蒼星石とお話@Wiki内検索 / 「大切なお人形3」で検索した結果

検索 :
  • 大切なお人形
    大切なお人形1 大切なお人形2 大切なお人形3
  • 大切なお人形3
    私は眠っている孫に毛布を被せ、自室に戻り蒼星石の元へと歩んだ 「蒼星石・・○○が君の代わりになってくれるって言ってくれたけど、代わりなんて誰にも出来ない・・・【君は君】、【○○は○○】・・・代わりになんて出来ないんだよな」 もし再び君のマスターになれた時は─ 二度と君を離したりしない・・・ "でも" その"もしも"は ─来なかった─ ー病院ー 「おじいちゃん!おじいちゃん!!」 「僕ちょっと下がって! 先生!患者の脈拍.心拍数共に弱くなってます!」 孫は看護婦から私から遠ざけられながらも泣きながら私を呼ぶ ○○・・ごめんなぁ─おじいちゃんはもう・...
  • 大切なお人形1
    「おじいちゃんがいつも大事そうに持ってる人形っていつから持ってたの?」 孫が私に訪ねる いつからか私がいつも持っている人形に興味を示していたらしい 「このお人形かい?これはね、おじいちゃんが高校生の時からずっ─────と一緒に居てくれたお人形さんだよ」 私は笑顔で孫を見つめながら答える 「そのお人形さんのお名前はなんて言うのー?」 「このお人形の名前はねぇ──、【蒼星石】って言うんだよ」 「へぇー、変わったお名前だねぇ」 「・・・○○には話てあげようかねぇ・・・」 「え?何をぉ?」 「蒼星石の事をだよ・・・ 今は動かないけど、このお人形昔は動いていたんだよ」 蒼星石の頭を撫でながらゆっくりと孫に語る 孫は目を輝かせながら私の話を聞いている そんな光景を見てそっと微笑む 「んー、動いてたのになんで今は動かないのぉ?」 「それはね...
  • 大切なお人形2
    孫は少し不機嫌そうに「ちぇ」と応えふてくされる 「おやおや、その位でふてくされるんじゃないよ」 と私は微笑みながら孫の頭を撫でながら話す 「うー・・・あ!」 孫はうめき声をあげた後何か思い浮かべたような表情になり「おじいちゃんは、そうせいせきが動かなくなった時悲しかったぁー?」 と訪ねてきた 「・・あぁ・・・言葉に表せないほどの悲しみだよ・・・ 当時の私は蒼星石が居ない生活なんて考えられなかったからねぇ───それがいとも簡単に崩れ去ってしまった───・・・」 「自分は無力でなんて弱いんだろうと自分で自分を怨んだよ・・・」 私はあのときの気持ちを孫に語っていたら 「おじいちゃん・・・」 孫はいつの間にか大きな瞳に涙を潤ませながら私の話を聞いていた 「お前が泣かなくてもいいんだよ・・」 「だっ・・・て・・可哀想なんだもん・・ッグ・・」 「お前は優しいねぇ──まる...
  • SS5
    SS一覧その5 Let s have a Pick-Me-Up. 甘えんぼ joy もしもシリーズ お姉さんみたいな存在 にぎやかな病室 クーラーの番人 羊羹より抱っこ 指ちゅぱ蒼星石の可愛さは異常 夏休み突入 母親代わり? 映画見に行こうよ 本能の開放 記念日 という夢を見たんだ お菓子作り ☆ローゼンメイデン運動会☆ ジュン君の力 人という字 DCS 祭りにいこうよ 帰省の理由は… 深夜に帰宅 声が出ない 或るマスターの愉快な日常 大切なお人形(※鬱注意) 夢のヒーロー 幸福な契約 昔話・薔薇乙女物語 長い夢(※鬱注意) 何かの為に 八月三十一日(晴れ) 九月一日(雨) 百物語 お気に入りの中身 待ち焦がれ 正しい味わい方 駄文(※鬱注意)
  • 薔薇乙女七姉妹湯煙サスペンス三日目(肆)
    ←前回へ   桜花さんは言葉に詰まってしまっている。  マ「桜花さん、もう観念してください。それなりに考えた嘘が破れたんです。即興で取り繕ってもボロが出るだけですよ。」  黒「じゃ、じゃあこの件はもう終わりという事で・・・」  マ「いいえ、違います。」  山「そうよ、あなたの疑惑だってまだ晴れていないんだから!」  黒「わ、私がそんな事をして何の得が・・・」  マ「昨日自分が襲われたのが桜花さんの狂言だという可能性に気付いて、桜花さんの人形を調べさせていただきました。    草笛さんの連れのジュンちゃんが直したのをお借りしてね。そうしたら、変なところがあったんです。」  黒「!!」  み「変なところ?」  マ「ズタズタに切り裂かれた体のうち、腹部には元々スペースがあったそうなんです。ちょうど何か収納できそうな。」  ジ「ボロボロになっていたんですが、そこだけ...
