オールジャンルバトルロワイアル @ ウィキ内検索 / 「動き出す者、その名は・・・」で検索した結果

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  • 動き出す者、その名は・・・
    動き出す者、その名は・・・ ◆QkRJTXcpFI D-7地区の森の中、 一本の檜の根元で一人の男が寝ている。 剽悍な顔立ちに、美しい口髭を持つナイスミドルである。 男の名前はハン。 世紀末の世に出現した、 弱肉強食の国家通称『修羅の国』を治める 三人の羅将の一人であり、 北斗神拳とは古くに分かれた北斗の拳、 北斗琉拳の使い手である。 しかし、この殺し合いの場における彼の名前は もはや「ハン」では無い。 名前を変える能力を手に入れた参加者の一人、 ルガール=バーンシュタインに名前を変えられてしまったのだ。 今の彼の名前は、「ゼロ」と言う。 ◆ (俺ともあろう者が対峙した相手を三人も逃すとは・・・・不甲斐ない) ハンがこの場で寝ていたのは、恐ろしく昂った怒気を鎮めて冷静になるためだ。 二人...
  • ◆QkRJTXcpFI
    ...六条御息所 143 動き出す者、その名は・・・ ゼロ(ハン) 登場させたキャラ 2回 カン=ユー、キリコ=キュービィ 1回 本郷猛、北条沙都子、阿魔野 邪鬼、地虫十兵衛、室賀豹馬、涼宮ハルヒ、前原圭一、フランツ=フェルディナント、竜宮レナ、パトラッシュ、六条御息所、ゼロ(ハン) 作品に寄せられた感想 名前 コメント
  • 独白
    ...で読む Back 動き出す者、その名は・・・ Next 間然。一体いかなる思考にて私の思想に異を唱えるか 投下順で読む Back 動き出す者、その名は・・・ Next 間然。一体いかなる思考にて私の思想に異を唱えるか 湖のほとりで休憩 カズヤ 10^4 湖のほとりで休憩 鈴木万吉 10^4
  • 怪しい洞窟へ行こう!
    ...いの詩』 Next 動き出す者、その名は・・・ 投下順で読む Back 『戦いの詩』 Next 動き出す者、その名は・・・ 剣法一本勝負 阿魔野邪鬼 颯爽登場! 日の出美少年ズ こんなに近くで…… ジャイアンの母 颯爽登場! 日の出美少年ズ
  • 【101~150】・SSタイトル元ネタリスト
    ...校へ行こう 143 動き出す者、その名は・・・ 144 独白 145 間然。一体いかなる思考にて私の思想に異を唱えるか 「とある魔術の禁書目録」の登場人物アウレオルス=イザードのセリフ 146 上は大火事、下は洪水、これな~んだ? なぞなぞ「上は洪水、下は大火事、これな~んだ?」 147 信じるものほど報われず 「信じるものは救われる」 148 真面目に書いたのに無理だった 149 希望は儚きライダーのために 同人ゲーム「東方風神録」BGM「信仰は儚き人の為に」 150 ひぐらしもうなる味噌に トシコシ編 ひぐらしのなく頃に+投下日が12/31で年越し
  • 小さな星が導く時
    ...秋山深一 7777 動き出す者、その名は・・・ ハン(→ゼロ) 7777
  • 髭の方は2000だけ
    ...けありえない ハン 動き出す者、その名は・・・ デフォルト名がないとけっこう悩む ルガール・バーンシュタイン オムニバス
  • 【101~150】
    ...イアンの母 143 動き出す者、その名は・・・ ◆QkRJTXcpFI ゼロ(ハン) 144 独白 ◆rc417qeK9o カズヤ、鈴木万吉 145 間然。一体いかなる思考にて私の思想に異を唱えるか ◆.pKwLKR4oQ 楠沙枝、パトラッシュ、チビすけ、ハクオロ、赤根沢玲子(レイコ) 146 上は大火事、下は洪水、これな~んだ? ◆.pKwLKR4oQ 六条御息所、スペランカー、ハエ叩きの手 147 信じるものほど報われず ◆/O9sjV9JyQ 狭霧嘉麻屋、◆6/WWxs9O1s@カオスロワ、キリコ・キュービィ 148 真面目に書いたのに無理だった ◆uoITGdkEc6 ああああ 149 希望は儚きライダーのために ◆OQfaQnysJI 本郷猛、北条沙都子、ユーフェミア・リ・ブリタニア 150 ひぐらしもうなる味噌に トシコシ編 ◆.pKwLKR4oQ 前原圭一、フランツ・フ...
  • 第二回放送までの本編SS
    ...イアンの母 143 動き出す者、その名は・・・ ◆QkRJTXcpFI ゼロ(ハン) 144 独白 ◆rc417qeK9o カズヤ、鈴木万吉 145 間然。一体いかなる思考にて私の思想に異を唱えるか ◆.pKwLKR4oQ 楠沙枝、パトラッシュ、チビすけ、ハクオロ、赤根沢玲子(レイコ) 146 上は大火事、下は洪水、これな~んだ? ◆.pKwLKR4oQ 六条御息所、スペランカー、ハエ叩きの手 148 真面目に書いたのに無理だった ◆uoITGdkEc6 ああああ 149 希望は儚きライダーのために ◆OQfaQnysJI 本郷猛、北条沙都子、ユーフェミア・リ・ブリタニア 150 ひぐらしもうなる味噌に トシコシ編 ◆.pKwLKR4oQ 前原圭一、フランツ・フェルディナンド 151 運命の皮肉 ◆OQfaQnysJI キラ・ヤマト、枢木スザク、リュウタロス(シン・アスカ) 152 ...
