「マスター起きて、朝だよ」 その一言で簡単に覚醒する俺の頭。 よし、今日も蒼星石の可愛さは異常。 「早く顔洗ってきてね」 ご飯冷めちゃうから、 そう言い残して部屋を出て行こうとする彼女の腕を掴む。勿論無意識に、だ。 「…マスター?」 「あ?…あぁいや、ごめん、何でもないよ」 いやいや、何やってるんだ俺は。 内心大慌てで腕から離し、そのまま下ろそうとした手を、 蒼星石が、… 「………ッちょ、そそそ蒼星石!?」 「なんかマスターかわいいからさ」 ちゅ、とキスされた左手が熱いのは気のせいではないと思う。