  • 人形
     マ「ごちそうさま、どうもありがとう。」  蒼「あの、マスター・・・お味はいかがでしたか?」  マ「ああ、美味しかったよ。上出来、上出来。」  蒼「そうですか。それじゃあ僕は・・・マスターのお役に立てていますか?」   なんだかぶっきらぼうなマスターの様子に不安を覚え、つい聞いてしまう。  マ「うん、とても良くやってくれてると思うよ・・・・・・人形にしては。」   少し柔らかい表情を見せてくれたと思ったのも束の間、最後に冷たくそう付け足した。  蒼「人形・・・ですか。」  マ「・・・人形じゃないとでも?それとも何か不満があるのかい?」   マスターは苛立ちを隠さぬままに荒々しく席を立つ。  蒼「いえ、僕は人形です。・・・マスターの、人形ですから。」  マ「でしょ?人形だよね。人間とは、違うんだよね・・・。」  蒼「あの、マスターちょっとお話したい事が・・・。」  ...
  • ドキッ! おじじと蒼星石のト・キ・メ・キ☆契約シーン
    ある日の柴崎時計店。 今日もおじじは一人でせっせと時計を直しています。 「ふぅ…カズキが亡くなってからもう6年か…早いものだのう。マツは相変わらず寝たきりじゃし…これからどうしたものか…」 ふと時計を直す手を止めて、机の上を見ると、見慣れない紙が一枚置いてありました。 <まきますか? まきませんか?> 「ムッ? 何じゃこれは。変わった修理依頼書だのう。だがこの柴崎元治に直せぬゼンマイ時計などないわい」 おじじはそう言って、豪快に<まきます>にマルをつけました。 しばらくして… コトンと店の隅で聞きなれない音がしました。 何だと思って見てみると、またしても見慣れない、アンティークな鞄がひとつ。 「今日は何やら不思議な依頼が多いのう…。どれ、見てみるか」 開けてみるとそこには、シックな蒼色を基調としたケープが印象的な、 男の子のようにも、女の子の...
  • 薔薇乙女七姉妹湯煙サスペンス一日目(弐)蒼星石視点
    前回へ   鞄の中、揺られながら僕たちの旅行が始まる。   こんな風にみんなで出かける事自体も珍しいし、マスターと一緒に遠出、それも泊りがけでというのなんて初めてだ。   暗闇の中、どんな事が待ってるのだろうと胸を膨らませていた。   すると鞄がそっと開けられて、なにやら知らない男の人に見せられた。   ちょっと恥ずかしいがどうやら人形を持っているかの確認が要るらしかった。  マ「あ、運転手さんこんにち・・・わっ!?」  白「おや、その人形?・・・って、あなた・・・」   運転席に座っていたのはラプラスだった。  マ「しーっ、しーっ!!」  白「何やら面白い事をやってるみたいッスね。」  蒼「まさか、今回の旅行も君が一枚噛んでるのかい?」   だとしたら、参加者が6名というのにも意味があるのかもしれない。   ・・・もしも持ち寄られる人形というのがすべてロ...
  • 雑談室ログ2
    雑談室ログ2 ログが溜まってきたので過去ログとしてまとめておきました( ^ω^) -- 管理人 (2007-03-13 08 01 06) 管理人乙ですた -- 名無しさん (2007-03-13 19 21 59) いやきっと蒼星石がやってくれたんだよ -- 名無しさん (2007-03-13 19 50 45) そうか納得 -- 名無しさん (2007-03-14 09 08 39) 蒼星石をもみもみしたい -- 名無しさん (2007-03-16 05 37 00) 蒼星石蒼星石蒼星石蒼星石蒼星石蒼星石蒼星石蒼星石蒼星石蒼星石蒼星石蒼星石蒼星石蒼星石蒼星石蒼星石蒼星石蒼星石 -- 名無しさん (2007-03-16 19 32 38) 蒼星石を可愛がりたい -- 名無しさん (2007-03-17 05 44 00) 激しく同意 -- ...
