45話 集合と算数
「……ym氏」
「残ったのは十人、しかも書き手方は俺らとWYG氏か…」
◆YR7i2glCpAと◆ymCx/I3enUは八十神学園に向かっていた。
放送を聞き終わって歩いていると、空に異変が起きる。
「なんだ、この空……」
「Vx氏、何しでかしたよこれ…気持ち悪い」
漆黒の空が、一つの施設をきらめかせる。
「……Vx氏、誘ってるのかな?」
「分からないけど、行くに越したことないでしょ」
「そうだね」
学校内に入ると違和感が彼らを襲った。
何かに見られているような不快感。
それは七不思議によるものなのか……。
「誰かいないのかな…」
「とりあえず、探してみよう」
「そうですね」
◆YR7i2glCpAと◆ymCx/I3enUは学校内の探索を始めた。
◆ ◇
「……七原と川田が、死んだか」
放送を聞き終わった桐山は立ちあがった。
FNハイパワーとグロック19を持って学校を見る。
妙に目立って見える。
あそこなら人も集まるだろうと、向かおうとした。
「うわああああああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああ!!!!」
悪魔の叫び声が聞こえてきた。
桐山は後ろを振り向く。
走ってきているのは黒神めだかだ。
相川友を殺し、ここまで走ってきたのだ。
「……行くぞ」
FNハイパワーを先に構え迎え撃とうとする。
めだかはただこちらに向かって走ってきていた。
このまま撃てば確実に当たるだろう。
「……」
バァン!
火花とともに弾丸が放たれた。
その弾丸は軌道を描き黒神めだかの腹部にあたった。
桐山は動きを見るが、異常な違和感を持った。
撃たれたのに失速も何もしていない。
痛覚が遮断されていない限りそんな事はない。
「……」
バァン!バァン!バァン!
再び撃つ、顔にかすり傷を一つと肩に銃創を一つ作る。
それでも動きは変わらない。
あと7発でしとめなければリロードしている暇もない。
距離が大分縮まりめだかが拳を振り上げて襲いかかってくる。
桐山はそれを間一髪で避ける。
バキィ!
桐山がいた場所は地面がへこむほどの威力を受けていた。
そんな事実には目もくれずに桐山は発砲をする。
肩に撃つ、新しい傷が作られる。
足、これも命中する。
こめかみの部分、これは単に頭を狙ったのだがミスをした。
かすり傷程度の傷しかつけれなかった。
「……」
「うわああああああああああああああああああ!!!」
再び異常な勢いで走ってくる。
今度も避けれる自信は彼と言えどもなかった。
一発で勝負を決めようと、両手でFNハイパワーを構える。
「………」
バァン!
撃った瞬間、桐山は当たったのか分からなかった。
黒神めだかの攻撃で吹き飛ばされていたからだ。
しかし、それでの擦り傷程度で済み、起きあがる。
「………」
黒神めだかは倒れていた。
眉間から血を垂れ流している所を見ると即死だったようだ。
「あと何人か分からないが…仕方ない、行くか」
奇妙な光を出す学校に彼は向かっていった。
◆ ◇
黒神めだかはどうにか生きてはいた。
しかし、この致命傷でもう死ぬ寸前であった。
(私は、やはり正しくなんてなかった)
口はもう動かない。
頭の中で考えるので精一杯だった。
(善吉、私もそちらに行く…阿久根書記、喜界島会計、球磨川、すまない…私はここまでのようだな)
眠気が襲ってくる。
これでもう目を覚ますことはないのだろう。
彼女は正しかった。
最後に曲がってしまっただけで正しかった。
そんな彼女はもう終わりを迎える。
ハッピーエンドなんかではない、バッドエンドでもない。
一番最悪なワーストエンドだった。
【黒神めだか@めだかボックス 死亡】
◆ ◇
「さて、これで何体目だったか…」
『僕が殺した奴も入れて5体じゃない?』
「そうだね、あとは三年二組の『首吊り男』と屋上の『憑き子さん』だけか」
『首吊り男の方の倒し方は?』
「まあ、話を聞いてくれるかな?」
昔この学校では首吊りがあった。
三年二組の男子生徒で受験ノイローゼだったんだ。
遺書を書き残したららしいんだけど発見されなかった。
自殺を隠蔽しようとした学園側が遺書を隠したと言われているけど…。
オカルト仲間の間では彼を七不思議の仲間にしたい幽霊達が隠したという噂もあるんだ。
死んでからは、夜な夜な教室に現れ恨めしい顔で睨んでくるんだって。
これが七不思議の一つ『首吊り男』の話さ。
『へぇ、そんな事があったんだね』
「で、倒し方は」
首吊り男が探している遺書…噂では三枚あるらしいけどそれを正しい順番で読み上げる事。
対処法は簡単なんだけどね。気をつけなきゃいけない事がある。
名前通り首吊り状態での目撃例が一番多いけど…。
たまに紐が切れて襲いかかってきた!
