安楽死Q＆A

• 【処置する医師の気持ちは？】

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安楽死処置は強制ではなく医師に拒否権があります。逆に安楽死させてあげたいのに違法行為のため出来ない医師のためにも安楽死の法制化が必要です。
処置者の気持ちを考えて反対するなら人工妊娠中絶や死刑や動物の安楽死にも反対しましょう。

• 【医師は生かすのが仕事では？】

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獣医は動物を生かすのが仕事ですが安楽死を行うこともあります。
産婦人科医は子供を産ませるのが仕事ですが中絶で殺すこともあります。
刑務官は受刑者を更生・社会復帰させるのが仕事ですが死刑で殺すこともあります。
医師も延命治療を行えば生かせる命を、本人の意思(リビングウィル)に沿って死なせることは認められています。
さらに医師が診療拒否をして見殺しにすることは厚生労働省が認めています。

そもそも安楽死に医師を必要とするのは、安楽死のための薬が医師にしか取り扱えないからであり、法改正で医師でなくても扱えるようドラッグストアで購入できるようすれば無関係でいられます。
またスイスの安楽死マシン・サルコのように医師が行わずに済む安楽死法の導入も手です。
「安楽死に使える薬をドラッグストアに置くなんて悪用されるからあり得ない！」と思われるかもしれませんが、人を殺せる包丁や自殺に使えるロープがその辺のスーパーで買えるのと同じです。

• 【安楽死が合法の国では◯◯な問題が起きてるらしいが？】

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安楽死が合法でない日本で起きている問題と比較しましょう。
特に問題でないことを『問題』とレッテルを貼っているだけのネガキャンである可能性も疑いましょう。

• 【死ぬ権利よりまず生きる権利が先では？】

生きる権利はすでに憲法25条(生存権)で保証されているので死ぬ権利を目指します。

• 【明日新薬が開発されたらどうする？】

日本はピルの承認に40年かけた国です。開発されるだけでは薬は使えません。
薬が存在さえしていれば使用できるなら、安楽死を望む者はとっくに安楽死薬を使って遂行しています。

• 【宗教関連の反対論全般】

神様なんていません。いたとしたら貧国の子どもを餓死させるような存在であり、そんな者が自殺や安楽死はダメとするのは矛盾があります。また生まれ変わりがあるなら世界的な少子化は起こりません。
そして宗教を持ち出して安楽死に反対することは憲法20条(信教の自由)の侵害です。

• 【悪用されるのでは？】

安楽死に限らず『悪用』は、悪用させる隙があると発生します。そのために公的な制度としてしっかり取り決め、過程を透明化し、悪用があった場合の罰は重くすればいいです。大麻も医療大麻導入により使用罪が新設されました。
遂行の際、警察に立ち会ってもらうのもいいでしょう。自殺になった際の捜査リソースより遥かに小さい労力でお願いできます。

• 【日本のような同調圧力が強い国には向いてないのでは？】

現代日本は個人主義です。
どんなに呼びかけられても上がらない選挙投票率、上がる未婚率、田舎から出ていく若者たち、核家族化、父権制の崩壊、SNSでの多様な意見バトル…

• 【死にたきゃ勝手に電車にダイブとかして死ねばいいじゃん。自殺は禁止されてないよ？】

安楽死志望者が望んでいるのは安楽死です。文字を読んでください。
また死ぬ権利とは死に方を選べる権利でもあり、ただ死ねる(自殺できる)だけで成立するものではありません。