「地球(ホシ)は遥か」ED



GM: まず、全員が集まってる所でグランドEDでもやりますか
クリフ: 犬さんのシナリオで一番の危機を感じたのは、木下シナリオ
クリフ: うぇーい
GM: 結界を解除するということでよろしいですか?
あんな: そうしますか
クリフ: では、クリフが法力を解除して結界を外します
GM: では、工場のまどからこちらをうかがっていたハルカが、結界が解けたとみて転がるようにこちらに走ってきますね
GM: 「良かった……! 本当に良かったぁ!」
あんな: 「終わったよ、はるかちゃん」
GM: 「うん……・うん、ありがとう、あんなちゃん」
クリフ: 「何とかなるものですね。いやぁ、今回は本当に死んでしまうかと思いました」
クリフ: 後ろで首をこきこきやりつつ
GM: 「ごめんなさい、わたしの所為で……」
エレナ: 「悪い人をやっつけるのが私の仕事だから何も問題ないです!」
イシュト: 「天が試練を課すのは乗り越えられる男だけだ、問題ない」
クリフ: 「ははは。そんな事を気にするものではありません。私は神の使徒ですしね」
GM: と、ここまで言ったところで、ふとハルカは残骸に埋もれる結晶に目を止めます
GM: 「……これ……」と拾い上げます
あんな: 「それは?」
GM: 金属質の結晶で、ぱっと見、傷一つない金属球のように見えます
GM: が、ハルカが拾い上げると、それは強い光を放ちはじめます
GM: 「声が聞こえる……みんなの……」
GM: その光の波動を浴びると、皆さんにも見たはずのない記憶が、風景が脳裏に蘇ってきます
クリフ: 「……・……」 黙って、その光景を噛み締める
GM: それは、荒廃した大地と、崩れかけたビル街。荒んだ景色の中で、それでも力強く生きてきたロボットと一人の少女の物語です
GM: 厳しく、何よりも孤独な……だけど、その日々は決して不幸せなものではありませんでした
GM: ハルカの瞳から、涙が一筋こぼれます。
クリフ: ハンカチを懐から取り出して、ハルカに差し出す
GM: 頬を伝った涙が、結晶に零れ落ちて弾けた時
クリフ: 「似合いませんよ、それは」
GM: 貴方がたはその結晶から、とてもなじみ深い波動を感じますね
GM: 「ありがとうございます……クリフさん。そうですね、私、泣いてなんていられません」
GM: 「……私、やっぱり帰ります。帰らなきゃいけないんです。あそこが、私の地球なんです」
クリフ: 「……頑張ってください。そこでの希望を、貴方が紡ぐのです」
GM: と、涙の乾いたその瞳に、強い意志を宿して、今、新たなクエスターがまた一人誕生したのでした。
GM: という辺りで、グランドED終了。次、個別に移ります
あんな: 1話に1人誕生してる気がするな!
クリフ: 言うなスネーク!
GM: さーて、これやりたいって事がある人からやりましょうか
GM: なければこっちが勝手に指定していきますが
イシュト: まったく無いなw
クリフ: そっちで指名しとくれ
あんな: おまかせします
エレナ: お任せです
GM: うむ、では、イシュトさんから始めますか
イシュト: はーい
クリフ: ハリウッドエンディングですね。分かります
GM: かくして藤宮市に巣くっていた奈落の野望は潰えました
GM: しかし、つかの間訪れた平和の中に、貴方の姿はありません
イシュト: 「果てなき黒の渇望で、俺は前へと突き進む」
GM: なぜなら、奈落の陰謀が尽きることはなく、貴方の使命もまた終わることはないのです。
GM: しかし、その日、貴方は何故かふと空を仰ぎ見ました
GM: 視界の隅で、空に向かって奔る一筋の光芒を貴方はとらえます
イシュト: 「・・・頑張れよ」
GM: と呟いたところで、シーンを閉めましょう
GM: さて、次、エレナさん
エレナ: はい
GM: 結構前の話なので、忘れてるかもしれませんが、この埋葬のきっかけは、ブラックロータスからの依頼でした
GM: というわけで、ブラックロータスに任務達成の連絡を入れているところということでよろしいでしょうか?
