「何とか陸に上がってこれたものの…武器も何も無くなっちゃったし…これからどうしよう」
びしょ濡れのまま、フラフラと橋の前まで歩いて行く。
(…ここで自分が死んだら…どうなるだろうか?)
守ろう、と思っていた茜ちゃんも守れなかったし。
武器も、今頃海の底に。
「…ゲームには、やっぱり乗りたくない」
何があっても、絶対に、ゲームには乗りたくない。
それだけは、確かだった。
こんな場所で幼い命を落とした、茜ちゃんのためにも。
だが、何も持っていない今の状態では何もできずに死ぬかもしれない。
「やっぱり、武器が必要なのか…」
辺りを見回すが、特に武器になりそうなものは見つからない。
遠くに見えるのは、明かりの灯るスーパーだけ。
それ以外は、所々に街灯が灯っていて、その近くを明るく照らしているのみ。
「都合よく、武器なんて落ちてる訳ないよね…」
仕方無く、橋を渡ろうとした時。
前方に、誰かが倒れているようだ。
辺りには血が広がり、どう見ても生きてはいない。
「近くに、乗ってる人がいるんだ…あっ、日本刀が…」
傷だらけの遺体の傍に、血の付いた日本刀が放置されている。
銃程では無いが、日本刀も十分強力な武器のはずなのに。
第一、刀身には血が付いてない。
柄に少し血が付いている以外は、全く血が無い。
(抵抗する暇も無かったのか、それとも抵抗したけど殺されてしまったのか…)
倒れている男を殺害したのが誰かは分からない。
だが、これほど酷い殺しかたをする奴だ。
きっと、ロクな奴じゃない。
「この人には悪いけれど、この刀と端末は使わせて貰おう…」
刀を拾い上げ、デイパックから端末を取り出しポケットに入れる。
とりあえず、少しの間なら何とかなるはず。
(誰か…いそうな所は…やっぱり、街かな…)
来た道を引き返し、スーパーの街に向かって歩き出した。
【一日目・朝/B-2】
【◆VxAX.uhVsM@非リレー書き手】
[状態]:健康、ずぶ濡れ
[装備]:名刀桜吹雪@龍が如く2
[所持品]:端末
[思考・行動]
基本:絶対、ゲームには乗りたくない。何が何でも生きる。
1:脱出のために、行動する。
最終更新:2011年06月28日 23:09