  • その名は101
    その名は101 ◆h3Q.DfHKtQ 猫屋敷は崩壊した。 イフリートが放った炎と衝撃は、 屋敷を完膚なまでに破壊していた。 残骸は、落とし穴などを通して地下迷宮にまでなだれ込み、 炎は石畳も焦がした。 しかしそれらも、じきにトラップの濁流に洗い流された。 地下迷宮は完全に水没していた。 しかし… 「ククク・・・」 だが、しかしっ! 「クククク・・・・!」 スペランカー先生は死んではいなかった! 「はーっ、はっはっはぁあっ!最高にハイってやつだぁぁぁぁっ!」 瓦礫の上で某吸血鬼漫画家の描いた漫画みたいなポーズを取って哄笑しているのは、 我らがスペランカー先生に他ならない。 いや、本当に彼はスペランカー先生なのだろうか? そもそも、スペランカー先生の虚弱体質で、 あの「上は大火事、下は洪水」の絶...
  • 余の名はズシオ
    余の名はズシオ ◆MrWWMupjJ6 「なんでこんな事に……私達はようやく運命を乗り越えたはずなのに」 少女、古手 梨花は呟く。 「殺しあえだなんて!くそ、誰がそんな事するもんか。私達は最期のその瞬間までこんな運命抗ってやるんだから」 横を流れる川を見つめながら梨花は主催者に向かってそう宣言した。 そして見つける、川上から人が流れてくる事に。 「ちょっと、大丈夫・・・うっ!?」 その少年の背中を見て、梨花は思わず後ずさる 「な、なんで? なんでなの?」 少年の背中には刀が突き刺さり、わき腹にはトマホークが肉を裂き、頭には大砲の弾がのめり込んでいた。 「もう殺し合いが始ってるっていうの? またこんな簡単に、人が死ぬというの?」 ざばあ~ 「あ……れ? ここは!?」 少年が起き上がる 「え?」 梨花は口が外れそうなぐら...
  • 【な~ほ で始まる作品の参加者】
    ...シュタイン 143 動き出す者、その名は・・・ ◆QkRJTXcpFI ゼロ(ハン) 180 小さな星が導く時 ◆.pKwLKR4oQ 秋山深一、ハン(ゼロ) 196 7777 ◆YOtBuxuP4U 秋山深一、ハン(ゼロ)、黄桜可憐、ビブリ 218 だって、それが、サイゴニノコッタミチシルベダカラ ◆.pKwLKR4oQ ハン(ゼロ)、黄桜可憐 2/2【ボンバーマンジェッターズ】 MAX 052 ヘタレないとイイナ ◆idJgve9t0Y ヤムチャ、マイメロディ、MAX 123 『二人の認証』 ◆.pKwLKR4oQ 神山満月、マシロ、カイジ(宇海零)、ペットントン、MAX 165 オムニバス ◆.pKwLKR4oQ 室賀豹馬、ルガール・バーンシュタイン、秋山深一、L字ブロック、MAX、ゼロ、ネギ・スプリングフィールド、アキ、クレア・スタンフィールド 182 颯爽登場!...
  • 水難事故
    水難事故 ◆MrWWMupjJ6 星の光が辺りを照らす中、長いストレートの髪が風に揺れる。 少女、古手梨花はぼうっと星を見ながら考えごとをしていた。 (私の知り合いは、沙都子と圭一とレナ、頼れる大事な仲間。心強いけど心配でもあるわね) 共に運命を乗り越えた部活メンバーが集まれば、こんな殺し合いだって乗り越えられるはず・・・梨花はそう信じていた。 (みんなで力をあわせればきっと・・・) そこで梨花の思考は途切れる。 「梨花、大変だ!すぐ来てくれ!!」 「みー!ズシオ、一体どうしたのですか!?」 旅の連れの緊迫したその声に梨花は慌てて後を振り向く。 「マヨ取ってくれマヨ、手が届かんし」 「・・・」 見るとそこには地面に座ったズシオが茶碗片手にご飯を食べていた。 3m先に置いてあるディバックの上には確かにマヨネーズがあ...
  • 古手梨花のなく頃に
    古手梨花のなく頃に◆MrWWMupjJ6 えっちらおっちらと山を降りたズシオと梨花。 二人が辿りついたそこはハッテン場だった。 据えたようなえもいえぬ臭いに梨花が鼻を押さえて呟く。 「みー、なんだか淀んでいるような・・・変な空気なのです」 「おいおい梨花、怖気づいたのか?ならば余にすがり付くといい!」 笑いながらズシオがのたまった。 「ズシオにすがり付くぐらいなら、マヨネーズにでもすがり付いたほうがマシなのです」 笑顔で梨花も言った。 「おいおい反抗期か?マヨもっと食う?」 「マヨかけごはんなんて食べてるのはズシオぐらいなのです」 「はっはっは!そんな馬鹿な!」 何がおかしいのか腹を抱えて爆笑するズシオ。 それを見ながら梨花はため息をつく。 ああ、早くまともな人間に出会いたい。 それだけが今の梨...
  • 餓えた狼
    餓えた狼 ◆h3Q.DfHKtQ 早朝、I-7地区、ハローワーク前。 今、そこで二人の男が対峙していた。 片や、スーツに身を包んだ日本人。 片や、赤い帽子に、赤いジャンパー、ジーンズとラフな格好の白人。 日本人の名は丹波文七、白人の方はテリー=ボガードという。 あらゆる意味で対照的な外見の二人だが、一つの共通点があった。 二人は、ともに獣であった。 餓えた狼であった。 東方不敗に完膚なまでに敗北した丹波文七は、 武道家として生きる道を捨てる決意をし、 ハローワークへと向かっていた。 流石にハローワークへ向かうのに 下半身が裸の今の格好のままでは不味いと、 運よくデイパックに入っていたフレッシュマンスーツに 着替え、ついでに汗臭い下着も同じく中に入っていた 新しい下着に履き替えていた。 決意...
