会談レストラン

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会談レストラン」(2011/08/05 (金) 09:59:57) の最新版変更点

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E-4住宅街、灰原由起夫と長谷川泰三の二人は灰原の支給品であった詳細名簿を見ながら今後について話しあっていた。 詳細名簿には二人の知らない数多くの世界と、そこに存在する参加者の事が細かく書かれていた。 灰原も長谷川も、知り合いは殺し合いなんかには乗りそうにないと互いに判断したが、この殺し合いには危険人物も多くいると知った。 例えば、殺人クラブ。 例えば、スタンドを操る殺人鬼。 例えば、心を失った殺人者。 自分の知らない世界から多くの人が来ている、という事実に二人は驚きを隠せなかった。 「…ったくよぉ、殺人クラブだとかホムンクルスだとか殺人鬼だとかマジで勘弁してくれよぉ……」 「ダな、とにかく早く梢や白鳥たちと合流しなきゃあな……」 灰原の左手に装着されたハンドパペット、流星ジョニーが苦々しく言う。 「で、どうするバラさん?銀さんや梢ちゃんがどこにいるかは分からねえんだぞ?」 「…人の集まりそうな所に行くべきダな、この会場にはホテルやら病院やら集まりそうな場所は結構あるからな。」 「でもそれってやばくねえか?殺人クラブの奴らとかもそう考えるんじゃ…?」 「…だろうな、だが他にどうしようもないだろう。」 「…そうだな。えっと、ここは確かE-4だから近くには……」 長谷川が地図を取り出し、近くの場所を確認しようとした時、遠くの方で銃声が響いた。 「…今のは!?」 反射的に身を伏せた長谷川は灰原の方を確認したのだが、そこに灰原はいなかった。 灰原はもう、その銃声のした方へと走っていたのだ。 「お、おいバラさん?!」 「すまねえ長谷川!」 灰原の頭を支配していたのは、あの銃声の先にいたのが梢たちだったら、という嫌な想像だった。 かつて若かった自分の世話をしてくれた鳴滝荘の住人が、危険な目に立たされている。 それだけで灰原の胸は張り裂けんばかりだった。 そんな時に響いた銃声は、まるで陸上競技のスターターのように灰原の身体を走らせた。 そして、その場には長谷川が一人残されたのだが…… 「ま、待ってくれよぉー!」 長谷川には、一人になる事を選ぶことはできなかった。 無論、恐怖はあったが、このまま一人でずっといる恐怖の方が大きかったのだ。 銃声のした方へ向かうと、そこには大きなレストランがあった。 開きっぱなしになった入り口を見た長谷川は、中に灰原が入って行ったと確信した。 恐怖で震える手をぎゅっと握りしめると長谷川は中に入って行った。 「おーい、バラさーん。どこにいるんだよぉー?」 「…こっちだ、長谷川。」 奥の厨房の方から、声が聞こえた。 無事そうな声に安心すると、長谷川は厨房へと入って行った。 だが、そこにあったのは長谷川の想像を超えるものだった。 紅い。 血だまりの中に、新八ぐらいの年に見える少女が倒れ伏していた。 むせかえるような血のにおいと、血だまりに長谷川は吐き気を覚えた。 その倒れている少女の前で、灰原が立っていた。 「…ば、バラさん……」 「…俺が来た時にはもう……」 「そうか……」 灰原の顔を覗き込むと、そこには沈痛な面持ちが見て取れた。 吐き気を押さえながら、灰原の視線の先を見る。 …一瞬の事だったのだろうか、まだ自分がどうなるか分からないようなそんな表情だ。 何故彼女は死ななければならなかったのか? 誰が彼女を殺したのだろうか? 長谷川の脳内に、感情が氾濫する。 怒り、哀しみ、それらがぐちゃぐちゃになったドロドロした感情。 その感情がもたらしたのだろうか、長谷川の眼から涙があふれていた。 「…長谷川。泣いてる場合じゃねえぞ。」 「…な、何だよバラさん?」 「誰か入って来たぞ。」 「なっ!?」 この状況はまずい。 長谷川はそう思っていた。 えてして殺人犯というものは現場に舞い戻るとよく言われている。 もし彼女を殺した犯人が戻ってこようものなら一たまりもない。 長谷川も灰原も、武器になるものは何一つ持っていない。 