タッチ線とは、ラフっぽい線のこと。
ほほの赤らみやカゲや傷などをタッチ線で表現する事が多い。
また、
流線もタッチ線の一種。
多用すると
中割りが面倒くさいが、あまり
デッサンを考える必要がなく、多少適当でもなかなか格好よく仕上がる。
TVアニメ「天元突破グレンラガン」で多用された。
グレンラガン7話より。
このように、タッチ線(というか流線)で超高速のアクションを表現することもある。
ここまで描き込めばただの流線でなく、
エフェクトに昇華されていると言えるだろう。
コマ送りで見ると分かるが、デタラメに描いていい訳でもなく、ある程度規則的に(線が移動するように)描くとよりそれらしくなる。
imageプラグインエラー : ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (タッチ線2.jpg)
グレンラガン15話より。
ここまでくるともはや全身タッチ線。
どこまでがタッチ線でどこまでが
BLカゲか分からない。
余談
上の画像のキャラクターの
キャラ表には「思い切り濃ゆ~く描き込んで下さい」とかなんとか書かれていた。
この画像はTV放映版だが、この回の
作画監督の偏愛のせいでDVD版ではさらに描き込まれている。
が、真っ黒すぎて違いが分からず、監督に「真っ黒で画面が見えない」と言われたらしい。アホだ。(いい意味で)
描き込みすぎて色を塗れないので、輪郭用のセルとタッチ線用のセルに分けて描いたらしい。
セル時代はアナログで仕上げていたため、手間のかかるカゲをあまり付ける事が出来ず、代わりにタッチ線が多用されていた。
しかしデジタル仕上が導入されてからは、線の多い絵に色を付ける事がかえって難しくなり、また
デフォルメの効いたいわゆる萌え系の絵が流行したこともあって、タッチ線はあまり使われなくなっていった。
最終更新:2009年12月29日 01:55