  • Flame and bomb
    Flame and bomb ◆rc417qeK9o スぺランカー先生は走る。走る。走る。 蝙蝠の糞で死ぬと言われた肉体はすでになく、狂気の超人となった。 目指すは次の獲物。自らの力を示すために。 風の音が聞こえる。それは唸り、死者が怨みの声を挙げているのか。 いや、自らの肉体が空気という物質を切り裂き悲鳴を挙げさせてるだけだ。 「いいいいいいぃぃぃぃぃぃやっっっほおおおおおぉぉぉぉぉぉ!!!」 木々が脇をすり抜け、道が後ろにでき、目前には橋が見える。 そこに次の獲物がいた。 その男は何度も転んだのだろう。いたるところに痣がある。 しかも持ち物といえば手に持つアタッシュケースのみ。 服すら来ていないその男は慎重にその橋を渡ろうとしていた。 格好の的である。新たな能力を試す時が来たと確信する。 「うおおおぉぉぉぉぉぉ!!...
  • 黄金の瞳
    金色の瞳 ◆QkRJTXcpFI 男がいた。 総髪を肩にたれた顔は蒼白く、学者のような感じの男だが、その両眼はとじられたままであった。盲目なのである。 男、名は室賀豹馬という。 (何故わしは生きておる・・・・・?) 豹馬の頭に上った最初の考えはそれであった。 自分は、伊賀鍔隠れ衆が一人、筑摩小四郎の忍法、 「吸息旋風かまいたち」を喰らって死んだはずでは無かったか。 (ここは地獄か・・・・・?) だとすれば納得できる。気が付けば、何やら広いと思われる場所にいて、 いきなり殺しあえと言われたのだ。 事実、既に一人死んでいる。 このような天魔の所業が平然と行われるのは、正しく地獄と呼ぶにふさわしい。 (とにもかくにも訳がわから・・・ん) 豹馬の耳が、足音を捉えたのだ。 しかもかなり近い。 そして・・・・ 「ひゃはははははは...
  • 剣法一本勝負
    剣法一本勝負 ◆h3Q.DfHKtQ C-5地区に広がる森の中で、二人の男が対峙していた。 一人は、全身を「大鎧」と呼ばれる、平安時代から鎌倉、室町にかけて 使用された形式の鎧に身を包んだ背の低い男である。 その手には「贄殿遮那」という銘を持つ太刀を下げている。 もう一人は、長い総髪の、羽織姿の武士である。 正眼の構えで、打刀の切っ先を鎧の男に向けていた。 一見するとまるで時代劇の一幕のようではあるが、 これはまったくの現実であるし、時代劇だとしても、 着ている格好に時代差がありすぎる。 総髪の武士の方は、名を阿魔野邪鬼と言った。 甲賀姫宮村の住人にして、甲賀忍者である。 かつては甲賀七人衆という、異能の忍者集団の頭だったが、 憎っき宿敵、伊賀の影丸により部下たちは皆倒され、 今の彼は唯の牢人だ。 ...
  • 悪霊
    悪霊 ◆QkRJTXcpFI 愛の究極に、憎しみの究極に、ともに潜むのは殺意。 完全なる殺意は、最早感情ではなく、冷徹なる意志。 人は、神に似せて創られたという。 それでは、神の意志に潜みしものは、愛か、憎悪か。 次回「悪霊」。我、かの人を愛するが故に。 教会を出て数時間後、キリコはA-6地区に到達していた。 ここに来るまでの間、他の参加者たちに会う事や、 それ以外のアクシデントも起こらず、順調な行程であった。 ここで、キリコは一つの出会いを果たした。 ただし、相手は人ではない。 愛嬌のある顔立ちの一頭の大型犬であった。 キリコがA-6とA-7の境に差し掛かった時、 向うから歩いてくる一頭の犬を見つけた。 犬は、口に焦げたパンを咥えながら、あまり元気がない様子で トボトボと歩いてくる。 人慣れした犬...
  • 驚愕!世紀の蛇人間
    驚愕!世紀の蛇人間 ◆FEFLqd2ObE 「ツチノコ」という物をご存じだろうか? 昭和50年代から60年代にかけて、日本各地で爆発的に噂になり、 懸賞金までかけられた幻の蛇のことである。 普通のヘビと比べて、胴の中央部が膨れており、 尺取虫の様に腹を地面に這わせて進むという。 「ツチノコ」ブームが収まるに従って人々の噂にも上らなくなり、 今ではたまにテレビで思い出したように話題になる以外は、 人々の意識にすら浮かばなくなった「幻の」蛇。 では今目の前に広がる光景は夢か幻か。 幻のヘビはこのバトルロワイアルの会場で疾走していた。 それは、尺取虫のように体をくねらせ、 まるで地を這っているとは思えないスピードで地面を走っていた。 もしここにツチノコを知っている人間がいたならば、 全力で捕獲しようとするだろう。 ツチノコに掛けられた賞金はまだ...
  • 上は大火事、下は洪水、これな~んだ?
    上は大火事、下は洪水、これな~んだ?◆.pKwLKR4oQ 猫屋敷の地下深くに広がる大迷宮。 そこにわらわの本体はじっと潜んでいた。 わらわの名は六条御息所、光源氏の妻であるぞ。 今までは本体が眠っている間に生霊と化して幾人もの参加者を弄んでいたが、それも一時中断のようじゃな。 どうやら生霊となっていられるのは日が出ていない間だけで、日が出ている間はこうして普通の状態になるという事か。 それにしてもいきなり生霊から本体に意識が戻されるのは案外不思議なものじゃな。 とりあえず先の放送はどうでもいい。 何人死のうがわらわにはあまり関係がない事じゃ。 それならばそろそろ動く頃合いか。 「よろしく頼むぞ、イフリートよ」 そうやってわらわは従者に声をかける。 彼の者の名はイフリート。 わらわの支給品であり遠く異国の地における焔の神らしい...