片や彼女を殺した犯人はショットガン――多分、をもっているのだ。 厨房の出入り口は一つしかない。 長谷川の体中を嫌な汗がどっと伝った。 「誰かいるのか?」 まだ若い男の声が、入口の方から聞こえてきた。 (どうするバラさん?) (…とりあえず話だけでもしてみるか。) (正気かよ!?犯人だったらどうすんだよ!?) (…そん時は、あんただけでも生き延びてくれ。) (バラさん!?) 小声で話し合う二人だったが、その会話は何者かが厨房に入ってきた事で止められた。 「…!これは!?」 入ってきたのは、忍者装束に身を包んだまだ若い少年だった。 そして彼の手に握られているものは…日本刀。 その刀身の煌めきに、灰原と長谷川は一瞬死を覚悟した。 「…そこの死体は、あんたたちが…?」 「…いや、違う。」 静寂の後に、かけられた声に灰原が答える。 目の前の少年は殺し合いに乗っているのかどうか分からない。 だが丸腰の灰原と長谷川よりも、武器的に有利である事は誰の目にも明らかだった。 「…本当か?」 「本当だ、俺たちはどちらも武器をもっていない。銃声がしたからこっちに来たらもう既にこの有様だ…」 「そ、そうだぞ!俺たちじゃないからな!」 少年は灰原と長谷川をじっと見つめたのち、少女の死体を見た。 「…さっきあんたは『銃声がしたから』とそう言いましたか?」 「ああ。」 「実は俺もそうなんだ。」 そう言うと目の前の少年は刀を鞘に戻した。 「…驚かせてすまない。俺は食満留三郎。この殺し合いには乗る気はない。」 「本当か?!」 「本当だ。」 (なぁ、バラさんあいつ信用しても良いと思うか?) (ああ、名簿でも乗りそうにない奴だと俺は思ってた。) 長谷川と灰原は小声で言葉を交わすと、そっと前に出た。 「…留三郎といったな。」 「はい。」 「俺たちも乗っていないんだ。ここはひとまず情報交換と行かないか?…ここじゃちょっとやりにくいからテーブル席に移動するか。」 長谷川の身体を、今度は安堵の汗がどっと伝った。 テーブルをはさんで、灰原と長谷川、そして留三郎は情報をそれぞれ交換していた。 灰原の詳細名簿の事もあり、思った以上にすんなりと事は進んでいた。 無論、留三郎からすると未来から多くの人が集められているという事実は留三郎には少々衝撃だったようだが。 「にしても助かったぜ、このまま丸腰じゃどうしようと思ったところだったんだ。」 「いえいえ、俺も六本全部使うなんてできないから。」 灰原と長谷川の腰に、二本ずつ日本刀がある。 留三郎に譲ってもらった六爪という太刀だった。 本来は六本一セットで使うのが六爪流なのだそうだが、当然そんな真似は出来ない。 ちょうど六本あったので各人に二本ずつ分配された。 「で、灰原さんと長谷川さんはこれからどうするんだ?」 「俺たちはこれから銀さんや梢ちゃんを探そうと思うけど…留三郎は?」 「俺は…」 留三郎は厨房の方にちょっと視線をやると、一瞬間をおいた。 「…彼女を殺した犯人を追おうと思っている。」 「何!?」 予想外の言葉に、灰原も長谷川も言葉を失った。 だが留三郎の目は真剣だった。 「何言ってんだよ!危ねえぞ!」 「危険は承知だ。だが俺は許せないんだ…彼女を殺した犯人も、この場で殺し合いを進めようとしている者も、全員。」 「そうはいってもよぉ……」 長谷川とて、許せない気持ちはあった。 だがそれ以上に彼の中にあったのは恐怖感。 相手はショットガンをもった、殺人犯。 そんな相手に留三郎は立ち向かうと言っているのだ。 正直とても自分にできる事じゃない。 「灰原さん、長谷川さん、止めないでくれ。頼む。」 「…止めやしねえよ。」 「バラさん!?」 灰原の発言に、長谷川は驚き視線をそちらに向ける。 「止めねえ。だが一つだけ約束してくれねえか。」 「なんですか?」 「…梢たちを見つけたら、保護してやってくれ。」 そう言う灰原の目には、光るものがあった。 「…分かりました。それでは」 それだけを言うと、留三郎は立ちあがりレストランを出た。 灰原と長谷川は、その背中をただ見つめていた。 「なぁバラさん、本当に良かったのか?」 「…ああ。それより長谷川…」 「なんだ?」 「あの子…埋めてやるか。」 そう言うと灰原は厨房に向かっていった。 それを追うように、長谷川も厨房へと歩いて行った。 