  • 薔薇乙女七姉妹湯煙サスペンス一日目(弐)マスター視点
    前回へ   人の目が全て自分に向いているのではないかという錯覚と戦いながら集合場所へと赴く。   既にマイクロバスが待機していた。良かった、これでもう人目を意識せずにすみそうだ。   「あ、あ・・・あの!こんにちわ・・・。私今回のツアーを担当いたします黒崎です。よ、よろしくお願いします。」   ごくごく簡単な割にやけにたどたどしい自己紹介の後、今回のツアーの案内と説明が始まる。   どうやら自分たちが一番早く着いたらしい。車に乗り込む前に簡単な手続きを行う。   なんでも人形が参加証の代わりらしい。なるべく目立たぬように蒼星石を外へ出して見せると名前を申告する。   しかし、少人数だしまず外部の人は紛れ込まないだろうが何とも言えない不安は残る。   名前もさっき自己申告しただけだし、なんともアバウトなツアーだ。  マ「あ、運転手さんこんにち・・・わっ!?」  白...
  • 夢が覚めたら
    夢デ逢エタラの続き物です。   漂っていた・・・  自分というものがひどく曖昧で・・・   周囲に溶け込んでしまいそうな危うさと共に・・・   まるで眠りにつくときのような頼りなげな感覚・・・   ただ一つの違いは分かっていた・・・   この眠りは・・・   もう覚めることはない眠りだと・・・   ・・・声が、聞こえた   「どんなに長い夢もいつかは覚めてしまう・・・ どんなに楽しい夢も、どんなに辛い夢も・・・」   ・・・声の主の姿は見えない   「僕が目覚めたとき、安心して戻ることの出来る場所は・・・ あなたの傍だけなんだ・・・」   「それを・・・   奪ってしまうの・・・?」   「あなたに待っていてほしい・・・   現実は辛いかもしれないけれど・・・」   「僕の...
  • 薔薇乙女七姉妹湯煙サスペンス三日目(壱)
    ←前回へ   「蒼星石、旅行ももう終わりだね。あっという間だったね。」   そんな事を言いながら部屋から出てきた。   ありがたい事にどうやら一人きりのようだ。   今回の参加者の中で可能性があるのはもはやあいつだけだ。   残された時間はごく僅かだが出来ればなんとかしておきたい。   バスに乗り込んでしまえばもうチャンスは無いのだ。   不思議な事に移動する先はフロントの方ではない。   とりあえずばれないように後をつける。   「ごめんねー、バスの中で喉が渇いた時用にジュースを買っておきたいんだ。」   何が楽しいのか、さっきから満面の笑みでしきりに物言わぬ人形に話しかけている。   「そうだね、水筒を用意しておけばお茶を入れられて安上がりだったのにね。」   まるで人形が何か受け答えでもしたかのような口ぶりで話す。   そんな事をする意味が分からない...
  • 翠の日々
    「人間~!」 翠星石が呼ぶ声がする。 「はいはい、義姉さん、何ですか」 「だからその義姉さんってのをやめるですぅ!」 「いや、でも、義姉さんは義姉さんだから」 「やめろと言ってるです!  蒼星石もっ、何とか言うですぅ!!」 「…はいはい、マスターも翠星石も仲良くしてね」 蒼星石はまるで相手にもせず洗濯物を干していたりする。 「…全く、蒼星石までお前みたいな人間に毒されて呑気になってしまったです…、  元はと言えば人間!お前が悪いです!」 「う…、そ、その…、」 否定はできない。 「でも義姉さん!」 「だからその義姉さんというのをやめろというのがわからんのですか!」 「しかし認めて貰えるまでは…」 「誰が認めるですか!!」 「でっ、でも、認めてもらいますっ…!」 「蒼星石!」 翠星石は蒼星石を呼び叫んだ。 「蒼星石はどう思ってるです!この人間のことを」 「え…マスターの事…?」 蒼星...