  • UNTOUCHABL
    UNTOUCHABL ◆QkRJTXcpFI 風がビュッーっと吹いた。男の短い青い髪が揺れる。 男、キリコ=キュービィは、気がつくと古びた教会の祭壇の前で立ち尽くしていた。 ぐるりと頭を回し、教会の中を見渡す。 教会はもう使われなくなってずいぶん経つらしい。 床のタイルは剥がれ、参列者のための木の長椅子は所々腐って欠けている部分がある ものが大半だ。祭壇の両側に取り付けられているステンドグラスはいずれも割れており、 そこからは白い月の光が差し込んでいた。 「・・・・・・・」 一通り辺りを見渡した後、キリコは自分の足もとに眼を向けた。 そこには紺色のデイパックが置かれていた。自分たちにこの場所で 殺し合いをしろと言った男が言っていた物だろう。 キリコはしゃがむとデイパックを掴み、窓の外から見えないように 祭壇...
  • 甲賀忍法帖
    甲賀忍法帖 ◆QkRJTXcpFI 「殺し合いか・・・・」 ふむ、と夜の森の中、羽織を着た総髪の武家姿の男が声を漏らした。 男の名前は阿魔野邪鬼(あまの じゃき)。 かつて“甲賀七人衆”という異形の忍者集団の頭領だった男である。 しかし甲賀七人衆も既に彼一人を残して壊滅しており、今の彼は唯の牢人である。 「殺し合いのぉ・・・・」 邪鬼は再び言った。 忍者である以上、今まで幾度となく人を斬ってきた。 殺し合いに参加しろと言われば、はいそうですかと乗るのも構わなくは無い。 しかし・・・ 「先ほどの広場・・・年端のいかぬ子供も大勢いた」 相手が忍びや武士ならば斬るのに躊躇いは無い。 しかし相手が子供となると話は別だ。 任務ならばともかく、これは完全な私闘だ。だとすれば子供は斬りたくない。 それにこちらが承諾...
  • 『二人の認証』
    『二人の認証』 ◆.pKwLKR4oQ それはとても大事なもの。 どうしようもなく。 とてつもなく――  〇 ● 〇 ● 〇 ● 〇 ● 木々の間に鬱蒼と葉が茂る森の中。 夜という事もあって月の光でさえ心許ないくらいに闇が広がっていた。 そこにカイジ――元の名は宇海零――が困惑したような表情をして佇んでいた。 彼を困惑させているのは目の前にいる生物。 カイジ(零)と同じく首輪をしている事から自分と一緒でこの殺し合いに巻き込まれた参加者の一人だという事はすぐに分かった。 奇妙なのはその姿だった。 緑のずんぐりとした身体に頭のてっぺんには黄色の毛がちょこんと一房生えている謎の生物。 垂れ目で足は短く手は意外に少し長い。 はっきり言って珍獣と言っても差支えない生物であり、もちろんカイジ(零)はこのような生物を見るのは初めてだった。 それもそのはずだ。 ...
  • 俺がヘタレだと、そんなの絶対おかしいぜ!
    俺がヘタレだと、そんなの絶対おかしいぜ! ◆.pKwLKR4oQ 152人が殺し合いを興じる鮮血の島。 その北西部に広がる都市の片隅に凄惨な殺し合いには不釣り合いな建物が存在する。 その建物の名はメイドカフェ。 店内にはファンシーな柄のテーブルとイスに加えて壁にも萌え萌えなイラストが色鮮やかに描かれている。 しかも内装だけでなく外装も萌え萌えでキュートなので無機質な都市の中でも一際異彩を放っていた。 そして店内で行われている戦いもまた同様に異彩を放っていた。 「「「王様だ~れだ!」」」 不意に聞こえる3人の掛け声。 これが開戦の合図。 その合図と共に各々は己の運命を決める札を一気に手繰り寄せる。 やり直しのきかない正真正銘一発勝負。 そして数秒後、場に放たれたのは溜息と怒声。 「はぁ、またか」 そう溜息をつくのは一見すると...
  • 【051~100】・SSタイトル元ネタリスト
    NO. タイトル 元ネタ 051 第2話目に一番遠い男 TVドラマ「天国に一番近い男」 052 ヘタレないとイイナ 053 無題(053) 054 血染めの虐殺皇女 コードギアスSTAGE22サブタイトル「血染め の ユフィ」より 055 美形会議? in バトルロワイアル 「墓標」より 056 あなたの知らない世界 057 自重しない人々 058 無題(058) 059 わたしのおにいちゃん 060 少年たちと少女と猫と 061 熱いぜマイキーさん 福本伸行:著「熱いぜ辺ちゃん」? 062 火葬 063 余の名はズシオ 余の名はズシオ 064 七色の光 065 ロストメモリー 066 矜持 067 おれ彼氏 「あたし彼女」 068 ブラコン☆ナナリー 069 がち☆ぜろ らき☆すた 070 無題(070) 071 葵、夕霧、そして猫 源氏物語の巻名「葵」と「夕霧...
