GM： ちょっと早いけど始めるかー
マリナ： はーい
GM： どうせ全員居るしなｗ
マリナ： （箒とチリトリを手にどんよりした瞳で
GM： ではエンディング。見事剣と鎧を撃破した三人の目の前には、焼け焦げた金属の破片と、投げ出されたセリアの体があります
数馬： 「セリアちゃん！」
アリシア： 「そんなにマリナも落ち込まないの……」
マリナ： 「……」
マリナ： 「……はぁ、それでセリアさんはご無事ですか？」
GM： 剣は比較的まだなんとかなるかなー、って感じですけど、鎧は本当にバラバラですね
アリシア： 「無事にするんじゃないかしらねぇ」
GM： セリアの方はかろうじて息はあるようです。が、激しく衰弱してるのは間違いありません
アリシア： 数馬を見ながら
マリナ： 「結構。そうでなければ任務達成を袖にしてまで全力で攻撃した甲斐がありませんわ」
数馬： よし、ガイア
数馬： ヒーローエネルギーを流し込んで云々
GM： ふむ
GM： 具体的には何を願いますか？
数馬： ああじゃあ先に聞くが、普通にセリア助かる？ｗ
GM： うん、助かるよ
GM： ガイアがあるなら命は保障されてる
GM： ただ使い方如何によって結果は左右される、とは言っておきます
数馬： 使わなかったらやばいのね？
アリシア： 命と脳の損傷の回復かなぁ
GM： 使わなくても死ぬ事は無いですね
マリナ： 命は、ね。セリアさん、子供の姿だったと思いましたけど、魔術師連盟にいた頃からあの年齢だったのですか？
GM： 別に子供の姿ではなかったですじょ
GM： まあ歳の割には若めですけど
アリシア： というか、あれだ
アリシア： 鎧と剣から受けた損傷の回復？
マリナ： 宿主から生命力みたいなものを消費するという話でしたから、その補填とか？
マリナ： あ、一応破片と剣の残骸は回収しておきますわ
数馬： 鎧と剣から受けた効果の全キャンセル、って言うのが一番いい気がしないでもないｗ
マリナ： 「シャーリー、現場の清掃をよろしくね」
マリナ： と、エキストラに頼んでおきます
GM： 「はい、お嬢様」とどこからともなくメイドさんが
マリナ： ＞ＧＭ
アリシア： 「こ、こいつ、メイドを呼んだわぁ……」
数馬： 「すげぇー」
マリナ： ちゃんとデータ的な裏付けあるもん
アリシア： わかってるよ！
マリナ： 「で、どうするか決まりまして？」
数馬： 「とりあえずセリアちゃんが鎧から受けた効果を消せばいいのかな、と」
マリナ： 「なるほど……」
マリナ： あ、じーえーむ
マリナ： セリアって、魔術師連盟に帰ったらどんな処分受けますか？
アリシア： 数馬の店で雇ってもらえばええやん！
GM： 間違いなくスケープゴートですねー
マリナ： ふーむ
GM： 面子的には処分しない訳にはいかないでしょう
マリナ： 魔術師的に見て、セリアの容体ってどんな感じでしょう？
GM： 少なくとも対外的には「内部の人間が盗んだ」という形式で収めないと
マリナ： 魔術師的に再起不能とかそんな感じ？
GM： そういう事は無いですね
GM： 復帰する気なら可能
マリナ： ただ単に生命力が落ちてるだけ？
GM： ですね
GM： マナの消費は激しいですけど、能力的にはそう問題はなさそうです
マリナ： 記憶とかの方は寄生してた奈落が滅されたことで、戻る感じでしょうか？
アリシア： あれ、脳味噌にダメージ行ってるって話じゃなかったっけ、鎧と剣のせいで
GM： 前回の情報判定で高値を出してたので分かる事にしますか。それは戻らないと判断しました
マリナ： なるほど
GM： あくまで器質的なダメージなので
GM： 無くなったものはもう戻らない
マリナ： となると、ガイアで記憶を戻すか戻さないかというあたりが問題になりそうですね
アリシア： 戻さない方がいいんじゃないかな…
GM： ガイアさんはよっぽどの無茶ぶりでも無い限り願いをきいてくれるよ！
数馬： 俺もそう思うって言うかもう別の人生歩ませたほうがいい気がするｗ
マリナ： ……記憶を戻すなら、魔術師連盟につれてかえらなくてはいけませんからね
数馬： 世界平和！
GM： ちなみに彼女はクエスターでもありません。一応補足しておきます
マリナ： んー、魔術師連盟の処分ですが、わたくしが口添えをした場合はどうですか？
GM： 身代わりを差し出せば丸くおさまるんじゃないですかね
マリナ： 万が一の場合があるので聞いておきますが
マリナ： まあ、やはりそんなものですか……
GM： 世の中って世知辛いんです
数馬： じゃあ俺が身代わりに
アリシア： なるな！
GM： ねーよｗ
マリナ： 最後に一つ、セリアさんに身内の方は？
GM： 身内は居ません。彼女は孤児です。
マリナ： そうかー……
GM： 能力一つでのし上がった感じですね
アリシア： じゃあ、もうほんと数馬の働いてる店に置けばいいじゃんｗ
