれば溶けてしまいます」


イグ隊員「・・・確かに、強い兵器が出来るのは良い事かもしれない。しかし、ここまで強くする必要はあるのか?」

ダーヌ隊員「これからもっと強いバイオニクルが現れるかもしれないじゃないですか」

イグ隊員「この兵器も通じない相手が現れたら?」

ダーヌ隊員「もっと強い兵器を作れば良いのです」

イグ隊員「・・・それは、血を吐きながら続ける悲しいマラソンですよ・・・」


マトア隊員「イグ隊員の言いたい事、分かります。相手は謎の怪物とはいえ、生き物です。過度に傷つけて命を奪うのは良くないと思います」

ヨシダ隊員「5億度のプラズマが与える環境への影響を考慮する必要もあるしな」

ゼロ隊員「今までの兵器でまかなえるって訳か」

ダーヌ隊員「そんなこと言って、後で絶対に新兵器が必要になりますよ?」

イグ隊員「生物に優しい新兵器がね」


そして隊員たちは整備室を去り、それぞれの持ち場に戻った。


ダーヌ隊員「私だって地球の為に頑張って開発したのに・・・」

コゼニ研究員「地球を守る為に作った兵器が地球を傷つけてしまう・・・難しいっすよね」

ダーヌ隊員「あ、研究員。いたんですか?」

コゼニ研究員「ところで・・・」

ダーヌ隊員「?」



数十分後、基地のブリッジにて。

マトア隊員「N.E.S.T.基地の下方50M地点に巨大な生物反応が!」

ゼロ隊員「バイオニクルかッ!?」

やはりそうであった。基地の敷地内に巨大な穴が開き、中から巨大な蛇の顔が飛び出した。
新たなバイオニクル・変形怪獣ゴランドンである。
それは一見単なる巨大なコブラのようにも見えた。

だが地上に出るなり、首の突起が薄くなって腹部が盛り上がり長い手足が生えてきた。

ニトロ隊員「変形したwwwwwwwwwwwww

ゴランドンは大きな口を開くと、喉から毒液を噴射して基地に攻撃した。
それは酸性であり基地の外壁を溶かす。

イブ隊長「ボンコーイV1とスクミズクリームV2で迎撃を!」

シグレ隊員「2機とも整備中で運行不可能です!」

ヨシダ隊員「だから同時整備はやめろとあれほど(ry

イブ隊長「仕方がありません・・・トガメロンZ3を使いましょう」

マトア隊員「そんな!」

ゼロ隊員「ダーヌ隊員を探したけど居なかったぜ?通信もつながらないしこれじゃ操縦出来ないよ」

イグ隊員「俺が出来ます」

マトア隊員「どうしてです?あの兵器に反対していたじゃないですか!?」

イグ隊員「現状を変えるにはこうするしかないんだよ!」

イブ隊長「・・・分かりました。直ちに向かってください」


トガメロンZ3はゴランドンの前に現れた。
二足形態でゴランドンと取っ組み合いになるが、投げられてしまう。
次にアームロボット形態でゴランドンを掴んで放り投げると、
ゴランドンは首の皮を広げ足を収納し飛行形態になり空中から毒液で攻撃してきた。

イグ隊員「やはりアレを使うしか・・・!!」

トガメロンZ3は戦車形態に変形しプラズマ主砲を収束し始めた。
見かねたゴランドンは尻尾を地面に直角に立てて、手足を四本腕のように変えて一本足形態に変形すると、主砲に噛み付き爆発させた。
トガメロンZ3は5億度の主砲の一時的な爆発に巻き込まれ崩れた。

一同「イグ隊員!」

その時、空からビオナイクラーが現れた。
指からトガメロンZ3に向かって放水して消火する。

するとゴランドンは飛行形態に変形し、鋭い牙でビオナイクラーに噛み付こうとする。
ビオナイクラーは素早く尻尾を掴むと、ゴランドン本人に噛ませた。

毒が回ったゴランドンは気絶し、地に落ちて地中潜行形態のコブラ姿に戻った。
ビオナイクラーはリターン光線を浴びせ、ゴランドンを泡に還した。


ヨシダ隊員「自らの作った毒に苦しめられる・・・人間も同じか」


ビオナイクラーは空へと去って行った。



カンタ隊員が救助に向かうと、イグ隊員は既に自力で脱出して来ていた。

イグ隊員「ダーヌ隊員に謝らなくちゃな・・・頑張って作った兵器を壊しちまった」

すると基地の裏からダーヌ隊員が現れ、イグ隊員に駆け寄った。

カンタ隊員「こんな時にいったい何処で何してたのさ?」

ダーヌ隊員「新兵器のアイデアを考えてたんです」



数週間後・・・。

ダーヌ隊員「この新兵器はワーピターX4。バイオニクルを無傷で効率的に捕獲できます」

イグ隊員「!?」



続く・・・・?


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最終更新:2010年06月09日 16:20