【F-4レストラン/1日目朝】 【灰原由起夫@まほらば】 [状態]:健康 [装備]:流星ジョニー@まほらば、六爪の一本@戦国BASARA [道具]:基本支給品一式(食糧小消費)、ヴァージニアメンソール@BATTLE ROYALE、詳細名簿@現実、六爪の一本@戦国BASARA [思考]1:少女(柊かがみ)を埋葬する。    2:梢をはじめとした鳴滝荘の住人を探す。    3:殺し合いからの脱出。 [備考]:忍術学園の情報を得ました。 【長谷川泰三@銀魂】 [状態]:健康、やや汗 [装備]:六爪の一本@戦国BASARA [道具]:基本支給品一式(食糧小消費)、ヴァージニアメンソール@BATTLE ROYALE、ライター@現実、六爪の一本@戦国BASARA [思考]1:少女(柊かがみ)を埋葬する。    2:銀さん達と合流したい。    3:鳴滝荘の住人は保護したい。    4:メガネの男(日野)に対抗したいが策は思いついていない。 [備考]:忍術学園の情報を得ました。 【食満留三郎@忍たま乱太郎】 [状態]:健康 [装備]:六爪の一本@戦国BASARA [道具]:基本支給品一式(食糧小消費)、六爪の一本@戦国BASARA [思考]1:少女(柊かがみ)を殺した犯人を追う。    2:道中で鳴滝荘の住人を見つけたら保護する。    3:忍術学園の仲間と合流できればしたい。    4:殺し合いを潰す。 [備考]:鳴滝荘の住人と万事屋トリオの情報を得ました。 【支給品情報】 【六爪@戦国BASARA】 食満留三郎に支給。 元は伊達政宗が使う六本一セットの日本刀。 六爪流という政宗の無茶な使い方でも折れないことから一本一本がなかなかの業物とみられる。 |026:[[何かが足りないパンドラの箱]]|投下順|028:[[初対面の相手には、言葉遣いを気をつけよう]]| |026:[[何かが足りないパンドラの箱]]|時系列順|028:[[初対面の相手には、言葉遣いを気をつけよう]]| |009:[[おっさん2人]]|灰原由起夫|[[]]| |009:[[おっさん2人]]|長谷川泰三|[[]]| |&color(cyan){GAME START}|食満留三郎|[[]]|
E-4住宅街、灰原由起夫と長谷川泰三の二人は灰原の支給品であった詳細名簿を見ながら今後について話しあっていた。 詳細名簿には二人の知らない数多くの世界と、そこに存在する参加者の事が細かく書かれていた。 灰原も長谷川も、知り合いは殺し合いなんかには乗りそうにないと互いに判断したが、この殺し合いには危険人物も多くいると知った。 例えば、殺人クラブ。 例えば、スタンドを操る殺人鬼。 例えば、心を失った殺人者。 自分の知らない世界から多くの人が来ている、という事実に二人は驚きを隠せなかった。 「…ったくよぉ、殺人クラブだとかホムンクルスだとか殺人鬼だとかマジで勘弁してくれよぉ……」 「ダな、とにかく早く梢や白鳥たちと合流しなきゃあな……」 灰原の左手に装着されたハンドパペット、流星ジョニーが苦々しく言う。 「で、どうするバラさん?銀さんや梢ちゃんがどこにいるかは分からねえんだぞ?」 「…人の集まりそうな所に行くべきダな、この会場にはホテルやら病院やら集まりそうな場所は結構あるからな。」 「でもそれってやばくねえか?殺人クラブの奴らとかもそう考えるんじゃ…?」 「…だろうな、だが他にどうしようもないだろう。」 「…そうだな。えっと、ここは確かE-4だから近くには……」 長谷川が地図を取り出し、近くの場所を確認しようとした時、遠くの方で銃声が響いた。 「…今のは!?」 反射的に身を伏せた長谷川は灰原の方を確認したのだが、そこに灰原はいなかった。 灰原はもう、その銃声のした方へと走っていたのだ。 「お、おいバラさん?!」 「すまねえ長谷川!」 灰原の頭を支配していたのは、あの銃声の先にいたのが梢たちだったら、という嫌な想像だった。 かつて若かった自分の世話をしてくれた鳴滝荘の住人が、危険な目に立たされている。 それだけで灰原の胸は張り裂けんばかりだった。 そんな時に響いた銃声は、まるで陸上競技のスターターのように灰原の身体を走らせた。 そして、その場には長谷川が一人残されたのだが…… 「ま、待ってくれよぉー!」 