【ぜんかいのあらすじ】
チーム・バイティングケルベロスのサモン、ギョック、ガリバーの三人を仲間に加え、中間三層に到達したバテラ達。
そんな彼らを待ち受けていたものは、四脚のドローン・アームヘッドの集団で……
第04話「支配者、キャリアー」
『…攻撃開始』
四脚のアームヘッド達は一斉に、腰部の砲台から攻性テトラダイ粒子ビームを照射!
「!!」
先頭に立っていたバテラのラージブレードは、咄嗟に重量剣でそれを受け止める!
「バテラ!」
ラージブレードは冷静に攻性粒子を重量剣で受けながら前進、すべての攻撃を一手に引き受ける!
「…問題ない、このまま攻撃を誘導する」
デッド・ネイトの肩部が展開し、再装填したばかりの爆発物カプセルを全弾発射!
「相変わらず無茶しやがって」
自動照準ピストルでカプセルを撃ち抜き、密集していた五機を爆破処理する!!
「あいつら、何て戦い方だ…」
二人の戦いを呆然と眺めていたファランクスを狙い、爆発を逃れた敵の1機が襲いかかる!
「兄貴!目の前!!」
「うおっ!いつの間に!?」
驚いたサモンは操作ミスで機体を急速前進させ、近付く敵に渾身の体当たりをお見舞いした!
「ウワアアオオオラアアアア!!」
攻撃予測に失敗し転倒する四脚!ファランクスはそれにライフルを連射し追い打ちをかける!!
「死ね!死にやがれ畜生!!」
倒れ込んだ四脚を何度も大型シールドで殴り、そのまま機能停止に追い込む!
「兄貴!もう死んでます」
「本当か!でかしたぞギョック」
そして…ファランクスが周囲の様子を再び伺うと、敵の数は残り3機。
「何でえ、もう終わりそうじゃねえか」
敵部隊の殆どが、バテラとアオヤギの二人によって撃破されていた。
…が。突如、バテラ達の通信に謎の音声が割り込んでくる。
『…やはり、通常モードでは相手にならないか』
電波の発信源…無人ビルの屋上には、真っ白な服を着た不審な男!
「貴様は…政府の者ではないな、何者だ?」
バテラの問いに対し、謎の白装束は…
『我々は"キャリアー"、この地を支配し、お前たちを試す者だ』
「試すだと!?それは一体…」
『オフィシャル・ガード・ユニット、武装制限解除』
すると突如、動きを止めていた四脚達が変形を始め…
『答えを知りたければ…戦って、登れ』
格納されていたクローとアームホーンドリルを展開し、攻撃的な姿へと変化を遂げた。
「げえ!こいつら変形しやがった!」
「気を付けろ…さっきまでとは雰囲気が違うぞ!」
3機の四脚は先程とは比べ物にならないスピードでホバー移動を開始…蛇行しつつこちらへと近付いて来る!
(やはり…レイブースターを使うしか…)
バテラは再び、銃型の注射器を手に取り…
オフィシャル・ガード・ユニット(武装制限解除形態):LID-OGU-01
管理者の命令を受け、武装の制限を解除したドローン・アームヘッド。
攻性粒子砲付きアームホーンドリル、イージーホーンクロー等の危険な武装を使用してくる。
最終更新:2019年10月06日 17:14