8話 学校の七不『死』議
C-4の八十神学園。
今回の舞台はここである。
「なんなんだよ…外が真っ暗…?」
骨川スネ夫は、学校の中の一室で目が覚めた。
その部屋から廊下に出ると、日の光などはなかった。
「う、怖いよ…ママーーーーーーーーーーーーーー!!!」
スネ夫は、走った。
廊下の突き当たりの部屋に入る。
「はぁ…はぁ……あれ?ここ光が……」
「やあ、ようこそ」
「うわああああああああああああああああああ!!!……って、びっくりしたな!驚かさないでよ!」
スネ夫があった男は、薄らかに笑う。
「……悪かったね、僕は遠藤清丸…君は?」
「………骨川スネ夫」
「スネ夫君ね、よろしく」
「ねえ、どうすればここから出られるの…?」
「ん?普通に出られるんじゃないのかな?」
清丸は表情も変えずに淡々と言う。
「じゃあ、なんであんたは動かないの…?」
「僕は調べたい事があるからね…」
清丸は、またスネ夫を気にせずに何かをし始めた。
「……ああ!分かったよ!じゃあな!」
「じゃあね、スネ夫君」
◇ ◆
「うう…怖い……」
図書室前で不気味な音が聞こえて反対側の階段から下りることにしたスネ夫。
十三段の階段が十四段あると地獄に落ちる…。
なんていう話を思い出す。
「早く、ドラえもんやジャイアンを見つけなきゃ…」
二階から一階に向かう。
あと少し…あと少しで出れる…!
スネ夫の表情に明るさが戻った。
しかし、現実はそう甘くはなかった。
「……あれ?なんか音が…?」
カタ…カタ…
二階から聞こえてくる。
スネ夫の頬には冷や汗が流れている。
「ま、まさか……ね?」
スネ夫が後ろを振り向く。
するとそこには。
???が闇の中にいた…。
「うわあああああああああああああああ!!」
スネ夫が悲鳴を上げる。
???は、ニタニタ笑っている。
「う、あ…やめろおおおおおおおお!!!こっちにくるなああああああああああ!!!」
スネ夫が、突き落とされた。
猛スピードで転がっていき、一番下に落ちる。
スネ夫の体から、大量の血が流れ出た。
それを見た???は、どこかに消えていった。
【骨川スネ夫@ドラえもん 死亡確認】
◇ ◆
「……さっきの子はどうなったかな」
遠藤清丸は、ふと先ほど遭遇した少年の事を思い出す。
しかし、自分が行ってもどうなるわけでもない。
「これが終わったら、佐々木君と鈴木君を探さなきゃな」
再び、何かに集中し始めた。
彼が一体何をしているのかは、分からない。
【真昼/C-4八十神学園】
【遠藤清丸】
[状態]健康
[装備]なし
[所持品]基本支給品、不明支給品(1~2)
[思考・行動]
基本:???
1:今の作業が終わったら佐々木君と鈴木君を探す。
[備考]
※願いは不明です。
※参戦時期は本編終了後からの参戦です。
【七不思議説明】
【ブリッジ女】
八十神学園で一番成績の良かった女子生徒。
しかし、ある日階段から落ちて死んでしまった。
発見した人の話では体と首が変な方向にねじ曲がりブリッジをしているようだったとの事。
対処方法は、ブリッジ女を階段から落とす事である。
最終更新:2011年06月17日 21:36