システム:DX3rd
シナリオ名:領域を持つ少年
深夜の街を歩く少年。
容姿は冴えないを具現化したかのようだ。
さして障害を持っていた訳ではない彼は
いじめられていた。
そう
持っていたのは
いじめられやすい体質だった。
そして今も…
「どけどけぇ!ミンチにされてぇかぁ!」
爆音を響かせた1台の車が彼に迫る。
「なんで…また僕なんだ…」
…とその瞬間。
少年の口の端が歪んだように吊り上がる。
「…どけ」
車が彼をはねる直前
「ここは俺の領域だぁ!!」
少年が足を踏んだ。
瞬間的に感じられる嫌な予感は雰囲気の温度差から来るものか。
運転手は『終わり』を確信した。
地面から突き出した巨大な棘により宙を舞った車は轟音を響かせ爆発した。
「くくく…奴らに…復讐をくれてやる…!!」
高笑いを残して少年は去っていった。
備考というか補足:
この出来事を皮切りにあらゆる事件事故を引き起こす少年に、とうとうUGNが動き出しました。
積極的に能力を使い物事を引き起こしているので侵蝕率は低くはないでしょう。
また、運転手の友人や血族をPCに据えるとRPがアツくなると思います。
少年のシンドロームはオルクスになるでしょうか。
final→終わり
legacy→車
℃→温度
最終更新:2016年04月16日 00:25