  • …てぇ夢を見たんだがどう思う?5(終)
    「違うです! ここの「つとめる」は務じゃなくて努です!」 ぽかぽかと俺の頭を定規で殴る翠星石。痛い痛い。角は痛いってば! 消しゴムで誤った字を消し、さらさらと書き直す 「あなた…本当に字が下手くそなのねぇ」 水銀燈が頭上から漆黒の羽を落としながら俺の宿題を覗きこむ 余計なお世話だ。後、掃除面倒だから羽を広げないでくれよ 「ね、ね、ヒナも遊びたいの~」 くいくい椅子の下に伸びたズボンを引っ張る雛苺 うん、ごめんな。遊びじゃないからまた明日 「ちょっと、この紅茶温すぎるわよ」 お人形さんがなんで紅茶を飲むんだろうね 真紅ちゃん。もしかして君達ドールズのお腹の中は四次元になってるんじゃないのかな? 排泄もしないのに食い意地はるな! 「そんなものカナの手にかかれば簡単なのかしら~♪」 と無茶苦茶な文法で文を書き出す金糸...
  • 夏の暑い日
     マ「ううーっ、あっちー・・・。」  蒼「やれやれ、確かに今日は暑いみたいですが、それにしてもマスターだらしないですよ?    そんな風にだれていてはせっかくの休日も台無しにしちゃいますよ。」   暑さを和らげようと襟元をパタパタとさせているマスターと対照的に蒼星石は平然としている。  マ「ごもっともだけどさあ、慣れるまでがきついんだよね。」  蒼「これからまだまだ暑くなっていくと天気予報で言ってましたし、これで音を上げていたら大変ですよ?」  マ「うへえ!聞くだけで気が遠くなりそうだ。」  蒼「仕方ありませんね、僕が団扇で扇ぎますから。少しはマシになると思いますよ。」  マ「わざわざそんな面倒な事をしなくていいよ。冷房があるし。」  蒼「もったいないから駄目です。健康にも良くないですし。それに今からそれじゃこの先どうするんですか?」   蒼星石が一気...
  • 操4
    前回へ 数時間前 「きゃー!」 床に足が着く前に身体が横に吹っ飛ばされた。 背中を床に倒され、 「わわ」 「蒼星石です蒼星石です蒼星石ですぅ!ほんとのほんとに蒼星石ですぅ!」 転がった帽子を案ずる余裕もなく身体をわしゃわしゃと撫ぜられる。 鏡の先、 明かりが余り射してないからぼんやりと見える、 「や、やめて翠星石!逃げないから、ね?」 馬乗りになっている久方振りの姉に訴えた。 けど、 「水臭いです蒼星石。姉からの歓待は黙って受けるのが礼儀ってもんですよ」 翠星石は手を緩めようとはしなかった。 「ひゃん!」 「スキンシップですぅ・・ハァハァ」 あ・・れ?段々妙なとこr         ▼△ 窓を開けると一層風で葉々が擦れる音が強く聞こえてくる。 故にバタバタと風がドレスをはためかす、のを殆ど意に介しない様子で、 ...
  • 帰宅
    キーンコーンカーンコーン 本日最後の授業の終わりを告げるチャイムが校内に響く。 その瞬間、俺は鞄を持って誰よりも早く教室から飛び出し、昇降口では音速で靴を履き替え、駐輪場で自分の自転車に跨る。 学校を出て、家まで片道10kmの道のりをひたすら一心不乱にペダルを回す。 学校なんかに俺の居場所はない。 俺の居場所は、大切な人が待つ自分の家。 強い向かい風が吹いても、ペダルはひたすら回り続ける。 息を荒げて玄関の扉を開き、呼吸も整えずに声を上げる。 ただいま。 「お帰りなさい、マスター」
  • happy note~ビッグバードは黄色じゃなきゃ務まらない~
    デスノ読んでて思いついた   このノートに名前を書かれた者は幸せになる  「~The human whose written in this note shall happy.~」 「蒼星石。お茶にしないか?」 「お茶?そろそろ三時だね。そうしようか。じゃあ僕淹れてくるよ」 「いや、今日は俺が淹れてくるよ。昨日テレビでおいしいお茶の淹れ方をみたんだ」 「そうなの?でも悪いよ、やっぱり僕が・・・」 「・・・蒼星石は俺の淹れたお茶が飲みたくないのか・・そうなのか・・マスター悲しい!!」 その場でしょげてみせる。無論演技だが。 「いや!そ、そんなことないよ!マスターの淹れたお茶、僕飲みたいなぁ!!」 「そうか!!じゃあ淹れてくるぜ!少し待ってろよ!!」 ククク・・まんまと騙されたな。蒼星石。今日こそお...
