StarTram18
●introduction
StarTram18は、18メートル級の連節バスです。
以前試作したプッシャータイプ(2両目リアにエンジンを搭載)とは異なり、ansin社のディーゼル仕様としては初めて
1両目ホイールベース間にエンジンのあるミッドシップタイプとなりました。
リアエンジンタイプでもエンジンを寄せて配置することで後部扉の設置が可能です。
それでもミッドシップに拘ったのは、将来3連節タイプを作りたいという開発陣の強い希望があったため。
(リアエンジンでは3連節は困難)
超大型バスのポテンシャルをフルに生かせば、線路を敷かずとも路面電車並みの輸送力が期待できます。
愛称をStar「Tram」としているのも、将来LRTに対抗しうるバスにしたいとの意気込みがあってのこと。
当面は輸入車の独壇場である連節バス市場に食い込むべく、国内あるいは右ハンドルの海外向けに販売していきます。
StarTram18は、以下のような特徴を備えています。
通常のバスの2倍の人数が乗れる連節バスだからこそ、
乗降時間をいかに縮めるかが運行時分短縮のカギになります。
StarTram18では、2両目後部に4つ目の扉を設置可能です。
これによって乗降時間のさらなる短縮が見込まれます。
連節バスは通常のバスの2倍弱の長さがあり、小回りが利かないというイメージがありますが、
Startram18はミッドシップエンジンの恩恵で第3軸が操向し、第2軸をトレースするように走ります。
リアエンジンタイプのように第3軸の内輪差を気にせずに走ることができます。
Startlineシリーズで実績豊富なUDトラックス製エンジンより、GH11TB(380ps)をチョイス。
GH7よりもサイズの大きいエンジンとなり、車内への張り出しが増えましたが、出力確保のため止むをえませんでした。
国産エンジン採用により、パーツの確保等が容易になりました。
ZF製6速トルコンATとの組み合わせです。
lineup
座席配置・仕様は一例です。
4扉仕様の場合、最大49席まで設置可能です。
1両目進行方向左側の中扉前後に計2台分の車いすスペースを備えます。
燃料タンクは右前輪後部に設置しています。
<主要諸元>
エンジン |
380ps(UD GH11TB) |
トランスミッション |
ZF6AT |
全長 |
17680mm |
全幅 |
2500mm |
全高 |
2980mm |
ホイールベース |
5800mm/6780mm |
フロントオーバーハング |
2600mm |
リアオーバーハング |
2500mm |
タイヤサイズ |
275/70R-22.5 |
扉配置 |
2/2/2/2(グライドスライド/アウトスライド/アウトスライド/アウトスライド/ |
ステップ地上高 |
320mm |
床面地上高 |
350mm |
※クリックすると、別画面で表示します。
最終更新:2015年02月03日 12:37