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ザ・シティ
(原題:The City)
発売年 |
2010年 |
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プレイ人数 |
2~5人 |
プレイ時間 |
20分 |
対象年齢 |
10歳以上 |
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デザイナー |
Tom Lehmann |
ゲーム概要
あなたは自分の街を発展させます。
街に建てた建築物は、コンスタントに収入や勝利点を生みます。次々と増やしていってください。
一定額を達成するのがとりあえずの目標ですが、一度波に乗り出した街の目覚ましい成長ぶりには、きっと度肝を抜かれる事でしょう。
ルール(概略)
コンポーネントの特徴
- 建物カード110枚。これがほぼコンポーネントの全容。
- この他に「建築家」というカードが人数分用意されている。
セットアップ
- 建築家カードを抜いて脇に置く
- 建物カードをよくシャッフルして、各プレイヤーに7枚ずつ配る
- 残った建物カードは裏返しの山を作って場の中央に置いておく
- 建物カードの山の隣には、受け皿か何かで捨て札スペースを作っておくと良い
- 各プレイヤーは手札を見て2枚捨て、それぞれ5枚のカードを持ってゲーム開始
プレイ上のポイント
- ラウンド内ではいくつかのステップがあり、全員が同じタイミングで同じアクションを行う。
- 1. カード選択
- 手札から建築したいカードを裏向きにして自分の場に出す。
- このアクションは放棄できる。その場合もちろん建築はできないが、山札から5枚取って手札に加え、そこから4枚を捨て札にする。
- 2. 建築
- 裏向きの建物カードを開示し、必要なコスト分だけ手札からカードで支払って建築する。
- コスト支払いや後述する建築条件の不足などで、建築を実行できないカードが出されていた場合は、「カード選択の放棄」に相当する手順を踏む。
- 3. 収入
- 各プレイヤーは、自分の場にある建物の収入・勝利点を合計し、獲得する。
収入は1につきカード1枚、勝利点は自前のチップか何かで合計する。
- 手札の上限は12枚。ここでオーバーしていた場合は、12枚になるまで捨て札をする。
- 誰かが50点を獲得したラウンドでゲームは終了。その後、最終得点計算を行って勝敗がつく。
- 収入ステップで50点達成者が出なかった場合は、次のラウンドが開始される。
- カード選択ステップでは、各プレイヤーそれぞれがゲーム中に1度だけ、手札からではなく「建築家」カードの建築を選ぶことができる。
- 建築家カードの建設コストはタダで、効果は「収入+1」。初期手札がどれだけ詰んでいても、最低限のその場しのぎはできる。
- いくつかの建物カードは、建築するのに条件がついていたり、収入以外の効果を持っていたりする。
- 例えば「学校」を建築するには、自分の建築エリアに「住宅」「居住地」「テラスハウス」のいずれかを事前に建てていなければならない。
- 場に建っている建築物やシンボルの総数を参照して、収入・勝利点が変動する建物もある。
- 「(カード名)の数1つにつき+1」「(カード名)があれば+1」といった、勘違いしやすいカード効果には注意。中には、他人の場を参照するものもある。
終了条件・得点計算
- 誰かが50点を達成したラウンドでゲーム終了。そのラウンドの収入ステップを満了し、最終的な勝利点を算出する。最も多い人の勝ち。
ゲームの流れ
- セットアップ
- ラウンド開始
- カード選択
- 建築
- 収入・終了条件チェック・手札上限チェック
- 終了条件が達成されなければ[2]へ戻る
コメント
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プレイ感と感想について |
- システム
- ごくシンプルで分かり易い拡大再生産カードゲーム。本作に特徴的なのは、目標額があっという間という点。
お金の代わりにカードでコストを支払うゲームとしては異様なほどの安定収入にほぼ毎ターンの上乗せがあり、気が付けばすぐに手札上限12枚到達、よりどりみどりに酔いしれる暇もなくゲーム終了、という駆け足展開が普通。そんな変テコなペース配分になっている。
- バランス
- 一応、一部に特殊効果付きの建物があったりもするが、シナジーの狭い難しいコンボを決めても、達成難度に対してさほど儲からない。軽めのゲームと割り切って遊ぶのが良いか。
- ゲーム性
- ほとんどいきあたりばったり。手札の大半を建築コストとして回転させなければならないので、序盤から先を見越したプレイをするようなゲームではない。大詰めの局面における最高コスト建物のツモ運が勝敗に大きく影響するのは、このタイプのゲームにありがち。
欠点
- テキトーかつ大味。見方によっては長所とも取れるが、洗練されているとは言いがたい。
- 勝利点計算が面倒。
- 特別なコンポーネントを付けられないのはカードゲームの常だが、対案が「紙に書け」ではちょっとしんどい。
お勧めタイプ
『レースフォーザギャラクシー』が好きな人は、その簡易版として楽しめる……かもしれない。正直なところ、展開が読めなさすぎて場当たり的にプレイさせられている感あり。
この系統では簡単な『サンファン』と比べても更にルール理解が楽であり、そのプレイ感の軽さをどこまで重視するかでお勧め度に伸び代はある。もっとも、発売年的な見地から言えば、もう少し華の要素や捻りが欲しかった。個人的には「ハデなのか地味なのかわからない、落とし所に悩む存在」である。
【お勧め度:★★★★★☆----】
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その他
- ネットで出回っている和訳シールにエラッタがあるらしい。
最終更新:2014年01月08日 10:17