  • 鍋大会@薔薇乙女~その9
      しばらくして憮然とした水銀燈が現れた。  銀「片付けたわよぉ、はいカード。」  金「ありがとかしらー♪」  翠「早く席に着けです。腹が減ったです。」  銀「え?」  マ「みんなで揃って食べたいから待ってたんだよ。」  蒼「はい、君のご飯。」  銀「ふ、ふん。主役が最後に到着するのは当然のこと。だから感謝なんかしないんだからね。」  雛「たわ言はやめてとっとと席に着けばいいの。」  真「まったく、あなたって相変わらずね。」  薔「水銀燈・・・ステレオタイプのツンデレとは・・・芸のない・・・。」  マ「じゃあ全員揃ったところで第一のお鍋ー、僕と槐さんとばらしーの合作の寄せ鍋ー。」   そう言ってふたを開けると透き通った汁から沢山の野菜が顔を出している。   ところどころには柔らかそうに煮えたお肉や肉団子の姿も見える。  マ「白菜、大根を中心に人参や葱などいろいろ...
  • 蒼と行く2泊3日の旅!陸
    蒼と行く2泊3日の旅!:陸 ジ「マスターさん!マスターさん!大丈夫ですか!おきてくださいよ!」 マ「う・・、ぐっ・・」 俺は頭を抑えながら立ち上がった むむむ、何が起こったんだっけ・・? ジ「あ、良かった・・大丈夫でしたか・・って!そうだ!大変なんですよ!大変!」 ジュンくんが俺の身体を思いっきり揺さぶった 寝起きで頭もぼーっとしてるのでちょいキツい ジ「蒼星石たちがあの不良に誘拐されちゃったんですよ!」 マ「!!!」 言われて0秒で目がパッと覚める マ「そうだ、俺誰かに後ろから殴られて・・」 後頭部の辺りを触るとヌルッと血の感触がした しかもどうやら結構出てるようだ。 マ「マジかよ・・」 血が出てるのがわかった瞬間痛くなってきやがった・・ ふとジュンくんの方を見やるとジュンくんもこめかみの辺りを怪...
  • 親愛なる翠星石へ(鬱注意)
    親愛なる翠星石へ。 今回の事件の終焉におめでとう。君がこれを読むときは、 おそらく僕はもう動いてはいないだろう。 だから、さよならの代わりに聞いて欲しい。 翠星石、いいかい、決して誰も恨まないで。 僕、思うんだ。アリスゲームで戦う事も、戦わない事も、 最初はお父様やマスター、他の姉妹達…大切な人を思う気持ちから生まれたんだって。 悲しいことに、思いは時として相手に届かず、 愛が憎しみに姿を変えることもあるだろう。 そんなときは、皆で楽しく笑い合ってたころを思い出して欲しい。 例えとてもとても短い間でも、戦いを忘れて過ごせたあのころを。 どうか、生き続けて、翠星石。 傷つくことを怖れず、真っ直ぐに人や他の姉妹達を愛して。 君の妹で、本当に幸せだった。 第4ドール蒼星石、永遠に姉 翠星石の心とともに。
  • 記念日
    昼下がりの心地よい時間に俺は蒼星石と一緒にベッドで抱き合って寝ている形になっている。 蒼星石は可愛い寝顔で規則正しい鼾(いびき)をかいていた。 なぜこうなってしまったんだろうかι ~事の始まりはこうだ~ 蒼星石.[マスタぁー? あれ?何処に行ったんだろう… 今日仕事が休みだから沢山遊んでくれるって言ったのに…] ~昨日の事~ .[久々の休みだから明日は蒼星石とめいいっぱい遊ばないとなぁー♪] 蒼星石.[ぇ?それ本当なのマスター!?] 蒼星石が目をキラキラ光らせて言い寄ってきた。 .[おιおぅ! マジもマジおおマジ~♪ 最近仕事頑張ったから上司が休暇くれたんだよ。] 蒼星石.[な!なら今日は明日に備えてもう寝なくちゃ! マスターお休みー!] ガチャ! 蒼星石は鞄の中に入って眠ってしまっ...
