セルフライナーノーツ-11巻

11巻「会えて嬉しい」
第91話~99話収録

全話ともID:vtVuCpEl0氏による(一部改編)。

第91話 壊れてしまった特別な…

シリアスなボッスン過去編が終わって久々のギャグ回。
何を描こうか迷っていたのですが、考えた挙げ句、何故かクソゲーシリーズを描く事に。

球技、ボードゲームと来てますから、次はテレビゲームかなあという事で題材は割とすぐに決まりました。
万人が知っているという理由でマリオをベースにするのもすんなり出てきましたし、
この回のネームはそんなに時間がかからなかった記憶があります。

予想に反して読者からの反響が多かった回でした。
コストパフォーマンスが高いというか、作者的に「良い思い出」という印象のある回です。



第92話 カリスマ生徒イチ押しの部活がハイレベル合コン参加おめでとう

本当は過去編のすぐ後にこういう話を描こうかと思ってたんですけど、
ちょっと椿の出演を休ませようという意図で前回の話を描きまして。
で、今回の話。

前半は椿で遊んで後半は垂れ幕を書くという、何だかグダグダやってますけど
とりあえず双子をいじりたかったんですね。
ヒメコや安形達が見守ってますけど、僕もそんな気持ちで描いてました。

垂れ幕のくだりは、失敗がエスカレートしていくという
スケットではよくあるパターンの話ですけど、バカバカしくて割と気に入ってます。



第93話 おねえさんもお気に入り?

おねえさんのほのかな恋、という話。
相手はコブつきの冴えない中年オヤジですが、いいんでしょうかおねえさん。

いつも妙な薬で周りに迷惑をかけてるチュウさんですが、今回は初めて自分で薬を飲みましたね。
それが何故か新鮮な感じがしました。
今回は初めてカッコいいチュウさんが描けたのがよかったです。

今後この二人はどうなっていくのでしょうか。
気長に見守っていただけると幸いです。



第94話 なんでもやりまっせご主人様

「ヒメコのせいでボッスンが怪我をする」というアイディアメモから生まれた話です。
くどくどぼやくボッスンと従順なヒメコが描きたかった、という感じですね。

ヒメコが何でも言うことを聞くならもっと色んなことさせればいいのに、と作者自身も思うんですけど、
コーラを飲ませたりピーナッツを食べさせたりお前は何やってんだと。
少年誌的な事を考えればもっとこう…他に何かこう…あるだろ!と。
まあこの辺がボッスンらしいところでしょうか。



第95話 コマちゃんの困りごと

新キャラ、コマちゃんです。
「大きい女の子キャラ」というアイディアから生まれて、恥ずかしがり屋とか怪力とかがくっついていって出来ました。

よく男キャラで「気は優しくて力持ち」というキャラがいますけど、それの女の子版といった感じでしょうか。
体型的には始めて描くタイプだったので難しかったです。
「コマ」という名前は、体とは逆に小さそうなイメージを狙ってつけました。

今後ちょくちょく出てくるかもしれないのでよろしくお願いします。



第96話 エキサイト・エクササイズ

ヒメコがダイエットを頑張るといった話を考えてたんですけど、だんだん
「偽ビリー」をいじるという話になっていきました。
ブームを過ぎた後に今更感が漂いますけど、まあそこはそれとして…

この話を描く前に参考として本家のビリーズブートキャンプを少し観たんですけど、観ているうちに一緒にやりたくなりまして。
ハイテンションのビリー隊長に励まされながらちょっとやってみたんですが、4分くらいで撃沈ですよ。
それでも、早送りして観た最後のシーンはちょっと感動しました。ビクトリー!



第97話 会えて嬉しい

過去編で「一回メシ食いに来いよ」とボッスンが言ったのを受けて、近いうちに描こうと思っていた話です。
藤崎家の人間それぞれが、椿という複雑な関係性を持った人間を
どう受け入れるのかを一度考えておかなければと思っていました。

アカネの反応はすんなりと決まりました。まあ、こういうお母さんですから。
ルミは年齢的にも複雑なところがあるんでしょうが、子供っぽさもあってこんなところかなと。

問題は椿自身の反応なんですが。
それはキャラが動くのに任せて描きました。
本編の内容以外に語る事はありません。

二人の並んだ姿を天国の両親にも見せてあげられたことで
少しだけ気持ちがスッキリしました。



第98話 顔で笑って心で…

この話は思いついたときに割と手応えを感じまして。
打ち合わせの時も担当と一緒に盛り上がって話してて。
原稿を描いてるときも自分でクスクス笑ったりしてたんですけど、実際の評価はイマイチな回でした…。

いや、こういう事ってたまにあるんです。
自分で面白いと思ってたものが不発に終わるという。
その逆に自分で「今回はダメかもな」と思ってた回の評判が良かったりすることも多く、未だに読者の反応は予想しづらいです。

ボッスンがひどい目にあう話は自分では好きなんですけど、
やっぱり他人が読んで分かりやすく描けないとダメですね。



第99話 モモカ舞台女優への道

久々にモモカの登場です。
とはいってもほとんど言葉遊びがメインの話ですね。
ページ数があったらこういうのは延々やってられるんですけど(笑)。

モモカは色んなタレント活動を渡り歩くのをネタとしてやってますが、
舞台から歌や声優まで幅広くこなす女優さんは実際にいらっしゃいますよね。
そういう方は、才能の他にすごい努力をしているんだろうなあと思います。
いつかモモカのそういう面も描いてみたいです。

余談ですが、ドラマCD第1弾に「吉備津百香のお久しブリッツ☆」という、
モモカが声優時代にやっていたラジオにスイッチがハガキを送ってくるという話があるんですけど(笑)、
それを聞いて「ああモモカって頑張ってるなあ」と思ってしまいました。
もちろん声優さんの力量の賜なんですけど、元ヤンだった彼女がアイドル声優として
立派にパーソナリティーを務めてる姿に、笑いながら思わず感動してしまいました。

実際の芸能活動は、華やかながらも苦難の連続なんでしょうね。
頑張れモモカ!


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最終更新:2010年07月10日 17:57
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