「あれ、Tさん、あそこに誰かいますよ」
街灯に照らされて、民家のブロック塀を背にぐったりしている男を見つける。
Tさんが素早く駆け寄って脈を取る。……死んではいないようだ。
とりあえず、安心する……が、それはすぐに消え去ってしまった。
「……これは一体、どう言う事なんだ」
「どうかしましたか?」
「何で、何で……俺が、倒れてるんだ」
一瞬、Tさんが何を言っているのか理解出来なかった。
自分が倒れてる?そんな馬鹿なことがある訳ない。
半信半疑で、Tさんの元へ駆け寄る。
……結局、それは疑念を確信に変えることにしかならなかった。
確かに、Tさんが、Tさんを抱えている。
どう見ても、倒れているのもTさんで、それを抱きかかえているのもTさんだ。
「うう……」
倒れていた方のTさんが、ゆっくりと目を覚ます。
「……何?」
やはり、こっちのTさんも同じ反応を示す。
お互い、考えることは1つだ。
「「お前、何者だッ!!」」
――お互い、自分が本物で相手は偽物だと思っている。
まあ、自分と同じ人間が現れれば、大体の人間がまずそう思うだろう。
それは、この寺生まれでも同じだったのだ。
2人が、光弾の構えを取る。
「「破ぁ!」」
同時に光弾を発射し、同じタイミングで相殺しあう。
続けて何発か撃ち込むが、これも同じく相殺される。
「一体、お前は何者だ……」
「それは……こっちのセリフだ」
お互いが、お互いの目を見る。
……やはり、悪い気の欠片も見当たらない。
これはもしかしたら、もしかするかもしれない。
「……急に黙り込んじゃって、どうしちゃったんですか」
「「ああ、もう大丈夫だ」」
2人のTさんが、同時に喋る。
こうやって、横一列に並ぶと、もはやどっちがどっちか分からなくなってしまう。
顔から服装から、全てが同じだ。
◇
「やっぱり、お前はもう一人との俺だと考えた方がいいようだな」
「ああ、そっちの方がしっくり来る」
「……何がしっくり来るのか分かんないですけど」
何はともあれ、もう1人のTさんの問題は解決した。
「まあ、そこはどうでもいい」
「そうですね……もう1人の方のTさんは何て呼べばいいですか?」
「Tさん2……でいいか」
「じゃあ、Tさん達、これからどうしますか?」
暫しの沈黙の後、2人目のTさんが口を開いた。
「とりあえず、近くの病院に向かうか」
【一日目・深夜/F-6】
【Tさん@オカルト(Tさんシリーズ)】
[状態]:健康
[装備]:なし
[所持品]:支給品一式、Anabiotics@S.T.A.L.K.E.R.×5
[思考・行動]
基本:この実験とやらを壊す。
1:もう1人の自分と行動し、xzを守る。
【Tさん@途中参加者】
[状態]:健康
[装備]:なし
[所持品]:支給品一式、不明支給品×2
[思考・行動]
基本:この実験とやらを壊す。
1:もう1人の自分と行動する。
【◆xzYb/YHTdI@非リレー書き手】
[状態]:健康
[装備]:ウージー(25/25)、ネコ耳@絶体絶命都市2
[所持品]:支給品一式、鼻ヒゲメガネ@絶体絶命都市2、ウージーマガジン×3
[思考・行動]
基本:ゲームには乗らない。
1:……とりあえず、Tさん達と行動。
2:書き手さん達は……どうしよう
最終更新:2011年08月20日 22:58