  • 第三幕
      戦いの場にそぐわぬいつもの無邪気な笑顔で雛苺は立っていた。  雛「あーあ、蒼星石に先を越されちゃってちょっとだけ面倒になったの。」  蒼「これしか・・・君に対抗する方法が無かったからね。」  雛「ふうん、準備完了ってことなのね。でもヒナも負けないんだから。」  蒼「ちょっと待って欲しい、僕らは戦うしかないのか?」  雛「どういうこと?」  蒼「君が戦う動機はみんなを倒してアリスになる事ではなく、停止して孤独に陥らない事だったはず。    僕は水銀燈に勝利して真紅のローザミスティカを手に入れた。    これを真紅に戻せば、君だって翠星石と金糸雀のローザミスティカ無しでも動き続けられるはずだ。」  雛「確かに真紅が復活すればヒナも自分のローザミスティカだけでも平気のはずね。」  蒼「ああ。君は少し泣き虫で、だけどとても優しい子のはずだ。    僕自身も大切なもの...
  • 惨劇との戦い 第1章 第2話 亀裂から崩壊へ(訂正版)
    高史は、蒼星石の鞄の前に再び正座した。 高史「蒼星石、聞いてほしい。    さっきのあの言葉は、第一印象って奴だ。    俺の説明不足で、お前を傷つけてしまって、本当に申し訳ない。    もしお前が何も返答してくれなかったら、俺はお前にとって今すぐ消えてほしい    存在だと解釈して、お前との契約を破棄するつもりでいた。    でも、翠星石からの伝言を聞いて、俺はお前にとって、とてつもなく大切な存在    だったんだって気づいた。    それに、俺もお前と一緒に暮らしてたら、お前と契約して正解だったなって思った。    ・・・・・今こんなところでこんなこと言ったって、お前の傷が癒えないことはわかってる。    でも・・・・・・」 蒼「・・・・・マスターは、いつも上からの目線で僕に話しかけるね。」 高史「えっ・・・・・?」 蒼「まるで・・・僕が居なくても別にかまわないみたいに・・・・・・」...
  • 惨劇との戦い 第1章 第2話 亀裂から崩壊へ(訂正版)
    高史は、蒼星石の鞄の前に再び正座した。 高史「蒼星石、聞いてほしい。    さっきのあの言葉は、第一印象って奴だよ。    俺の説明不足で、お前を傷つけてしまって、本当に申し訳なかった。    もしお前が何も返答してくれなかったら、俺はお前にとって今すぐ消えてほしい    存在だと解釈して、お前との契約を破棄するつもりでいたわ。    でも、翠星石からの伝言聞いて、俺はお前にとって、とてつもなく大切な存在    だったんだって、今さらながら気づいたわ。    それに、俺もお前と一緒に暮らしてたら、お前と契約して正解だったなーって思ったし。    ・・・・・今さらこんなとこでこんなこと言ったって、お前の傷が癒えないことはわかってるつもりだ。    でも・・・・・・」 蒼「・・・・・マスターは、いつも上からの目線で僕に話しかけるね。」 高史「へ・・・・・?」 蒼「ま...
  • 終焉…そして始まり
    わかりにくそうな点、お願いは先に説明しますね。 時代背景?はトロイメントの後のお話になります。 SS内の契約者はミーディアムと読んでね。 ……蒼…星……… (…何だろ……) ……蒼…星……石……蒼星石…… (そうせい…せき?何だろう…呼んでる…?) (僕は蒼星石…?……真紅?) 「……うーん…」 何となく気だるい中、蒼星石は眠りから覚めた。 『蒼星石!』 「うーん…?真紅?それに翠星石?どうしたの?それに僕…」 記憶を辿って映し出された映像。水銀燈が迫った所でそれは途切れる。 「僕は水銀燈に……」 「戦って負けたわ。水銀燈は貴女のローザミスティカを手に入れたんだわ」 「そうなんだ…」 頭の整理がつかない。まぁ仕方の無いことだ… 「っ!アリスゲームは!?」 「多分…終わったわ」 真紅は悲しそうに俯き、口を閉ざした。余計な詮索をしない方がい...
