ヴィラパレッティ(Villa Paletti)

  • 正式ルールでのプレイ経験なし

ヴィラパレッティ

(原題:Villa Paletti)
発売年 2002年
プレイ人数 2~4人
プレイ時間 20~30分
対象年齢 8歳以上
デザイナー

ゲーム概要

変わり者の建築家「パレッティ」氏は、天空の城の建設を夢見ていました。元手は、祖父から受け継いだ土台のみ。
お金のないパレッティは、斬新な手法で夢を実現に導こうとしています。

「下の方のいらなくなった柱を、上の階に使い回せばいいんじゃね?」

なんとすばらしいアイデアでしょうか。
後に発明家として名を残す事になるパレッティ(天空の城自体は残りませんでした)の大事業が今始まります。
  • ドイツの選考委員会認定のボードゲーム賞「ドイツ年間ゲーム大賞」2001年1位受賞。

ルール(概略)

コンポーネントの特徴
  • 円形の土台が1枚。
  • 木製の柱が、太1・中1・細3の4色分、計20本。
  • 木製の床板が、「青→緑→黄→橙→赤」とだんだん小さくなる感じで計5枚。
  • この他に、各プレイヤーの担当色を決めるマーカーと、柱を抜き取るフック。以上。
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コンポーネント

セットアップ
  1. 参加者全員で、土台からはみ出さないように柱を全て立てる
  2. その後で青い床板を、やはり土台の範囲内で適当に乗せる
  3. 最も若いプレイヤーがマーカーを振り、自分の担当色を決める
    1. 他のプレイヤーは、順に任意の1色を選ぶ
    2. 最後に残った色を受け持つ人がスタートプレイヤーとなる
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プレイ上のポイント
  • 手番では、下層階から自分の色の柱を1本選択し、抜き取って最上階に置く。
    • どの階から抜いても良いし、板を支えていない柱を選んでも良い。
      ただし、いかなる場合においても、「最上階の柱」「選択した柱以外の柱」に触ってはならない。
    • 選択した柱を断念する場合は、中断を宣言して柱を元の位置に戻し、手番終了。その柱は、ゲーム終了まで一切触れなくなる。
  • 新しい床を置くことを選んでも良い。
    • 柱を動かす前に宣言する事。現在の最上階よりも1段階小さな板を、柱の上に置く(この手番では、柱は置けない)。
      最低3本の柱に支えられていれば、土台からはみ出して置いても良い。
    • この宣言による提案には、反対する事もできる。その場合は、反対者が提案者の柱を1本抜いて置く事で、その柱をゲームから除外して手番終了となる。
      反対者の挑戦が失敗した場合は、逆に提案者が反対者の柱を1本抜いて置き、ゲームから除外する事ができる。
  • 柱の得点は「太3点、中2点、細1点」。最上階に置かれた柱のみが計上される。
  • その他の詳細な建築ルールは以下の通り。
    • 柱を抜く時に床板は持ち上げても良い。ただし、必ず元の位置に戻す事。恣意的な床板の移動は反則。
    • 床板を押さえてはいけない。
    • 床板や土台からはみ出すように柱を置く事はできない(後から板が置かれた結果で柱がはみ出した場合のみセーフ)。
    • 付属のフックを使用しても良い。
    • 柱は床の上に置く事。ただし例外的に、 赤い床の上に建てられた柱の上には、柱を乗せる事ができる

  • 緑の床以降は、マイスターマーカーがプレイヤー間を移動するようになる。
    • 最初に緑の床に柱を置いたプレイヤーがマーカーを獲得。それ以降は、最高得点保持者(同点では動かない)がマーカーを得る。
    • 最初にマーカーを受け取ったプレイヤーは、自分の色を上にして置いておく。マーカーが移動した時は、1つ前の持ち主の色を上にする。

終了条件・得点計算
  • ヴィラ・パレッティが崩れるか、柱の建設が不可能になったらゲームオーバー。
    • その時点でマーカーを保持していたプレイヤーの勝利。
    • マーカー保持者が塔を崩した場合は、マーカーに示された色のプレイヤー(元マーカー保持者)の勝利。

コメント

正式ルールでは未プレイにつき、省略。
ただし「ルールに従がわなくても楽しい」タイプの手触りは感じた。

その他

  • 4人以下のルール変更点
    • 2人用……1人が2色担当する。手番では2色の内いずれかを選択し、続いて柱を選択する。得点は2色の合算。
    • 3人用……担当者のいない色は「中立色」となる。土台を含め、それぞれの階に必ず中立色の柱を1本使用する事。
      • 最上階に柱が無い場合は、その手番のプレイヤーが臨時で中立色の柱を抜いて置く。
      • 中立色も作業中断ができる。その後は引き続き自分の柱を選択できるが、他者が割り込みを宣言し中立色の作業に成功すれば、中断者は手番を失い、中立柱を立てたプレイヤーが手番を行える。
  • バリアントルール
    • 4階以上の床(オレンジ・赤)は、2本のみの柱で支えても良い。
最終更新:2014年04月25日 01:22