アットウィキロゴ

不動グループ跡取り 不動光良

不動グループとは
家具、日用品、食品など、なんでもゴザレの会社。
この国で一番のシェアをほこる。
政治にも介入するほどの影響力をもつ。
今の会社の社長は不動成明(ふどう なりあき)。次に継ぐのは不動光良のハズだった……


□□□


【詳細プロフィール】
【名前】不動光良
【性別】男
【年齢】17歳
【職業】高校2年生
【身体的特徴】男性の平均よりやや高め。黒髪
【性格】いい人で、裏が全く……少しある。
    焦ると、金に頼るクセがある。頭も働かない。
【趣味】会議に参加。趣味というより日課
【特技】特になし
【経歴】不動グループ跡取りとして、育てられる
   問題を起こしたことは一切ナシ
【好きなもの・こと】金、不動グループ
【苦手なもの・こと】意見を出すこと
【特殊技能の有無】ない
【備考】成績優秀、運動もできる。加えて顔も整っている
   この参加者の中で、唯一バトルロワイアルがあることを知っていた


□□□


高校から帰宅すると、不動はすぐに会議に参加した。
不動グループの跡取りとして、会議にオブサーバーとして出席である。
意見を出すのは苦手なので、ほとんど聞いているだけなのだが。
社長、不動成明とごく一部の社員で、夜に会議室で行われる。
ごく一部の社員とは黒スーツの男と砕崩覇轟というやつと、その他数名。

「それでは会議を始めます。よろしいですね?」

いつも、仕切るのはこの黒スーツの男。
一体なぜこんなやつが社内にいるのかは分からないが、父はコイツの能力を買っている。
恐らく、年は結構いっているはずだ。

「それでは、砕崩覇轟さんに前回の会議で出すと言ったバトルロワイアルの案を出していただきます。砕崩さん、どうぞ」
「はい、私は昔行われていた、バトルロワイアルを復活させようと考えました」
「それはなぜだ? 今更あんなものを復活させてなんになる?」

俺もそう思っていた。今更復活させても、誰も喜ばない。
むしろ、不動グループの評判を落とす。いや、それ以前に潰れてしまう。

「国に恩を売るんです。金をいただくためにね……」
「国に恩を売るだと? 訳がわからんな」

黒スーツの男以外の社員は全員首をかしげている。
俺もその一人だ。

「実は、国は増えすぎた人口を何とかしたいと思ってるんですよ?」
「どういう意味だ?」
「つまり、政府は大半の殺人事件を事故として処理し、殺人犯を生かしてるんですよ」
「そんなバカな! あるわけないだろう!」
「いいえ、事実です。この資料をどうぞ」

黒スーツの男から資料が手渡される。

「なんだこれ? 警視庁犯罪操作課? そんな部署、聞いたことないぞ」
「当然です。表向きには存在しない部署ですから」
「それで、これがなんだってんだ?」
「この資料は現在まで事故として処理されている殺人事件の数々です。中には冤罪、自殺を偽装しているものもあります。これで信じますか?」

資料を見る限りは、信じざるをえない。
中には最近の事故が存在し、その情報が事細かに記載されている。
つまり、国は殺人を正当化するために、警視庁犯罪捜査課という部署を設立したということだ。

「それで、これをどう利用するんだ?」
「人を殺して政府に恩を売り、金を貰う。その金で事業を拡大するんです。いかがでしょう」
「ふむ……」

父は黙り込んだ。そして結論を導きだした。

「よし、良いだろう。その計画を実行に移せ。ただし、このバトルロワイアルは私が管理する」
「分かりました。それでは私はこれにて失礼いたします」
「どこか行くのかよ?」
「計画を実行に移すための準備です。それでは」

などと言い、砕崩は会議室から退出した。
砕崩覇轟、社内でも非常に評判がよく、業績も優秀だ。
故に、俺はコイツが突然バトルロワイアルの案を出したのかは分からなかった。

「それでは、次の議題です。○○さんどうぞ」

俺は砕崩が出したバトルロワイアルの案のことで頭がいっぱいになり、全くその後の会議に集中できなかった。


□□□


会議が終わり、俺はバトルロワイアルのことについて考えていた。
父がこの案を了承するとは、予想していなかった。
バトルロワイアル、中学生の一クラスが最後の一人になるまで殺しあうという悪魔のプログラム。
そのプログラムは、昔に起きた革命で抹消された。
確かナナハラという男性が、革命を起こしたはずだ。
しかし、実際にそのプログラムを知っている人間はごくわずかである。
不動グループの社長つまり父、俺、国の役人、老人、それくらいの人間しか知っていない。
それ以前に、このプログラムが国民にまかり通るワケがない。
砕崩覇轟はどうやって国民を納得させるのか、それも分からなかった。


まだ、問題はある、警視庁犯罪操作課という部署だ。
砕崩覇轟という男が言うには、表向きには存在せず、裏で犯罪を操作しているということだ。
殺人事件は自殺、冤罪、事故というもので情報を変えて処理してるらしい。
しかし、目撃者がいたときはどうしているのか。
まさか、記憶を消しているんじゃないだろうな? いやしかし、超能力者なんてこの世には存在しないはずだ……
しかし、騒がれていないということは、実際に記憶を消す能力を持つやつがその部署内にいるのだろう。
恐ろしい世の中になったもんだ


なにはともあれ、この問題はあとで考えることにした。
なぜかは分からんが眠たく……なって…………

「よし、眠ったな。確保しろ」


□□□


「どういうつもりだ? 砕崩」
「どうもありません。あなたのお子さんをバトルロワイアルに参加させるのです」

薄暗がりの会議室に浮かぶ、三つの影。
一人、不気味な笑みを浮かべる砕崩覇轟。
一人、無表情で砕崩覇轟の後ろに立つ黒スーツの男。
一人、砕崩覇轟と向かい合う不動成明。
その他には先ほど会議に参加していた、人たちがイスに座りテーブルに突っ伏していた。
血を流しながら。

「なぜ、殺した?」
「邪魔だから、と言っておきましょう。もうじき、犯罪捜査課が来ると思いますよ」
「お前の目的はなんだ? 地位か? 金か? 権力か?」
「あなたの社長の座。それだけです」
「それならば、バトルロワイアルなぞ行わなくてもよかろう。単に私を殺せばいい話だ」
「それだとあなたの子供が騒ぐので。このバトルロワイアルは別の人間の意志です」

それではサヨウナラ、不動成明社長。

砕崩覇轟は懐から銃を取り出し、その銃口を不動成明に向けた。


□□□


不動グループの不動成明社長が先日自殺。場所は社長室。
銃を使い死亡。なぜ自殺したかは不明。また、銃の出所も不明。
また同日、不動成明社長のご子息である不動光良が行方不明。
不動グループ社長は、他の社員が推薦した、砕崩覇轟が継ぐ予定。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2012年04月27日 21:31
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。