  • 【151~200】・SSタイトル元ネタリスト
    NO. タイトル 元ネタ 151 運命の皮肉 152 ヘタレちゃダメだと言われても 153 マジカルロリータ もえたん第1話「マジカルティーチャー」 154 【誤解連鎖】 155 おだやかな朝に 機動戦士ガンダムSEED PHASE-20「おだやかな日に」 156 ひとり 157 決意の朝に 映画「ブレイブストーリー」主題歌「決意の朝に」 158 その名は101 漫画「その名は101」 159 Second――夜明けのスタンスチェンジ 160 雑貨屋、血に染めて 機動戦士ガンダム第28話「大西洋、血に染めて」 161 Flame and bomb 162 ハンバーグって言ったのにどうしてスパゲティが出てくるの アニメキャラバトルロワイアル2nd最終話「HAPPY END」の一文より 163 帝様がみてる ライトノベル「マリア様がみてる」 164 散りゆく者への鎮魂果 ゲーム「う...
  • ◆h3Q.DfHKtQ
    ◆h3Q.DfHKtQ氏が手がけた作品 NO. タイトル 登場人物 099 剣法一本勝負 源義経、阿魔野 邪鬼 111 新たなる冒険 スペランカー、ハエ叩きの手 116 餓えた狼 丹波文七、テリー・ボガード、アンディ=ボガード 156 ひとり 丹波文七、テリー・ボガード 158 その名は101 スペランカー、ハエ叩きの手 166 明日に向かって撃て! 竜宮レナ、カムパネルラ、kskロワ住人 登場させたキャラ 2回 丹波文七、テリー・ボガード、スペランカー、ハエ叩きの手 1回 源義経、阿魔野 邪鬼、アンディ=ボガード、竜宮レナ、カムパネルラ、kskロワ住人 作品に寄せられた感想 名前 ...
  • あの時、思った
    あの時、思った ◆jRlGhMHDRg 男は喚起していた。バトルロワイアルの説明のあった部屋で男は見たのだ。 最初にガンダムと聞こえたときには耳を疑ったが 愛しくてたまらない、その声を聞き間違えるはずもない。 愛しいガンダムの名を呼ぶ。愛しき、パイロット、刹那・F・セイエイ 死んでいるはずがないとは思っていたが、実際にその姿を見るまでは安心ができなかった。 「刹那・F・セイエイ……そうか、現れてくれたか。自分が乙女座であったことをこれほど、嬉しく思ったことはない」 刹那に夢中で主催者の説明も大して聞いていない、謎の覆面男は只、己の欲望を満たす為に歩き出す。 【位置:I-2 砂丘/深夜(00 10)】 【名前】 グラハム・エーカー ?@機動戦士ガンダム00 【服装】 変態仮面 【状態】 興奮 【装備】 不明 【持ち物】 【思考】  1...
  • 飛蝗と少女
    飛蝗と少女 ◆QkRJTXcpFI 仮面ライダー、本郷猛は改造人間である。 彼を改造した<ショッカー>は恐怖により陰から人類を管理する驚くべき秘密結社である。 仮面ライダーは、<ショッカー>に切り捨てられた弱き人々の希望ために、 <ショツカー>と戦うのだ。 本郷猛は怒りと悲しみにうち震えていた。 こんな無意味な殺し合いに人々を巻き込む非道に、 失われてしまった命に、 そして今からさらに命が失われてしまうかもしれないという事実に、 本郷猛は怒り、悲しむ。 本郷は改造人間としての鋭敏な感覚で認識していた。 あの暗い広場にいたのは自分のような戦う力を持った人間だけでは無い。 むしろ、見るからに何の力も持たない「普通の人間」が大きな比重を占めていたのだ。 恐らく彼らは、ゲームに乗った「力ある者」に見つかれば、たちまち 殺されて...
  • 少年たちと少女と猫と
    少年たちと少女と猫と ◆QkRJTXcpFI 「君はどうすべきだと思うんだね?」 「決まってるだろ!!こんな腐った殺し合いを止めて、皆で帰るんだ」 G-10地区、そこの海に停泊している豪華客船「NiceBoat」の 中で、二人の少年が侃々諤々の議論を交わしていた。 一人は、何処にでもいそうな中学生ぐらいの少年。 名前は前原圭一。雛見沢村という田舎の山村でゆったりと暮らす、 口がやたらよく回る点と、“萌”の伝道師という点を除けばごくごく普通の少年だ。 相対するは、前原少年とはあらゆる意味で対照的な、金髪碧眼の美少年であった。 黒い詰襟の軍服のような格好をした彼は、外見に似合わぬ老成した雰囲気を 醸し出していた。 名前はフランツ=フェルディナント。通称、<大佐>。 秘密結社<ショッカー>の幹部にして、 ショッカー箱根基地<ラビュリントス>の司令官...
  • 無能生存体
    無能生存体 ◆QkRJTXcpFI 「ふぃぃぃっ・・・・くそぉぉぉぉぉっ!!ゼエゼエ・・・・」 8-Hエリア、湖の東側の岸辺で、一人の男がぬれ鼠のような格好で 息を切らしていた。 仕方もあるまい、彼はついさっきまで隣の湖で溺れていたのだから。 彼の名前はカン=ユー。 アストラギウス銀河の中にある、惑星メルキアの小国、 クメン王国の傭兵部隊「アッセンブルEX-10」の大尉だ。 指揮官としては無能の極みだが、“ボトムズ乗り”としては そこそこの腕前であり、またゴキブリの如き生命力と驚異の悪運の 持ち主でもあった。 事実今こうしてこの岸辺まで辿り着けたのも、 湖の中央で突如起こった津波に押し流されたからだ。 その津波は、参加者の一人、刹那=F=セイエイ(本名・ソラン・イブラヒム)が、 支給品であったゴッドガンダムを召喚した際に発生したものなのだが・・・...
