高史が失踪して一週間後・・・・・・・・・・ 皆心配し始めていた。 春花「あいつ、一体どこで何やってるのよ・・・」 浩司「・・・敵の襲撃を受けた、と考えるべきでしょうか・・・?」 剣汰「・・・だろうな。」 雛「さすがに心配なのー・・・」 翠「ど、どこかで頭を冷やしているに決まってるです!」 真「・・・剣汰と浩司の話をちゃんと聞いていたの・・・?」 蒼「マスター・・・・・」 そのとき、剣汰の携帯がなった。 春花「剣汰、電話だよ。」 剣汰「ああ・・・」 ピッ 剣汰「もしもし。」 高史「剣汰・・・兄ちゃん・・・」 剣汰「やっと連絡していたか高史・・・今どこだ・・・?」 蒼「・・・!?」 高史「わかんね・・・ここどこだっけ・・・?」 剣汰「それより・・・誰かに襲撃されたようだな・・・」 高史は相当なダメージを受けているらしく、とても苦しそうだった。 高史「ご名答・・・ちとやられちった・・・」 剣汰「誰にだ?」 高史「水銀燈の・・・やばっきた!!」 剣汰「何・・・!?」 携帯から、相手の声が聞こえた。 ?「てこずらおって・・・ だが、ここまでだ。 消えてもらうぞ。」 高史「だーれが消えるかよ・・・」 蒼「マスター!!マスター!!」 高史「蒼せ・・・おっと、この名前は口にしないって決めてたんだっけ・・・」 蒼「そんなこと言ってる場合じゃ・・・!!」 ?「いつまで会話しているつもりだ?」 高史「知るかぁ」 ?「ならば・・・消えろ!!」 高史「くっ・・・ぐあああああっ!!」 蒼「マスター!?マスター!!」 ツー、ツー、ツー・・・・・・・・・ 蒼「そんな・・・」 剣汰「切れたようだな・・・」 蒼「くっ・・・マスターっ・・・!」 蒼星石は外に飛び出した。 翠星石がすぐにその後を追う。 剣汰「春花と雛苺はここで待機してろ。」 春花「うん。」 雛「わかったのー。」 剣汰「浩司は翠星石の後を追え。 真紅は俺と一緒に来い。」 浩司「了解です、剣汰さん。」 真「命令しないで欲しいのだわ。」 剣汰「行くぞ!」 飛び出した蒼星石は、少し離れた森に降り立った。 翠星石も同時に降りる。 蒼「マスターが・・・マスターが・・・」 翠「落ち着くです蒼星石! まだあの人間が死んだって決まったわけじゃ・・・」 蒼「でも・・・」 ?「そちらから来てくれるとは・・・ 探す手間が省けたな。」 翠「誰です!?」 そこには、一人の策士風の男が立っていた。 指には、血のついた鉄の爪をつけていた。 司「私の名は司馬懿。字は中達。」 蒼「その血・・・まさか・・・」 司「かんがいいな、蒼星石。 そうだ、この血は、貴様のマスターの血だ。」 蒼「そん・・・な・・・」 司「蒼星石のマスターは抹殺した。 討たれ、屈し、滅びるがいい。 ふははははははっ!」