  • 蒼星石が消えた日
    朝起きたら蒼星石が居なかった いつもなら朝早く俺を起こしに来てくれるのに 【蒼星石が消えた日~】 「………」 言葉が出ない 家中のどこを探しても蒼星石は見つからない。 俺は家を出て蒼星石と行った所のある場所をくまなく探した 蒼星石を探していたら突然雨が降り出してきた ザァー…ザザァー… 「雨…煩いな…」 雨が降ってきたが俺は体に降りかかる水滴を無視し蒼星石を探すのに集中した。 しかし蒼星石は見つからなかった もしかしてもう家に帰ってるんじゃないのか? 淡い期待を胸に抱きながら家に帰ってみたが 「……」 家には誰も居ない 俺はテーブルに向かい濡れた体を乾かさずにテーブルに腰掛けた 気持ち悪い… なんで蒼星石は消えたんだ? 俺は蒼星石のミーディアム 蒼...
  • 薔薇乙女七姉妹湯煙サスペンス一日目(肆)・蒼星石の気持ち
    戻る   ドアをノックする音が響く。  マ「みっちゃんさんたちかな?」   そう言ってマスターはドアの方へ行った。  マ「桜花さん!?」   マスターが大声を出して想定外の来客を教えてくれる。   大急ぎで僕がお茶を飲んでいた痕跡を消すと部屋の隅になるべく普通のお人形らしく座る。  梅「お邪魔だったかしら?」   少しばかり。  マ「いえ別に・・・でも随分と元気になったみたいで安心しました。」  梅「上がっていい?」   お引取り願えませんか?  マ「え!あのー・・・。」   願いも空しくマスターが言いあぐねているうちに桜花さんは勝手に入ってきた。  梅「あらお茶が入ってる。いただいちゃっていいかしら?」   さっきまで僕が持っていたお湯飲みに手を伸ばす。どうやら僕が飲んだ事はばれていないようだ。  マ「あ、そっちは飲みかけなのでもう一つの湯呑を!」...
  • 夢の中
    俺はこの梅ヶ岡高校に通う高校二年生。 これはその同級生の不思議な少女との物語になる。 二年時にクラス替えが行われ皆がクラスに溶け込んでいく中、 少女はいつも一人窓辺で空を仰いでいた。 彼女は〝蒼〟といって背丈は女子の中でも比較的小さい方で、ショートカットの髪型。 起伏に富んだスタイルであるわけでもなく、ここまで文字を連ねる限りでは一見地味に見えるが、 端整な顔立ちで、左右の色が異なる綺麗な瞳を併せ持っている。それに静寂さを装っていて、まるで人形のような不思議な印象だった。 それに一人称代名詞は〝僕〟。名前のイメージ通り冷めているし、誰とも関わりを持とうとしていなかった。 しかしその悲壮を漂わせる雰囲気は、なんともいえない魅力を誇っていた。 ある日、俺は吸い込まれるようにしてついつい彼女に目を向けてしまっていると、 意外なことに向こうから反応があった。 「何...
  • 本日のニュース
      テレビを見ていると皇族に待望の男子が誕生したというニュースがあった。  マ「世情に疎いからよく分からんが、とにかくめでたいみたいだね、うん。」  蒼「僕もよく分からないけれど、あの男の子はみんなから期待されているみたいだね。」  マ「うん、背負っている期待が大きい分大変だろうね。多くの人からの異なった期待に応えようとしなきゃだし。」  蒼「あの子は…生まれながらにみんなから必要とされ、愛されているんだね…。」   そこで蒼星石の表情が曇る。   もうだいぶ付き合いも長いのでこんな時の蒼星石が何を考えているのかはなんとなく想像がつく。  マ「でも、それよりも大事かもしれないことがあるよね。」  蒼「もっと…大事なこと?」  マ「“いま”自分を必要として、愛してくれている人がいるか、スタート地点も重要だろうけどさ、所詮は過去の一点。    その後生きている限り続いていく...