  • ヘタレちゃダメだと言われても
    ヘタレちゃダメだと言われても  ◆KV/CyGfoz6 ヤムチャは砂浜でひとり、体育座りで物思いに耽っていた。 この島に来てから7時間足らずのうちに、いろいろなことがあった。 妖術使いのロボットに襲撃された。 ウサギのぬいぐるみに躓いた。 耳からビームを出すイヨとかいう名前のウサギに追いかけられた。 おまけにそのイヨは首が取れても生きていた。 かと思ったらこの殺し合いに関して説明した男がぞろぞろ出てきた。 その男たちが『キングハート』と呼んだ人物が、首が取れても生きていたイヨを一瞬で倒した。 そして、この手で、死んでいないだけのイヨに止めを刺した――― 本当にいろいろあった。 だが、紆余曲折を経ても、ヤムチャの考えは最初から変わっていない。 この島にいる者をすべて殺して優勝し、その後でドラゴンボールを集めて皆を復活させ、 遺族か...
  • あいつも、俺だ
    あいつも、俺だ ◆.pKwLKR4oQ ロワではお決まりの定期放送。 主な内容は禁止エリアと6時間での死者の発表。 そしてロワによっては放送者から追加で様々な情報がもたらされる。 何度もロワに参加させられてきた◆6/WWxs9O1sにとってそれは最早お馴染みのイベントであった。 その放送を聞き終わった参加者の様子は千差万別だ。 知り合いの名前が死者として呼ばれた事で嘆き悲しむ者。 凶悪なマーダーの名前が死者として呼ばれた事で安堵する者。 己がいるエリアが禁止エリアに指定された事で焦り出す者。 放送者が漏らした僅かな情報からロワ打倒のための策を巡らせる者。 何度もロワに参加させられてきた◆6/WWxs9O1sは実に様々な参加者を目にして、さらに自身も経験してきた。 「あいつ、死んだのか……」 だが自分が死者として名前を呼ばれる経験というものは何度ロワに呼...
  • 俺の、最高の――
    俺の、最高の―― ◆.pKwLKR4oQ ある魔法少女は友達になるには名前を呼べばいいと言った。 そんな至極簡単な事で、はじめはそれだけでいいと。 君とかあなたとかではなく、ちゃんと相手の目を見て、はっきりと名前を呼ぶのだと。 今まで全力でぶつかり合い、これから友達になる相手に向かって。 ある魔法少女はもうこの世界には存在しない名前を紡ぐ。 その名は彼女にとって最高の友達の名前。 もう誰も知りはしないその名を唯一人紡ぐのはその存在を証明するため。 その果てが歪んだ願いだとしても、彼女はその名を世界に刻み続ける。 名前。 それはこの世界において自己の存在を証明する言霊。 それは自己と他者を別個の存在として認識させるもの。 だから仮に名前のないものがいたとしたら、それはもはや真っ当な存在ではなく怪物の領域に足を踏み込んだ者なのかもしれない。 ...
  • もう何も恐くないのだ☆
    もう何も恐くないのだ☆ ◆.pKwLKR4oQ 麗らかな春の日。 桜の花びらが舞い散る大学前の並木道。 そこに一組のカップルがいた。 春、桜、カップル、といえば定番は告白のシチュエーション。 もしくは――。 「グンジィー!」 「あ……」 「なにしてるの?」 「日本の桜も当分見納めだなと思ってさ。ラッキーだったな、今年は早く咲いてくれて」 ――そう、別れ。 音無可憐とグンジィーこと武田軍司。 グンジィーが親の都合でアメリカに引っ越すと可憐が知ったのはついこの間の事だ。 それから可憐はグンジィーが引っ越さなくて済むようにありとあらゆる手を尽くしてきたが、その甲斐なく今日を迎えてしまった。 実はこれからグンジィーの送別会を開くつもりだったが、いつのまにかグンジィーの姿が見当たらなくなっていた。 そういう訳で慌てて探しに出た可憐はこうして大学前で...
  • 作品投票結果
    作品投票結果  (たぶん50音順) ◆漫画  ◆小説  ◆アニメ  ◆ドラマ  ◆ゲーム  ◆少女漫画 ◆漫画 投票作品 正式名称 備考 アフロ田中シリーズ 『高校アフロ田中』『中退アフロ田中』『上京アフロ田中』『さすらいアフロ田中』の4作品がある 伊賀の影丸 イカ娘 侵略!イカ娘 1.2の三四郎 1・2の三四郎 続編に『1・2の三四郎 2』『格闘探偵団』がある ヴィンランド・サガ うちゅう人田中太郎 うちゅう人 田中太郎 浦安鉄筋家族 栄光なき天才たち 続編に『新・栄光なき天才たち』『栄光なき天才たち2009』『栄光なき天才たち2010』がある 漢式 青春ばくはつ劇場 漢式 青春ばくはつ劇場 4コマ作品の『美川べるのの青春ばくはつ劇場』のスピンオフ作品、漢式の読みは「おとこしき」 おはよう今日もいい天気だ朝ごはんを食べようパクパクモグモグ AA...
  • 快楽の果てに
    快楽の果てに ◆.pKwLKR4oQ 涼宮ハヒルと間宮五郎は今まさに人としての快楽の絶頂へと昇りつめようとしていた。 二人の身体は限界まで熱く滾り、その欲求はもう抑える事が出来なかった。 「はぁ……はぁ……――ッ!!!」 「はぁ……あぁ……イ――ッ!!!」 そしてその時が訪れた。 二人の身体は断続的な衝撃に貫かれた。 二人の思考は真っ白になり、もう何も考える事は出来なかった。      ◆     ◆ 涼宮ハヒルと間宮五郎。 二人の表情は恍惚としていて、如何にも幸せそうなものである。 二人は自らが作り出す体液の水溜りの中で仲睦まじく抱きつき合っていた。 ただしその水溜りの色は鮮やか過ぎる『赤』だった。 「こんな淫乱な人は沙枝さんに近づける訳にはいきません」 二人の物言わぬ骸を見つめる二つの瞳。 それは下着売り...
