はじめに


バスのサイズにおける分類の1つに、「大型ショート」というのがあります。

長さは約9.5mと中型並ですが、幅は大型と同様2.5mあります。

大型並の収容力と中型並の機動性を両立させた車両で、かつては国産4社

ともにラインナップされていました。路線仕様としての使われ方は大きく

分けて2つあり、1つは都市内の狭隘路線、もう1つは地方都市などで

あまり大きな輸送力を必要としない路線です。

近年は輸送人員の減少やバリアフリーの観点から、これらの車両の置き換え

として中型のノンステップあるいはワンステップ車両が導入されているようです。

しかし、中型車は収容力や流動性に限界があり、ラッシュ時のサービス低下

も起こっているようです。また、乗り心地も大型よりは劣るため、地方の

長距離路線でもバスの魅力を低減させてしまうかもしれません。


というわけで、大型ショートにも、確固たる活躍の場は存在すると思うのです。
最終更新:2008年05月05日 17:34