って話を聞いた事あるよ。だから気を付けた方がいいよ。
『分かった…普通に殺せばいいんだね』
「君が何を聞いていたか知らないけど違うよ」
『遺書なんてそんな不吉な物読みたくないじゃない?』
「君みたいな不吉そうな奴が言うのもなんだと思うけどね…」
遺書らしきものが清丸の手にあるのを気付いた球磨川。
『それが遺書?』
「そういう事になるね」
清丸は教室をあける。
そこにいたのは首をつった男の幽霊。
『わーお、リアルゥー』
「さて、もうすぐ来ると思うけど」
その清丸が言った瞬間ひもが切れて追ってくる。
よろよろと血を垂れ流しながらこちらにやってくる。
「お父さんお母さん先立つ不孝をお許しください…」
首吊り男がグラグラと近寄ってくる…。
「僕はこの世界で生きていくのが疲れました…」
首吊り男がグラグラと近寄ってくる…。
「来世では良い人生を歩めるよう死んで生れ変ります…!」
首吊り男が消えていった。
そして、残ったのは二人になった。
『お疲れ様』
「まっとうに倒したのはこれが最初な気がするのは僕だけなのかな?」
『いや、あれくらいなら実力行使が早いじゃない?』
「君は七不思議をなんだと思ってるんだ」
しかし、これでとうとう一つを除き七不思議を封印したことになる。
これが一体どういう事を現すのか。
『そういえば放送とかないよね』
「そういえば……もう六時を過ぎたけど…」
『まさかここには届かなかったのかな?』
禁止エリアに設定されたわけでもなさそうである。
一旦外に出てみよう、と言う球磨川の提案で玄関に下りていった。
【首吊り男 封印】
【残りの七不思議…一つ】
◆ ◇
「……あれ、誰か人が来る」
「あれは、銀さんか」
◆YR7i2glCpAと◆ymCx/I3enUは玄関で座っていた。
放送前にここに入っていたら違和感に気付いたのだろうが…。
今は外に異変が起きてあまり違和感もない。
「おーい、久しぶりだな」
「テメェ……生きてたのか」
「まあ、久しぶりだな」
笑っている◆ymCx/I3enUに対して若干警戒している銀時。
そんな光景を見た◆YR7i2glCpAが銀時に話しかけた。
「あの……」
「ん?ああ、俺は坂田銀時。万事屋をやっている」
「あ、僕は◆YR7i2glCpAと言います」
「その男と同じ様な感じだな」
「名前が思い出せないんで仕方ないですよ」
警戒させてしまったか、と思うが仕方ない。
逆に話しかけなかった方が良かったか。
そう思ったころに再びドアが開く。
「……」
「……」
「……」
「……」
四人の対面である。
しかし、そのうちの一人は超危険人物であるが。
「あ、初めまして…」
「……」
バァン!
「うおおおおおおおおお!!」
桐山が◆YR7i2glCpAに発砲するが危機一髪で避けた。
すぐに銀時と◆ymCx/I3enUが戦闘態勢を整える。
「テメェ…乗っているのか」
「どうするか銀さん…」
「……殺したくなんかねぇが…やるしかねぇだろうな」
まず◆ymCx/I3enUが発砲する。
しかし桐山には簡単に避けられてしまう。
「銃避けるってどんな化物だよ……」
「お前は撃ってろ、俺があいつを斬る」
「……了解」
◆ymCx/I3enUが続けて発砲する。
それを見事桐山が避けていく間に銀時が近付いて行く。
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
「……!」
桐山はFNハイパワーの銃身で刀を受け止めた。
銀時にとってそれは異常な事である。
短い銃身で刀を受け止めるなんてよほどできる事ではない。
「お、らあああああああああああああああああ!!」
銀時が無理やりにFNハイパワーを弾き飛ばした。
これで桐山は手に何も持っていない状態となる。
勝った、そう思い銀時は桐山に斬りかかった。
「甘い」
「ッ!?」
桐山はポケットからもう一つの銃を取り出した。
グロック19である。
もう武器はないと確信していた銀時にとってそれは最悪の事だった。
パァン
銃弾は銀時の心臓に当たる。
しかし銀時は最後の意地で桐山を斬りつけた。
「ナメんじゃ、ねええええええええええええええええええ!!!」
桐山は左腕を切り落とされた。
そのまま銀時は倒れ動かなくなった。
「クソ…うおおおおおおおおお!!」
パン、パン、パン、パン
連続で発砲する◆ymCx/I3enUだったが、そこでとうとう弾切れが起きてしまった。
急いでリロードしようにも相手が相手である。