  • だって、それが、サイゴニノコッタミチシルベダカラ
    だって、それが、サイゴニノコッタミチシルベダカラ ◆.pKwLKR4oQ 『吊り橋効果』という言葉がある。 異性と二人で危険な状況に陥ると恋が芽生える可能性が高くなるというものだ。 不安定な吊り橋の上のような危険な場でのドキドキと恋のドキドキの勘違いによる現象と言われている。 その効果は人によって様々だが、あながち出鱈目というわけでもない。 となると、殺し合いという究極の危険な状況を異性と二人で共に行動し続けると恋が芽生えるのかもしれない。 ここに殺し合いの場において誕生した一組のカップルがいる。 修羅の国の羅将であるゼロ(ハン)と有閑倶楽部の一員である黄桜可憐。 伝説の木の下で生まれたこのカップルは普通のカップルではない。 二人はお互いに約束を交わしていた。 ゼロは可憐が妻である限り可憐を殺さないと、可憐は夫たるゼロの意思に背いたら即座に殺されると、お互いに約...
  • 命題に翻弄される者たち
    命題に翻弄される者たち ◆.pKwLKR4oQ 綺麗な夜空の下、キメ細やかな砂が敷き詰められた砂浜を寂しく歩く人影が一つ。 彼の名は天童世死見。 彼には一つの命題が下されていた――『2008年10月6日2時までに誰か一人でも命題をクリアしないと天童が即死亡』 現在時刻は1時50分。 もう残り時間は10分しかない。 天童は既に生を諦めていた。 ここに来てからというもの会う者皆全て自身に下された命題をクリアできない者ばかり。 あのセルも自身に下された命題をクリアするべくどこかへ行ってしまった。 手土産に自分のデイパックをセルに与えた。 もう自分には必要ないだろうから、セルが命題をクリアできる助けになるかもしれないと思ったからだ。 目の前で宿敵・孫悟空の末路を見せられては、如何にセルと言えども命題の効果を無視する事は出来なかった。 あれから出会った参加者は一人もいない...
  • イエス・ユア・マジェスティ
    イエス・ユア・マジェスティ ◆.pKwLKR4oQ 都市部より少し離れた山の中に建てられた豪邸。 如何にも貴族階級の人物がいる気配が漂うほど気品に満ちたこの豪邸に今まさしく貴族がいた。 ジェレミア・ゴットバルト。 神聖ブリタニア帝国の名門ゴットバルト家出身で、辺境伯の爵位を持つ軍人だ。 だが、その肩書きも今では用無しだ。 今は気ままにロリっ娘アーニャと共にオレンジ農園を経営する一市民である。 だが、それも少し前までの話だ。 そう今は殺し合いの場に連れて来られた一参加者、それが今のジェレミアの状況だった。 ここに来て早々ジェレミアは強敵との戦闘に挑み、そして勝利した。 勝因は運。 空から降ってきた死体が相手の真上に落ちて来なければ、今頃勝負に負けていたのは自分だったかもしれない。 それほどまでに先程の戦いは壮絶なものだった。 勝負は時の運とも言う。 ジェレミア...
  • 気遣い
    気遣い ◆.pKwLKR4oQ 俺の名はチビすけ、見ての通りどこにでもいるただのハムスターだ。 俺には人間の言っている事は分からない。 ただ頻りに飼い主が自分を呼ぶ「チビすけ」という単語が自分の名前だという事は辛うじて理解していた。 だから俺の名前はチビすけだ。 そんな俺は今奇妙な出来事に巻き込まれている。 殺し合いだ。 何人何匹と生き物を集めて殺し合いをさせられている。 もちろんハムスターの俺ができる事なんて高が知れているが、何もしないよりはマシだろう。 俺なりに出来る事はするつもりだ。 そして俺は今「楠沙枝」という少女と行動を共にしている。 ちなみにその名前は同じく同行しているパトラッシュという名の犬から教えてもらった。 沙枝という少女は少し前まで一緒にいた男とは違って周りへの用心が周到だった。 周囲の異変を見落とさないように注意を怠らず、しか...
  • デフォルト名がないとけっこう悩む
    デフォルト名がないとけっこう悩む ◆0HuVNy/fQM  怪しい洞窟の奥深く……  悩み持つ者を待ち続ける神官の前に、新たな人物が姿を現した。 「お主もまた、望まぬ名を持つ者か……」  また救わねばならぬ子羊が一人。 神官は大いなる慈悲を以って接しようとするが、気付くのが余りにも遅過ぎた。  目の前の人物が、邪悪なる意思を持つ者であることに。 「貴様の持つ命名の力、私が頂こう! ジェノサイドカッター!」  暗い洞窟で、悲痛な断末魔が木霊した。  そして…  その声は…  山の中を行く、二人の少年の耳朶を打ったっ……! 「おい、零っ……!」  古い小銃を片手に… 周囲を警戒していた少年が振り向く…  彼の名はシン… シン・アスカ……!  今更言うまでもなく、機動戦士ガンダムSEED DESTINYの主人公……! 主人公なのであるっ……!  そして… ...
  • Lの名推理/死なない者達
    Lの名推理/死なない者達 ◆.pKwLKR4oQ 「……ん、あれ……? おかしいアル……?」 人ならざる異形の参加者。 その中でも一際異質な存在。 L字にしか見えない青い身体を持った参加者。 名簿には「L字ブロック」を表記された彼は今違和感を覚えていた。 そう『2時間も前に行われた放送』について。 「…………確かめるアル」 そう言ってL字ブロックはデイパックの中から名簿を取り出して違和感の正体を確かめるべく、ある人物の名前を探し始めた。 ちなみに名簿にはきちんとペンで死者の名前に横棒が引いてある。 え、どうやってペンを持ったかだって?――たぶんドラえもんと一緒みたいな感じ……。 「……や、やっぱり……生きているアル!?」 目的の名前をすぐに見つかった。 その名前とは『秋山深一』、教会でL字ブロックと六条御息所が共謀して殺した...
