Dー7.Dー8.Eー7.Eー8に渡って設置された阪神甲子園球場、プロ野球の全12球場で最も伝統ある球場である。その中でも阪神ファンの聖地として知られているライトスタンド、皮肉にもこの戦いの場では阪神以外の選手2名が対峙していた。
「野村さん、あなたも戦いに乗るんですね?」
「ああ、砂田、悪いが死んでもらうぞ。」
野村祐輔、広島のローテの一角を担う投手である。砂田毅樹は横浜の中継ぎ投手、育成契約から這い上がってきた選手だ。
「はああああああああ!」
野村は支給武器の刀で砂田に切りかかる。
「ぐっ、」
砂田は自らの支給品の剣で受け止める。日本の剣、刀と西洋の剣のぶつかり合いという異質な戦い。
「あなたがやる気なら僕だって!」
砂田は刀を押し返すと、デイバッグから包丁を取り出した。
「お前、支給品が2つあったのか!?」
「いえ、これは食堂で仕入れてきました。」
砂田も京田や倉本の様にもう一つの武器として包丁を確保していた。
「お前がどんな手段を使おうと、俺はお前をぶっ殺す!」
刀を振るう野村と、横浜には深い因縁があるのかもしれない。自分が過去に付き合っていた女性、紺野あさ美、彼女は横浜投手三嶋一輝と付き合っていたという噂がある。これが本当かどうかはわからない。
だが、もしこれが真実なら、野村の心は滾るだろう。
「負けませんよ!」
剣と包丁の二刀流で刀を受け流す砂田にも、負けたくないという強い気持ちがあった。折角育成から這い上がったのにこんなところで死にたくない、その思いが彼を突き動かしていた。
【野村祐輔@広島東洋カープ】
【状態】健康
【装備】刀
【道具】支給品一式
【思考・状況】
0、マーダー
【砂田毅樹@横浜DeNAベイスターズ】
【状態】健康
【装備】剣 包丁
【道具】支給品一式
【思考・状況】
0、マーダー
そして阪神ファンと相手球団が混じり合う場所、レフトスタンド、こちらは普段の甲子園と同様阪神選手対他球団選手がいる。
「桑原さん、あれやばそうじゃないですか?」
「そうだな、止めに行った方がいいから、そこどいてくれない?」
「それは無理そうですね、」
ライトスタンドの戦いを止めようとするのは阪神桑原、日ハム大田、それを妨害しようと支給武器の槍を構えるのは、広島東洋カープ安部友裕
「ここを通ることは俺が許さない、あいつらには潰し合いでもしてもらうことにした。それにアンタら2人はここを通る前に死ぬからな。」
「そんなことはさせない、行くぞ!大田!」
「はい!」
【安部友裕@広島東洋カープ】
【状態】健康
【装備】槍
【道具】支給品一式
【思考・状況】
0、マーダー
1、野村と砂田に潰し合いをさせる。
【大田泰示@北海道日本ハムファイターズ】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式
【思考・状況】
0、対主催
1、野村達を止める
【桑原謙太朗@阪神タイガース】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式
【思考・状況】
0、対主催
1、野村達を止める
時刻午前0時40分
最終更新:2018年06月23日 06:06