「……ここは……どこじゃ」
森の中で目を覚ます。
所々、木の隙間から月明かりが入るものの、それ以外は光の当たらない暗闇だ。
偶然にも、いま自分がいる場所には光が差している。
(また……ふりだしから、と言う事かのう)
あんなに酷い、いやそれ以上かもしれない体験をもう1度しなければならないのか。
自分はいい、だが罪も無い人間にまでそんな不条理を強いるつもりなのか。
(まったくもって、赦せぬ)
しかし、ここで怒っていても何にもならない。
行動しなければ、意味が無い。
その為には、何か武器が欲しい所だが……何故か、腰に付けておいた日本刀がなくなっている。
その代わりのつもりなのか、自分の前にはデイパックが置かれている。
前回と同様に、これに武器が入っているのだろう。
とりあえず、開けてみないと始まらない。
「ふむ、これは……銃、かのう?それに、この小さな機械は……」
小さい画面に、腕時計のようなベルトが付いている。
これまた、とりあえず腕に取り付けてみる。
(大きさも、問題ないようじゃな……しかし、何に使うのか分からんのう)
付けていて違和感等は特に感じられないし、別に付けていても問題無いだろう。
それよりも、一体ここはどこなのだろうか。さっきまでいた場所とは、全く違う。
人気も、今の所感じられない。
「誰も……いないようじゃな」
別に、心細いと言う訳でも無いが、こんな暗くて人気の無いところにいるのは、あまり気分のいいことではない。
それに、さっき遭遇した2人の安否も気になる。
2人も自分と同じようにここのどこかに送られているのだろう。
たぶん、2人とも簡単に死ぬような男ではない……と思っている。
(……誰か、おらんのかのう)
◇
森の中を、辺りをキョロキョロしながら歩いて行く。
本当は、街に向かって歩いていたはずなのだが、何故かこんな所に来ていた。
「こんな所には……流石に、おらへんよな」
自分的には、ちゃんと街に向かっていたはずなのだが……来てしまった物は仕方無い。
とにかく、森を進んで見ることにした。
この森はある程度整備されており、手入れもそれなりにしてあって歩きやすい。
獣道のような状態だったら、こうも早くは歩けなかっただろう。
(そういえば……今何時なんや?)
時計が欲しい所だが、生憎持ち合わせがない。
こんな森の中でもなければ、時計を見つけられそうな物だが。
どのみち、どうにもならないことだと言う事はよーく分かっている。
どうにもならないことにケチを付けても、結局自分がイラ付くだけだ。
「ま……それは、後で街に付いたときに調べればええわ」
時間を確認するより、まずは森を抜けなければならない。
(お、出口やないか……ん?)
やっと出口が見えて来た、が誰かが立っている。
もしかしたら、あそこで待ち伏せでもしているのだろうか?
それにしては、姿が分かりやすいなんてレベルじゃないが。
「アンタ、そんな所で何やっとるんや?」
「お主こそ。見た目からして、一般人ではないな?」
「別にええやろ、そんなこと……どけや。通れんやないか」
「まあ待て、わしも連れて行ってはくれぬか」
「何言うとるんや?ワイは今忙しいんや。後にしてくれんか」
そう言って立ち去ろうとするも、自分のズボンを掴んで放してくれない。
適当にガンを付けてみるも、全く放さない。
「……しゃーないわ。そんなに来たいんやったら、勝手に付いて来いや」
「すまんのう」
長々とこんなことを続けるのも面倒だと思い、結局素直に連れて行くことにした。
(……桐生チャンを見つけるまでの辛抱や)
【一日目・深夜/C-1】
【真島吾郎@龍が如く2】
[状態]:健康
[装備]:長ドス@龍が如く2、Mama'sBeads@S.T.A.L.K.E.R.
[所持品]:支給品一式
[思考・行動]
基本:桐生チャンを探して戦う。他はどうでもええ。
1:待っててや、桐生チャン。
2:この爺さんといっしょに行くか。しゃーないな。
【藤波栄太郎@途中参加者】
[状態]:健康
[装備]:ベレッタM92(15/15)@その他
[所持品]:支給品一式
[思考・行動]
基本:ゲームには乗らないが、襲い掛かる者は斬る。
1:この者と一時行動。
2:あの2人が気になるのう……
※ルールを確認していません。
最終更新:2011年09月01日 00:23