ラパ・ヌイ(Rapa Nui)

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ラパ・ヌイ

(原題:Rapa Nui)
発売年 2011年
プレイ人数 2~4人
プレイ時間 40分
対象年齢 10歳以上
デザイナー Klaus-Jurgen Wrede

ゲーム概要

チリ領イースター島(ラパ・ヌイ)の海に面する高台にずらりと居並ぶ、大きな大きなモアイ像。この像は祭祀におけるモニュメントとされている。
プレイヤーは島民として、自分たちの神を崇拝し、食料を収穫して日々の生活を支えていく。
多くの丸太を確保したら収穫祭でモアイ像を建造し、大自然の恵みを神への供物として捧げるのだ。

ルール(概略)

コンポーネントの特徴
  • 基本コンポーネントは2種類のカード。
    • 大きい「ラパヌイカード」は、5種類のプラント(丸太・木の実・魚・麦・芋)と「司祭」「モアイ像建造」の7種類。(要枚数確認)
    • 小さい「捧げ物カード」は、収穫物である「木の実・魚・麦・芋」の4種類。背中の柄はどれも一緒。
  • この他に、供物を置く岩タイルと、丸太や勝利点を表すチップがある。

セットアップ
  1. 捧げ物カード4種をそれぞれ分けて山を作り、表面を上にして置く
  2. 各プレイヤーに捧げ物カード4種を各1枚ずつと、丸太のラパヌイカードを配る
    1. 丸太のカードは、各自の場に建設する
  3. 各プレイヤーに3枚の手札を配る
    1. (初期手札のラパヌイカードは、モアイカードに偏らないよう調整法があったような気がする。要確認)
  4. 残ったラパヌイカードは山を作って裏向きに置く
  5. 山から4枚のラパヌイカードを引き、表返して順番がわかるようにずらして重ねる。このカード列を4つ作る

プレイ上のポイント
  • プレイヤーの手番の流れは以下の通り。
    基本は、①ラパヌイカードをプレイし、②場から手札を補充し、③イベントが起こる。
    • 1. 丸太を5つ払って、任意の捧げ物カードを1つ買っても良い。
      • といってもこのゲーム、丸太は限られた貴重なリソースなので、そうホイホイとは買えない。
        そのせいで忘れやすい が、重要なアクションなので失念しないように。これに関する特殊ルールも後述する。
    • 2. 手札からラパヌイカードを1枚選んで、自分の場に建設する。
      • モアイ像のみ、建設するには「丸太7」が必要。それ以外はタダで建つ。
    • 3. 手札が3枚になるまで、列の先頭にあるラパヌイカード4枚から選んで取る。
    • 4. カードを取った列の先頭に置かれているカードに対応するイベントが発生する。
      • 1手番でカードを2枚以上プレイする方法を後述するが、その場合は「最後に獲得したカード」の列がイベント発生対象となる。
  • ラパヌイカード補充の際にカードが全てなくなった列は、即時で山から4枚引いて列を作り直すこと。

  • イベント
    • 丸太・木の実・魚・麦・芋
      • 同じカードを建設しているプレイヤーは、対応する捧げ物カードを獲得する。丸太は建設されているカードの枚数分、それ以外の4種は1つ。
        建設数が単独最多数のプレイヤーは、追加で1つ同じカードを獲得。
    • 司祭
      • 同じカードを建設しているプレイヤーは、その枚数分の勝利点を得る。
        建設数が単独最多数のプレイヤーは、追加で1勝利点を獲得。
    • モアイ
      • 同じカードを建設しているプレイヤーは、その枚数分の勝利点または丸太を獲得*1する。
  • 特別イベント「モアイ祭り」
    • モアイ像が建設された時に発生する収穫祭。
      • まず、建設したプレイヤーが、手元から供物を 裏向き で1枚、岩タイルに供出。
        次に残りのプレイヤーが、時計回り順に1人ずつ、手元から供物を表向きで1枚供出。
        最後にモアイ像を建設したプレイヤーが、供物ストックから好きなものを選んで表向きで1枚供出。
      • つまり1回の祭りで、人数分の表向きの供物+1枚の裏向きの供物が捧げられる。最終的な供物の数が高いほど捧げ物1つあたりの価値が高くなるので、秘匿供物を上手に利用すべし。