長谷川には、一人になる事を選ぶことはできなかった。 無論、恐怖はあったが、このまま一人でずっといる恐怖の方が大きかったのだ。 銃声のした方へ向かうと、そこには大きなレストランがあった。 開きっぱなしになった入り口を見た長谷川は、中に灰原が入って行ったと確信した。 恐怖で震える手をぎゅっと握りしめると長谷川は中に入って行った。 「おーい、バラさーん。どこにいるんだよぉー?」 「…こっちだ、長谷川。」 奥の厨房の方から、声が聞こえた。 無事そうな声に安心すると、長谷川は厨房へと入って行った。 だが、そこにあったのは長谷川の想像を超えるものだった。 紅い。 血だまりの中に、新八ぐらいの年に見える少女が倒れ伏していた。 むせかえるような血のにおいと、血だまりに長谷川は吐き気を覚えた。 その倒れている少女の前で、灰原が立っていた。 「…ば、バラさん……」 「…俺が来た時にはもう……」 「そうか……」 灰原の顔を覗き込むと、そこには沈痛な面持ちが見て取れた。 吐き気を押さえながら、灰原の視線の先を見る。 …一瞬の事だったのだろうか、まだ自分がどうなるか分からないようなそんな表情だ。 何故彼女は死ななければならなかったのか? 誰が彼女を殺したのだろうか? 長谷川の脳内に、感情が氾濫する。 怒り、哀しみ、それらがぐちゃぐちゃになったドロドロした感情。 その感情がもたらしたのだろうか、長谷川の眼から涙があふれていた。 「…長谷川。泣いてる場合じゃねえぞ。」 「…な、何だよバラさん?」 「誰か入って来たぞ。」 「なっ!?」 この状況はまずい。 長谷川はそう思っていた。 えてして殺人犯というものは現場に舞い戻るとよく言われている。 もし彼女を殺した犯人が戻ってこようものなら一たまりもない。 長谷川も灰原も、武器になるものは何一つ持っていない。 片や彼女を殺した犯人はショットガン――多分、をもっているのだ。 厨房の出入り口は一つしかない。 長谷川の体中を嫌な汗がどっと伝った。 「誰かいるのか?」 まだ若い男の声が、入口の方から聞こえてきた。 (どうするバラさん?) (…とりあえず話だけでもしてみるか。) (正気かよ!?犯人だったらどうすんだよ!?) (…そん時は、あんただけでも生き延びてくれ。) (バラさん!?) 小声で話し合う二人だったが、その会話は何者かが厨房に入ってきた事で止められた。 「…!これは!?」 入ってきたのは、忍者装束に身を包んだまだ若い少年だった。 そして彼の手に握られているものは…日本刀。 その刀身の煌めきに、灰原と長谷川は一瞬死を覚悟した。 「…そこの死体は、あんたたちが…?」 「…いや、違う。」 静寂の後に、かけられた声に灰原が答える。 目の前の少年は殺し合いに乗っているのかどうか分からない。 だが丸腰の灰原と長谷川よりも、武器的に有利である事は誰の目にも明らかだった。 「…本当か?」 「本当だ、俺たちはどちらも武器をもっていない。銃声がしたからこっちに来たらもう既にこの有様だ…」 「そ、そうだぞ!俺たちじゃないからな!」 少年は灰原と長谷川をじっと見つめたのち、少女の死体を見た。 「…さっきあんたは『銃声がしたから』とそう言いましたか?」 「ああ。」 「実は俺もそうなんだ。」 そう言うと目の前の少年は刀を鞘に戻した。 「…驚かせてすまない。俺は食満留三郎。この殺し合いには乗る気はない。」 「本当か?!」 「本当だ。」 (なぁ、バラさんあいつ信用しても良いと思うか?) (ああ、名簿でも乗りそうにない奴だと俺は思ってた。) 長谷川と灰原は小声で言葉を交わすと、そっと前に出た。 「…留三郎といったな。」 「はい。」 「俺たちも乗っていないんだ。ここはひとまず情報交換と行かないか?…ここじゃちょっとやりにくいからテーブル席に移動するか。」 長谷川の身体を、今度は安堵の汗がどっと伝った。 テーブルをはさんで、灰原と長谷川、そして留三郎は情報をそれぞれ交換していた。 灰原の詳細名簿の事もあり、思った以上にすんなりと事は進んでいた。 無論、留三郎からすると未来から多くの人が集められているという事実は留三郎には少々衝撃だったようだが。 「にしても助かったぜ、このまま丸腰じゃどうしようと思ったところだったんだ。」 「いえいえ、俺も六本全部使うなんてできないから。」 