マリナ： バカボンのせいで人生が狂わされた、と
GM： そんな感じですねー
アリシア： 人生狂って挙句記憶までかー
GM： まあ孤児上がりとか便利に使えますから、色々と利用されちゃったと
GM： 酷い話じゃのう……
数馬： ＧＭＧＭ
GM： うい
マリナ： 「と、魔術師連盟の事情はこんなところですね……私見ですが、戻らない方が彼女にとって幸せだと思いますわ」
数馬： 鎧と剣がなかったことになったらどうなる？ｗ
マリナ： やーめーろーよー
数馬： むー
GM： 具体的にどうするかを聞いてみて判断しますｗ
マリナ： 全力で攻撃して跡形もなくすとか、よーせーよー
GM： ガイアの力で無かったことにする、とかは不可ですね
GM： 流石に無理
数馬： しょうがないなぁうちで引き取るよ
マリナ： では、傷だけ治すという事で？
数馬： そうですね、なんかあったら数馬の肉の力で何とかします
マリナ： まあ、記憶も戻して、わたくしが見なかった事にするという手もありますが、彼女、森下さんのところから出奔しそうですし……
アリシア： そうなんですよねー
数馬： 責任感じて出頭しそうだな
マリナ： 実力はあったようですし……まあ、運以外何も悪くないのに人生が狂うなんてよくある話ですわ
数馬： 運も実力さ
アリシア： 「まぁ、カズくんにお任せよねぇ。こういうの。なんなら、うちのシスターにしてもいいけども」
数馬： 「その辺は彼女に選んでもらいましょう」
アリシア： 「マリナのメイドの線もありかしらぁ」
数馬： とりあえず傷だけ治すわｗ
GM： では体の傷だけ治す、ということでファイナルアンサー？
マリナ： 「では、長期にわたって奈落に寄生されていた影響で、容疑者は記憶を失い、もう何も覚えていない。よって処罰する意味がない……という事で連盟には報告しておきますわ」
数馬： あ、聞くの忘れてた
数馬： 奈落に染まってるとかないよね？ｗ
GM： それは無いですね
数馬： じゃあ傷だけ治すわ
GM： 大丈夫だ、問題ない
数馬： 傷を治した瞬間レイスナイトになったらさすがに泣く
アリシア： 「いい子ねぇ、マリナぁ」
アリシア： かいぐりかいぐり
GM： ではガイアの祈りにより、彼女の傷はみるみる内に癒されました
数馬： さすがガイアだ！なんともないぜ！
アリシア： 見ろよあの回復！
GM： ガイアさんがんばっちゃったよ！ 全快だよ！
マリナ： 「むー、こうするのが最善と思ったまでです！ べ、別にセリアさんが処分されるのが可哀そうだなんて思ってませんわ！」
GM： 「あ……森下さん……」とセリアが目を覚ましますね
GM： 「なんだか嫌な夢を見ていた気がします」
数馬： 「おはよう！」
GM： 「あ、おはようございます！」
GM： 数馬の元気な呼び掛けに、少し元気づけられたようですね
数馬： 「まぁ夢ならもう醒めたよ、大丈夫」
アリシア： 「もうそんなに夜明けまでないわよぉ？ おはようだなんて」
アリシア： ウィンクしながら、唇に人差し指を
GM： とりあえず彼女の保護はどうしますか
アリシア： 「シスターかメイドかウェイトレスか、選びなさぁい」
アリシア： と、無茶振り
マリナ： 「ほ、本当に無茶ぶりですわね……」
GM： えー、といきなりの無茶振りに頭を抱えながら
数馬： これで女子校生と宣言したら上級者
GM： 「えっと、そうですねえ。その中なら――」
GM： というあたりで時間が少し飛びます
GM： 数日後
GM： そこには元気な姿でヒマラヤのウエイトレスをしているセリアの姿が！
アリシア： 「ハムッ、ハフハフッ、ハフッ！」＜カレーを食べるアリシア
マリナ： もう魔術師連盟なんて入らないよ！
数馬： 「喉に詰まりますよ、カレーは飲み物じゃないんですから」
アリシア： 「ちゃんと食べてるわよぉ」
アリシア： 「あ、セリアー、お冷おかわりー」
GM： 「はーい」とセリアがてとてと走ってきます
GM： 元気な彼女は早くもヒマラヤの看板娘となりつつありますね
アリシア： 「マリナの奢りで飯が美味い！」
GM： 記憶はありませんが、幸せそうに見えます
マリナ： ヒマラヤでつけっぱなしになってるＴＶで、世界の富豪のマル秘豪邸訪問みたいな番組がダダ流れしてて、家族の端っこの方にちらっと映ってたりします、マリナ
GM： ディアンツス家はほんと富豪やでえ……
アリシア： 「ほんとおかしな家よねぇ……」
数馬： 「大変そうですけどねー」
アリシア： 「そのおかげでお金持ってんのよ。等価交換って奴よねぇ」
GM： まあ、そんな平和な日常が戻ってきたところで
GM： シナリオエンドとしましょうか
アリシア： あいあいお
マリナ： お疲れ様でしたー
GM： 完！
GM： 乙でしたー
最終更新：2011年09月27日 18:36