  • その他のポイント
    • 手番の最初にある丸太と捧げ物カードの交換は、対応するプラントが2枚建っていると木1個分安くなる。3枚なら2個分……と、最低1木までディスカウント。
    • 手番の2でカードをプレイする際は、「木の実・魚・麦・芋」のプラントは同種のものを同時に複数建てても良い。
      その場合、追加で1枚建てるごとに丸太を1個追加で支払う。

終了条件・得点計算
  • 4つある列にカードを補充できなくなった時点でゲーム終了。最も勝利点の高かったプレイヤーの勝利。
  • 「司祭」でゲーム中に獲得した点数以外には、以下の要素が勝利点として計上される。
    • 丸太……5つで1点
    • モアイ像……建設した数1つにつき4点
    • 手元の捧げ物……全ての供物の数を数え、最多数の品物は1つ3点、二位は1つ2点、三位は1つ1点として、これを捧げ物カードに適用する。
      供物が同数の場合は双方に同じ点が入り、また最小の捧げ物カードにも点が発生するようになる。

ゲームの流れ
  1. 手札からカードをプレイして建設
    1. モアイ像が建った際はお祭りとお供え物
  2. 場からカードを拾って手札を補充
  3. 2で取ったカードの次のカードに対応するイベント発生
プラントを建てて、モアイを建てて。
イベントの起こり方がちょっと変わっている。あとはお祭りの時に多少凝った動きが入るくらいで、わりと簡単。

コメント

+プレイ感と感想について
ゲーム性
カードを取るついでに発生してしまうイベントをこなしつつ、イベント目的で手にしたカードの使い道を練りつつ、列の4枚目を取った時に変化するトレンドにも対応する。捧げ物も、積極的にコントロールするにはせっかくの得点源を謙譲しなければならないので、唯我独尊ではロスが大きい。
「やりたい事をやる」というよりは流れを読んで波に乗る感じでゲームが進み、うまく乗れた人が勝つ。ちょっとしたカウンティング以外の要点は少々ぼやけているが、いち島民として生きるテーマとの親和性は高い。
テーマ
モアイ 。モチーフの存在感が独特すぎて、もはやジャンルは「モアイゲー」である。
「建設して勝利点」形式の本作では、貴重な森林資源を大量消費する様など歴史的にシビアな側面も再現している。さすがは外国産のゲーム。
コンポーネント
基本的なパーツはカード類ばかりで見やすさ・遊びやすさに限界があるとはいえ、収穫・建築・お祭りといろいろ盛り込まれているわりにコンパクトに収まっている。全体的にはすっきりと洗練されたコンポーネント構成。

欠点

  • 序盤に丸太が不足した時、やむを得ずモアイカードを引かされるとうざい。
    ゲームを通じて捨て札をする手段もなく、その後の立ち回りに制限を受けて窮屈なプレイ模様になってしまう。
  • 丸太自体がゲーム全体を通じて本数が限られていて、モアイゲーなのに、案外自分の場にモアイが建たない。そういう意味では展開が地味。
    • 4人まで遊べる設計だが、他所の評判を見ると4人戦では揺らぎ過ぎてざっくばらんとしたゲームになってしまう様子。2人がベストバランスという声もある。
  • 勝利点チップのデザインがちと素っ気無い。数も不足気味なような?

お勧めタイプ

他人とよく絡む(というか、絡まされる)内容で、経営管理ものとしての遊び心地は良好。プレイ難度・所用時間ともほとんど軽量級に近い中量級という手軽さも良い。
慣れるまで得点周りの勘所を掴みづらい部分がある上にゲーム展開は地味な部類であるけれども、勝ち筋バリエーションが多くアドリブのよく効く気さくなタイプ。あとは「モアイ」というモチーフへの愛次第。

【お勧め度:★★★★★★☆---】



FAQ

Q:モアイの原料に石はいらないんですか?
A: 本作におけるモアイ建造は、大きな一枚岩から像の姿を取り出す製作過程はすっ飛ばして、運搬作業のみピックアップしています。職人の世界にはノータッチという事ですね。
石材リソース等もマネジメントしてしまうと、良くも悪くも「ライト寄りの中量級」からは離れざるを得ないのがいかんともしがたいところです。
最終更新:2013年04月16日 11:22
添付ファイル

*1 勝利点と丸太に振り分ける事はできない。