灰原と長谷川の腰に、二本ずつ日本刀がある。 留三郎に譲ってもらった六爪という太刀だった。 本来は六本一セットで使うのが六爪流なのだそうだが、当然そんな真似は出来ない。 ちょうど六本あったので各人に二本ずつ分配された。 「で、灰原さんと長谷川さんはこれからどうするんだ?」 「俺たちはこれから銀さんや梢ちゃんを探そうと思うけど…留三郎は?」 「俺は…」 留三郎は厨房の方にちょっと視線をやると、一瞬間をおいた。 「…彼女を殺した犯人を追おうと思っている。」 「何!?」 予想外の言葉に、灰原も長谷川も言葉を失った。 だが留三郎の目は真剣だった。 「何言ってんだよ!危ねえぞ!」 「危険は承知だ。だが俺は許せないんだ…彼女を殺した犯人も、この場で殺し合いを進めようとしている者も、全員。」 「そうはいってもよぉ……」 長谷川とて、許せない気持ちはあった。 だがそれ以上に彼の中にあったのは恐怖感。 相手はショットガンをもった、殺人犯。 そんな相手に留三郎は立ち向かうと言っているのだ。 正直とても自分にできる事じゃない。 「灰原さん、長谷川さん、止めないでくれ。頼む。」 「…止めやしねえよ。」 「バラさん!?」 灰原の発言に、長谷川は驚き視線をそちらに向ける。 「止めねえ。だが一つだけ約束してくれねえか。」 「なんですか?」 「…梢たちを見つけたら、保護してやってくれ。」 そう言う灰原の目には、光るものがあった。 「…分かりました。それでは」 それだけを言うと、留三郎は立ちあがりレストランを出た。 灰原と長谷川は、その背中をただ見つめていた。 「なぁバラさん、本当に良かったのか?」 「…ああ。それより長谷川…」 「なんだ?」 「あの子…埋めてやるか。」 そう言うと灰原は厨房に向かっていった。 それを追うように、長谷川も厨房へと歩いて行った。 【F-4レストラン/1日目朝】 【灰原由起夫@まほらば】 [状態]:健康 [装備]:流星ジョニー@まほらば、六爪の一本@戦国BASARA [道具]:基本支給品一式(食糧小消費)、ヴァージニアメンソール@BATTLE ROYALE、詳細名簿@現実、六爪の一本@戦国BASARA [思考]1:少女(柊かがみ)を埋葬する。    2:梢をはじめとした鳴滝荘の住人を探す。    3:殺し合いからの脱出。 [備考]:忍術学園の情報を得ました。 【長谷川泰三@銀魂】 [状態]:健康、やや汗 [装備]:六爪の一本@戦国BASARA [道具]:基本支給品一式(食糧小消費)、ヴァージニアメンソール@BATTLE ROYALE、ライター@現実、六爪の一本@戦国BASARA [思考]1:少女(柊かがみ)を埋葬する。    2:銀さん達と合流したい。    3:鳴滝荘の住人は保護したい。    4:メガネの男(日野)に対抗したいが策は思いついていない。 [備考]:忍術学園の情報を得ました。 【食満留三郎@忍たま乱太郎】 [状態]:健康 [装備]:六爪の一本@戦国BASARA [道具]:基本支給品一式(食糧小消費)、六爪の一本@戦国BASARA [思考]1:少女(柊かがみ)を殺した犯人を追う。    2:道中で鳴滝荘の住人を見つけたら保護する。    3:忍術学園の仲間と合流できればしたい。    4:殺し合いを潰す。 [備考]:鳴滝荘の住人と万事屋トリオの情報を得ました。 【支給品情報】 【六爪@戦国BASARA】 食満留三郎に支給。 元は伊達政宗が使う六本一セットの日本刀。 六爪流という政宗の無茶な使い方でも折れないことから一本一本がなかなかの業物とみられる。 |026:[[何かが足りないパンドラの箱]]|投下順|028:[[初対面の相手には、言葉遣いを気をつけよう]]| |026:[[何かが足りないパンドラの箱]]|時系列順|028:[[初対面の相手には、言葉遣いを気をつけよう]]| |009:[[おっさん2人]]|灰原由起夫|036:[[剣と鎌と 前編]]| |009:[[おっさん2人]]|長谷川泰三|036:[[剣と鎌と 前編]]| |&color(cyan){GAME START}|食満留三郎|:[[]]|

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