一瞬の隙でも見せればただ御陀仏になるだけだ。
「一か、八かだ……死なば諸共だああああああああああ!!」
最後は己の爪のみで戦いを挑む。
獣人だからこそできる技であるが、無謀にもほどがあった。
桐山は特に気にせずにグロック19を発砲した。
パァン
その弾丸は◆ymCx/I3enUの左目を貫いた。
◆ymCx/I3enUの勢いが弱まるが、なんとか桐山を爪で切りつけた。
「ッ!」
「おかえしだああああああああああああああ!!!!」
爪は桐山の右目を潰した。
そして心臓も狙おうとした時に桐山がすぐに発砲した。
この近距離では外す訳もなく、心臓を貫いた。
「な、く…そ、ここまで、かよ…」
そのまま◆ymCx/I3enUは前のめりに倒れる。
これで残るは桐山と◆YR7i2glCpAの二人だけとなる。
「……ぁ、え…?」
「これで終わりだ、」
と、桐山がなにかを言おうとした時に助け船が入った。
◆YR7i2glCpAの後ろから飛んできた男が一人。
『っと、華麗に参上…なんちゃって』
現れたのは球磨川禊だった。
括弧つけての参上である。
『さて、君に聞きたい事があるんだけどさ…』
「……なんだ」
『君からとてもめだかちゃんの臭いがするんだけどさ』
「お前の嗅覚はどうなっている」
『嘘だよ嘘、勘だよ…さて、お前はめだかちゃんに会ったのか?』
「残念ながらそんな女は知らないが」
『うーん、じゃあ髪が紫でさ…そう、胸がいやらしい感じの人会ってない?』
「……髪が紫の女なら先ほど殺した」
『そうかい』
球磨川は笑っていた、あくまでその時は。
笑いが収まった瞬間に球磨川は怒りを行動に移していた。
大螺子を持ち、桐山に襲いかかった。
片手を失ってもなお桐山の戦闘センスは変わらない。
見事に避けられ、逆に攻撃を食らいそうになる。
『残念だけど、君は僕を怒らせちゃったからね…覚悟しろよ』
「…ふん」
球磨川は再び大螺子を持つ。
今度は刺しに行くのではない。投げる。投げたのだ。
その行動に桐山は驚くが、軽く避ける。
そして、その避けた時視界に映ったのはもう一つの大螺子を持った球磨川だった。
先ほどまで持っていなかった大螺子を何故持っていたのか。
『これは僕が普段隠し持ってる普通の螺子だよ…ただの100円ショップで売ってる奴だけどね』
「くっ…」
『じゃあな、死んで後悔しろよ』
決着はここについた。
まさかの伏兵の意外な攻撃によって。
【坂田銀時@銀魂 死亡】
【◆ymCx/I3enU@非リレー書き手 死亡】
【桐山和雄@バトルロワイアル 死亡】
◆ ◇
「大丈夫かい?」
『大丈夫?』
「あ、はい…ありがとうございます」
戦いが終わり、三人は話していた。
放送などの情報を交換もした。
◆ymCx/I3enUを弔い、銃をもらって、死体を教室に隠してきた。
そして清丸に首輪も解除してもらった。
もうこれでやらなくてはいけない事はやった。
「実は今から最後の鍵になるかもしれない所に行くんだけど…行く?」
「え、どこですか?」
「屋上………だよ」
そして、最後の戦いが始まる。
【??/C-3八十神学園図書室】
【球磨川禊】
[状態]健康、首輪無し
[装備]大螺子
[所持品]基本支給品
[思考・行動]
基本:『あの男をぶっ殺そう』
1:『清丸ちゃん達と屋上に行くよ』
2:『七不思議とやらを封印しようか』
3:『ごめんね、蛾ヶ丸ちゃん、めだかちゃん、善吉ちゃん』
[備考]
※願いは不明です。
※参戦時期は生徒会戦挙編終了後からの参戦です。
【遠藤清丸】
[状態]健康、首輪無し
[装備]なし
[所持品]基本支給品、不明支給品(1~2)
[思考・行動]
基本:七不思議を封印する。
1:球磨川君たちと屋上に行く。
2:いちろ君が死んだ…ね。
[備考]
※願いは不明です。
※参戦時期は本編終了後からの参戦です。
※首輪解除の方法を知りました。
【◆YR7i2glCpA】
[状態]右足に銃創(応急処置済み)、精神的疲労(極大)、頭に強烈な痛み、首輪無し
[装備]ワルサーPPK/S(7/7)
[所持品]基本支給品、ワルサーPPK/Sのマガジン(2)、不明支給品(1~2)
[思考・行動]
基本:殺し合う気はない、死にたくない。
1:球磨川君、風丸さんと屋上に行く。
2:◆ymCx/I3enU氏…ごめん。
3:WYG氏は……?
[備考]
※願いは不明です。
※元の世界の知識はある程度残っています。
※右足の痛みになれたので歩けるようにはなりました。
最終更新:2011年07月28日 20:44