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合流、ならず…

「見えたぞ、あそこがスーパーだな。明かりが付いてるお陰でよく見える」
「そうですね…」

ほんのり明るい道を2人で歩く。
街灯が無くても4,5メートル先ぐらいなら何となく見えるくらいの暗さだ。

「あ、9Qさん、ここの家…ガラスが割れてますよ」
「本当か?…確かに割れている。入ってみるか」

ぐるりと大回りして、ガラスの割れている家の玄関に向かう。
…玄関は壊れていない。
もしかしなくても、中で戦闘があったに違いない。

「もしかしたら、中にまた死体があるかもな…」
「ええー…。また、ですか…」
「…仕方無いさ、ここはそう言う所なんだ」

音を立てないように、慎重に玄関を開ける。
その時、遠くから爆発音が。

(何だ!?)

咄嗟に身構える。

「わあああああああ」
「落ち付けって!大丈夫だから!」

リビングであろう部屋の方向から声が聞こえる。
死人はいないようだ。
ほっ、と胸をなでおろす。

「…中に誰かいるんだろう?警戒しなくてもいいから出て来てくれ」
「ああああああ、誰か来ましたよよよよ」
「いい加減落ち付けって!すまないけれど、そっちの方から来て貰えないか」

2人組の片方はかなり怯えているようだ。
普通に生きてれば、こんなゲームに巻き込まれないだろうから無理も無いが。
それに比べて、もう片方の奴はかなり落ち着いている。
こんな状況に慣れているのだろうか?

「分かった。俺の方から行こう」
「助かるよ。…あっちから来させる事になっちゃったじゃないか」
「すすすすすみません…」

相変わらずビビっている。
剣を持ったまま行くと、失神するかも知れない。
一応、アイスソードをデイパックの中に仕舞う。

「失礼する…おっと、xz氏だったのか、驚いたよ」
「それはこっちも同じだよ」
「この男は滝沢佑馬。そっちの隅で震えてるやつは?」
「あいつは秋田良純って言うらしい。さっきから怖がりっぱなしで…」

部屋の隅でまだブルブル震えている。
見た所、20代くらいだろうか?
何歳になっても、やっぱり怖い時は怖いんだなあ、と思ってしまった。

「怖がる事無いだろう?危害を加えるつもりなんてないんだから」
「ほほほ、本当ですか」
「ああ。第一、今俺は武器を携帯してないだろ?武器を持ってない訳じゃ無いが」
「た、確かに…」
「だろう?だから俺達を信じてくれ」

少しの間があったが、何とかこちらを信用してくれたようだ。
…それでも、まだビビっている。

(こいつ、本当ビビりなんだな…)
「せ、せっかく4人もいるんですから、冷やし中華でも食べませんか?」
「…何がせっかくなのか良く分からないけど、くれるなら貰うよ」






「ところで、さっきの爆音は何だと思う?」
「さあ…何なんでしょうかね?誰かが爆発物でも使ったんでしょうか」
「多分、そんなとこだろう。それで死人が出てなけりゃいいんだが」

赤の他人であろうと、人が死ぬのは好きじゃない。
それは、人として当然だろう。
相手が、こっちを殺す気で来るなら、話は別だが。
現に、自分は襲い掛かってきた相手を斬っている。殺してまではいないが。
そういえば、あいつはどうなったのだろうか?
あの後、氷が溶けて失血死でもしたのだろうか?
どうなろうと、自業自得だが。

「xz氏たちは、この家に来る前にヤバい奴に会ったりしたか?」
「変な男に会った、と言うか襲われた。無我夢中で走ってたらこの家に着いてた。ここで良純にも会った」
「そうか。…秋田良純、だったか?お前は、誰かに会ったのか」
「いいえ…この家に来るまでは、特に誰とも」
「始まってから4時間近く誰にも会わなかったのか。ある意味、ツイてるな」

しかし、誰にも会わないと言うのある意味いい事なのではないだろうか?
誰にも会わないなら、仲間が増えない代わりに襲われもしない。

「さて…そろそろ出発するぞ、佑馬」
「えっ?この方たちはどうするんですか?」
「一緒に行きたいが…あまり多人数で動くのはリスクが高いからな。xz氏達には悪いけど、ここで一旦お別れだ」

デイパックを肩にかけ、さっさと家を出て行く。
呼び止める暇もなく、2人は行ってしまった。

「あっ…せっかく、一緒に行動するチャンスだったのに」
「こ、これから僕達どうしましょうか?」
「…仕方無い。とりあえず、もう少しここで様子を見よう。冷やし中華も食べかけだし」

【一日目・朝/A-3:民家】
【◆xzYb/YHTdI@非リレー書き手】
[状態]:健康
[装備]:バール、モスバーグM500(5/6)
[所持品]:支給品一式
[思考・行動]
基本:ゲームには乗りたくない。
1:せっかく9Q氏と同行するチャンスだったのに…。
2:また暫く民家の中にいる。

【秋田良純@オリジナル
[状態]:健康
[装備]:なし
[所持品]:支給品一式、12ゲージ弾×12
[思考・行動]
基本:とにかく死にたくない。
1:せっかく、頼もしそうな人が来たのに…。



「本当にいいんですか?さっきの2人を置いて来て」
「ああ…。あの2人を連れて来ても、守りきれそうにないしな…」

複雑な表情を浮かべ答える。
確かに、アイスソード1つだけでは自分を除く3人を守るには心細い。
さっき、◆xzYb/YHTdIは銃を持っていたが…。
あの2人は、どう見ても銃を使い慣れてはいない。
自分も、そこまで使い慣れてはいない。
使い慣れない物を使っても、役に立つかどうか。

「…まあ、そんなに簡単に死ぬような奴じゃないさ」

【一日目・深夜/A-3】
【◆9QScXZTVAc@非リレー書き手】
[状態]:健康
[装備]:アイスソード
[所持品]:支給品一式
[思考・行動]
基本:ゲームには乗りたくないな、でも敵には容赦しない
1:スーパーに行ってみよう…。

【滝沢佑馬@オリジナル】
[状態]:健康
[装備]:なし
[所持品]:支給品一式、冷やし中華(残り11人分)
[思考・行動]
基本:人殺しなんてしたくない。
1:◆9Qさんに付いて行く。
2:9Qさんはああ言ってるけど、大丈夫なのかな…

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最終更新:2011年06月28日 22:12
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