エレナ: 電気を盗む悪い人を懲らしめに行く話しでしたね。「という訳ではるかちゃんという子がとても良い子だったんです!」と報告をしています。
GM: 「なるほど、異世界からの追跡者というわけか。恐らく、電力を使って自己修復を試みていたのだろうな」
GM: 「追跡者の残骸に関しては、こちらで回収しておいた……技術部がよだれを垂らしているよ」
GM: 「……エレナ・スクーデリア、今回の一件において些細な予兆から奈落の跳梁を未然に防いだ功績は大きい。ついては何らかの褒章が与えられる予定だが、何か希望はあるか?」
エレナ: 「わぁ、んーと、でしたら、技術部さんがその機械で、いつかはるかちゃんの世界と通信出来るようになったりしたら素敵ですね」
エレナ: 「ロボットさん達が居ると言ってもずっと一人は寂しいですから」
GM: 「分かった。希望に沿うような成果物が完成したら、君に連絡を入れよう」
エレナ: 「はいっ!えっと、その時はあんなちゃんにも使わせてあげたいのですが良いでしょうか?」
GM: 「まあ、出来上がったモノの危険性次第だが、おそらく問題はないだろう」
エレナ: 「ありがとうございます!あんなちゃんもきっと喜びます!」本人も無論嬉しそう
GM: 「そうか……さて、エレナ、次の任務までゆっくり休息するといい」
エレナ: 「はいっ!ブラックロータスさんもお仕事、根を詰めすぎないで下さいね?」
GM: 「分かっているよ」と苦笑するブラックロータスの声を通信機の向こう側から聞きながら、シーンを閉じましょう
エレナ: はい
GM: つーぎー、なのですが
GM: ハルカの身元って誰が保護しますか?
クリフ: こっちで保護しよう
GM: 了解
あんな: クリフさんところにどんどん人が……
GM: では、先にあんな
あんな: ういー
クリフ: だって孤児院みたいなところもあるし!
GM: あんなの日常ですがー、まあ、あまり変わりません。ハルカは相変わらず公園にいます……入学手続きがちょっとかかるようですね
あんな: 「おはようはるかちゃん」毎日声をかけるよ
GM: 「おはよう、あんなちゃん」
GM: と必ず挨拶を返してくれますね
あんな: 帰るにしても帰る手段が無いんでしたっけ
GM: まあ、放課後時間のある時なんかは、一緒に遊んだりしてるということで?
あんな: ですねー
あんな: キャッキャしてる
GM: はるかはとても楽しそうにあんなと遊んでます。まあ、今まで同年代の女の子どころか有機生命体に会ったこともなかったので新鮮なのでしょう
GM: まあ、そんな風にして何日かが過ぎていくわけですが
GM: 今日も散々遊んで日が暮れたので、そろそろお開きにしようかというところです
あんな: 「もうこんな時間……はるかちゃん、また明日」
GM: 「うん、あんなちゃん、バイバイ」
GM: いつものように笑って、いつものように手を振って、はるかは教会の方に帰っていきます
あんな: (いつまでも、はるかちゃんが笑顔で居られると良いな)
クリフ: ここは繋げた方がらしいかな
GM: うむ、そんな感じはありますね
GM: では、エンディングシーン続行
GM: クリフさん
クリフ: 「はるか。もうそろそろ、ですか」
クリフ: 帰ってきたはるかに、一言
GM: 「……!」ビクッと一瞬体を震わせます
GM: 「え? な、何のことですか、クリフさん」
クリフ: 「帰るべき場所へ、帰るのでしょう?」
GM: 「……はい」
GM: 観念したのか、素直に認めますね
クリフ: 「誰もそれを咎めはしません。そして、引き止めようとする子もいるでしょうが、根っこはわかっているでしょう」
クリフ: 「ただ、貴方が胸を張って生きられる世界である事を、私達は望みます」
GM: 「はい、ありがとうございます」
クリフ: 「頑張りなさい。はるか。いつだって、私達は貴方を応援していますから」
GM: 「はい……みんなに胸を張ってまた会えるように、わたし、頑張ります……頑張って、きっと素敵な世界にして見せます……」
GM: 「だから、行ってきます」
クリフ: 「では、神のご加護があらんことを……」
クリフ: 十字を切って
GM: 「はい!」
クリフ: 「いってらっしゃい」
クリフ: と、笑顔で
GM: その祝福を受けた瞬間、ハルカは強く自分のシャードを握りしめます
GM: 光が溢れて、空へと昇っていきますね
クリフ: 「……いい子、でしたね……」
GM: 恐らくその光芒の続く先に、あの荒廃した大地が待っているのでしょう
クリフ: と、ぐし、と目を擦って
あんな: 多分少し離れた場所から、その光を眺めてるんだと思います
GM: では、そのあんなの姿を遠景に納めたところで、シーンをしめたいと思います
GM: お疲れ様でした


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最終更新:2011年12月04日 21:54