  • Lの名推理/幽玄なる巨人
    Lの名推理/幽玄なる巨人 ◆YOtBuxuP4U  たくさんの者が死んで。  たくさんの場所が血で染まって。  このふざけた催し物――バトルロワイアルが始まってから半日が経とうとしていた。  集められた152名の参加者、そして意思を持つ支給品、また、主宰たる”社長”と名乗る人物……。  様々な者たちの思惑と作為が入り乱れてこの地では誰も予想できないことばかりが起こった。  人が死に。  人じゃない者も死に。  施設はいくつも壊れ、大地は深くえぐられ。  巨大ロボットは軒並み大破した。  だがその中でも、  別世界から集められた者たちの微笑ましい交流が多数見受けられるのは、一つの救いだろう。  ある者は家族のように語らいあい。  ある者は漫才コンビのように微笑ましくある。  殺伐とした殺し合いの中にあってこそ、優しさや陽気さ、健気さは美しく輝くのだ。 ...
  • 新たなる冒険
    新たなる冒険 ◆h3Q.DfHKtQ そこを一言で言い表すなら「地下墓地」だろう。 高さ4、5メートル、幅6、7メートル、 四方を煉瓦で構成された道で、 随所随所に松明の火がともっている。 松明の火はお世辞にも強いとは言えず、 あくまでこのカビ臭い通路をぼんやりと照らす程度に過ぎず、 通路の至るところには黒い影が広がっていた。 そんな暗い通路に、突如強い光が閃いた。 マズルフラッシュ。深紅の銃が炎を吹き、 暗い通路にいた“何か”が、叫び声を上げて吹き飛んだ。 深紅の銃“クリムゾン”、あらゆる意味で伝説の傭兵、 コンバット越前こと越前康介が赤の扉の部屋から持ち出した 伝説の銃が、その銃口から紫煙を上げていた。 その“クリムゾン”を握っているのは、これまた ある意味伝説的な探検家、我らがスペランカー先生である...
  • そんなの、聞いてないぞ
    そんなの、聞いてないぞ ◆.pKwLKR4oQ この殺し合いが始まるに際して参加者一同に等しく与えられたデイパック。 その外見は何の変哲もない肩から提げる形のオーソドックスで小さめのリュックサック型。 だが外見が等しいからと言って中身まで等しいわけではない。 参加者に等しく与えられたのは、参加者名簿、地図、コンパス、水と食料、筆記用具、照明器具(ランタン)の6点。 これに加えて1~3個のアイテムが支給されている。 その内訳はまさに千差万別。 殺し合いを有利に進められる兵器から何の役に立たないハズレまで様々な種類のアイテムが参加者を一喜一憂させてきた。 ただ参加者の中には中身を確認する間もなく命を失う者もいたので、そうやって中身を確認するまで生き延びていた者達は運が良いのかもしれない。 まあ中身を確認しても死ぬ時はあっさり死ぬのがこの殺し合い。 「は...
  • 標 ~スター~
    標 ~スター~ ◆.pKwLKR4oQ 標という少年がいた。 本名も年齢も定かではない。 まだ10歳に達していないように見えるが、その風貌は大きな丸い鼻・厚い唇・右目を銀髪で隠すなど特徴的だ。 だがその風貌もさることながら標の最も特筆すべき点はその並外れた頭脳だ。 その卓越した頭脳と、それにより生み出されるカリスマ性。 それは世界的なギャンブルの代打ちすなわち王を選抜する「ドリームキングダム」にて主催者の在全無量をして『王を目指すに値する有資格者』と言わしめたほどであった。 ちなみに在全曰く、ドリームキングダムの参加者は大きく3つに評されていた。 一つ目は『王を目指すに値する有資格者』と。 二つ目は『明らかに力不足なのに大金に目の眩んだ身の程知らずな金の亡者』と。 三つ目は『王ではなく王のサポートに回る二番手狙い』と。 実はアカギ(零)も在全から『王を目指すに...
  • ズシオ
    【作品名】 余の名はズシオ 【名前】 ズシオ 【性別・年齢・職業】 男 若い 野良王子 【外見】 ボサボサ頭 【性格】 王子、マヨ、上半身裸 【口調】 余 【作品内での行動】 頭がもう一つ生えます。生えた頭が支配権を奪われそうになります。なんかよく分からない肉塊になります。「キルミープリーズ…」 【備考】 脳が取れたら死にます、でもはめれば生き返ります【作品名】 余の名はズシオ! 以下、オールジャンルバトルロワイアルでの特徴、動向など 対応するregion、endregionプラグインが不足しています。対になるようプラグインを配置してください。
  • ババ抜き
    ババ抜き ◆rc417qeK9o 「かぐや姫よ……やはりお前も呼ばれていたか」 それが名簿だというのに気がついたのは、殺した男のバックを確認している最中だった。 その紙の中の文字の中にかぐや姫の名前を見つけ、しばらく無言になり、今帝はやっとの思いで呟いた。 「ならば、私はかぐや姫のために参加者を殺さねばならない」 そして、その後に私も死のう。 最後の言葉は心の中でだけ言いながら、名簿をもう一度確認する。 その名簿には、さまざまな名前、そもそも人間の名前なのかすら分からない(そもそも私の名前も帝だった)者も多い。 また、あの殺した男の情報にあった名前、 孫悟空、セル、ヤムチャ、緋村剣心等の名前もあったことから考えると、 やはり私の知らない世界からも多数呼ばれていると考えられる。 そして殺した男の話から考えると私の力では殺すことができない者がたくさんいる。...
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