スピード
(原題:SPEED)
発売年 |
1995年 |
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プレイ人数 |
2人 |
プレイ時間 |
3~5分 |
対象年齢 |
5歳・6歳・小学生から |
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デザイナー |
シュタウペ, ラインハルト |
ゲーム概要
トランプのスピードというゲームをご存知だろうか。
カードを赤系と黒系に二分して、場に2枚出されたカードそれぞれに対して+1または-1の数字のカードをリアルタイムで次々出していくゲームだ。
そのゲーム専用に作られたカードゲームがこれ。また、「スピード」の名に恥じない超特急のゲームスピードが特徴。
ルール(概略)
コンポーネントの特徴
- カードは全部で60枚。
- 1枚のカードは、「5種のシンボル・5つの色・1~5の数(シンボルの数)」の3要素をそれぞれ1つずつ持っている。
- 説明以上。
セットアップ
- カードを適当にきり、30枚ずつの2山に分ける
- 各プレイヤーが1つずつ山を伏せて置き、手札として3枚めくって持つ。以上。
プレイ上のポイント
- セットアップの状態から、適当に合図を出しつつ山札から1枚めくって場に置く。
置かれたカードと「同じシンボル」「同じ色」「同じ数」のカードであれば、上に乗せていって良い。- 減った手札は3枚になるまで随時補充可能。カードを置くのも早い者勝ち。全てがリアルタイムで進行する。
- もし「誰もカードを出せない状態」になったら、改めて双方が同時に、山札から1枚めくって山の上に出す。
終了条件・得点計算
- 山札と手札が先に完全に尽きたプレイヤーの勝利。
- タイム的な意味で「速かった」方の勝ち、という解釈でOK。
ゲームの流れ
- セットアップ
- カードをきって2山に分ける
- ゲーム開始
- 山札からカードを1枚出す
- どちらかのカードが尽きるまで、ルールに従ってカードを出し合う
全カードを二分してそれぞれが持ち、まずタイミングを合わせて1枚出す。
それ以降は、出して、補充して、また出しての早い者勝ち。ラウンドやターンの概念はない。
コメント
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プレイ感と感想について |
- ゲーム性
- 要求されるのは、頭の処理能力と手の早さ。ド直球。
- スピード感
- トランプゲームの「スピード」と比べると、カードを出せなくなっての仕切り直しになるパターンが少なく、
ゲーム開始から終了までノンストップで1分
という状況にもなりうる。
「スピード専用カードゲーム」としてかなり先鋭化された内容。
- コンポーネント
- シンプル極まりない。ゲーム自体がシンプルなので仕方ないが、シンボルデザインなどにも特に工夫はなし。いわゆる必要最小限、実に素っ気無いコンポーネントである。
欠点
- 超さっぱり味。
- とにかく止まらないという大雑把にして高速展開のゲームは、本分であるスピード感が十分とはいえ、食べ味のあっさり感もまた否めない。トランプ版「スピード」の長所と短所が更に尖っている。
- 上に書いたが、コンポーネントもさっぱりしている。
お勧めタイプ
トランプ版のスピード経験者が、ノンストップ感を味わいたいという目的で遊ぶなら○。普通にいちカードゲームとして接するにしても、安定して普通に面白い。
二人とも熟練してきてタイムの壁に挑戦する域を見据えれば、もう少しお勧め度に伸びしろができる。
【お勧め度:★★★★★★☆---】
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その他
- 出したカードについて特に宣言の必要はないと思われるが、叫びながら置いてもルール上問題はない。脳トレ的な意味ではある種お勧め。
最終更新:2014年02月18日 10:42