48話 敗者から這い上がれ
『高貴ちゃん…もがなちゃん……ごめんね、僕は勝手に行くとするよ』
生徒会室に腕章だけを残して球磨川は立ち去った。
阿久根が腕章を見れば僕がやめる事は分かるだろう。
江迎ちゃんや飛沫ちゃんに言ってないけど問題ないだろう。
あの二人なら心配もしないで待ってくれるはずだ。
『僕の願いが本当なら…』
彼の願い、それはなんだったのだろうか。
それをここで話すとしよう。
彼は生涯負けて生きてきた。
そんな彼の願いは一つしかないと言えるだろう。
『一生に残る最大の勝ちを得る権利を与えよう』
それが本当なのだとすれば、今しかない。
だから球磨川は歩く。
最大にして最悪の敵の所に。
『さぁ、勝手ながら…最初にして最後の生徒会を執行しよう!』
球磨川の戦いは今ここに始まったばかりである。
しかし、それはまた別のお話。
【めだかボックス編 完】
最終更新:2011年07月29日 16:01