執筆中に電波を受信してしまい本編より先にできたシリアスブレイカーバージョンです。
ご了承ください。
場面はホンダムが飛行機能の不調に気付くとこから派生

「……………?」

ゴッド・ハンドを噂に聞く南蛮の妖術かと警戒し、遥か上空に止まったままだった本多忠勝がふと首を傾げる。
とっとと降りて来いとばかりに吼え続けるバーサーカーの声を煩わしく感じたからではない。
気のせいか高度が徐々に下がっているように思えたからだ。
否。
気のせいではない。
明らかに本多忠勝は落ちている!
しかもバーサーカーがいるのとは海を挟んで逆方向の地へと向かって。

「■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■――!!!!!!」(おい、どこへ行く!)
「…………」(わり、ブースター壊れた)
「■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■――!!!!!!」(ちょっと待て、俺何のために生き返ったんだ!?)
「…………」(しんねえよ、行く先は風に聞けってんだ)

バーサーカーと本多忠勝の距離がどんどんと遠ざかっていく。
これが陸路ならバーサーカーは迷わず追っていたが、間に海があるとなるとそうはいかない。
アルゴー号に乗っていたこともあるが、ヘラクレス自体は泳ぐのが速い英雄というわけではないのだ。
かといって陸路で追おううにも、迂回しなければならない以上、途中で上空の標的を見失う可能性が高い。
何よりも狂化した彼の頭では、そこまで考えが及ばない。

「■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■――!!!!!!」

できるのは文字通りお流れとなったことへのやり場の無い憤りを叫んで発散することだけだった。

【バーサーカー@Fate】
※バーサーCARだと思えばおかしくないない!



一方、ブースターの不調で蛸のように空をさ迷い、海の上へと不時着した本多忠勝は。

「……ZZZ」

仕方が無いので調子がよくなるまで不貞寝を決め込むことにした。

【本多忠勝@BASARA】
※あながちキャラ崩壊ではなかったり

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最終更新:2009年10月28日 21:56