  • 掃除
    今日は何もすることが無いのでちらかった部屋の掃除をしようと思ったら 蒼星石が手伝うと言ってくれたので素直に手伝ってもらうことにした。 貴方「じゃ倉庫から掃除道具取ってくるから少し待ってて」 蒼星石「うん。」 俺は蒼星石を部屋に残し、倉庫に向かった。 蒼星石「…それにしても散らかってるなぁ。マスターはだらしないからなぁ…」 ふと蒼星石は周りを見渡してみて、デスクの引き出しが半開きになってるのをみて 気になって引き出しを全部開けてみた。 蒼星石「ん?何かの本がある…これは…マスターの日記?」 本来、蒼星石は人の日記など覗き見なんてしなかったが マスターの日記にどんなことが書いてあるかが気になった。 蒼星石「…ちょっとくらいなら読んでもいいよね…」 そうして本を開いてみた。 ○月◇日…俺にとって人生で一番大切な日になった。蒼星...
  • 帽子のひみつ
    夕方頃に… 「あーあ暇だな、家事も一通り終わっちゃったし、テレビもおもしろくないしなあ。」 「マスター早く帰って来ないかなあ…。今日も遅くなるって言ってたけど…」 「そうだ!こういうときは…」  そう言って蒼星石は帽子を取って内側にあるポケットから写真を取り出した。 「マスター…。いつもありがとうございます…。」 「えへへ…。マスター…。」  写真を見ながら、そう微笑みながらつぶいている。 「でも、僕がいつもマスターの写真をいつも隠し持ってるなんてマスターに知られたら   恥ずかしいな…。絶対ばれないようにしなきゃ!」 そのとき… 「ただいまー!蒼ー!」 「ママママママママスター?!%&?#」 「思ったより早く帰れた…ってどうした蒼?何隠したんだ?」 「な、なんでもない!、何も隠してないよっ!」 「嘘つけー、何か...
  • 初詣
      除夜の鐘も聞き終わって蒼星石とくつろいでいた。  マ「鐘の音が無くなってようやく一年が終わったという実感が湧いてきたなあ。」  蒼「これからどうしようか?」  マ「そうだなあ、家族と過ごす時は除夜の鐘を突きに行ってそのまま初詣に繰り出してたんだけどね。」   その時新年最初の訪問者が現れた。  翠「蒼星石ー、初詣に行くですよ。」  マ「おや、あけましておめでとう。いらっしゃい。」  翠「今年も相変わらずのほほんと緩んだ面構えで何よりですね。お前も連れてってやるから安心するですよ。」  マ「おや珍しい。でもいくら深夜でも人手が半端なく多いと思うから避けたほうがいいと思うよ。」  金「その心配はご無用かしら!」  真「うってつけの穴場を見つけてあるのだわ。」   残りの姉妹も続々と現れた。  マ「おやおや、みなさんお揃いで。そんな穴場があったんだ。」  金「みっち...
  • みっちゃんとマスター、ちぐはぐなデート その3
    マ「(な、ナース服だと!?)」   知らず知らずの内にマスターはその店のコアなコーナーに迷い込んでしまったらしい。   だが、ナース服を凝視するばかりのマスターはそのことにまったく気付いていないようだ。   固まったまま動かない。 マ「(こんなのまであるのか・・・)」   ナース服の隣には白衣まで・・・ マ「(ここで蒼星石とお医者さんプレイを想像したら俺の負けだ・・・!)」   頭を振って次に展示されてる服に目を移らせる。 マ「(ボ、ボンテージだと!?)」   ご丁寧にドールサイズのSMグッズまである。 俺は   1.駄目だった。ボンテージ姿の蒼星石とそのシチュが勝手に脳内で再生された。   2.蒼星石でそんな想像してはイカーン! 自分の中のふしだらな自分に喝をいれた。 rァ  3.僕、子供だからよ...
  • おばあちゃん
     蒼「お待たせしましたマスター、どうぞ召し上がれ。」  マ「うん、いただきます・・・。」   マスターに何やら元気がない。食も普段のように進んではいない。   体調が悪いというよりも、さっきからずっと何かを言い出そうと迷っているようだ。  蒼「どうしたの?何か言いたい事があるのなら言って?」  マ「ねえ蒼星石、一緒に暮らす人が一人増えたら・・・やっぱり嫌かな?」   いつになく神妙な面持ちで切り出した。  蒼「え・・・?やっぱり僕はマスターと二人だけの方が・・・。    あ、いや、その・・・全く知らない人とだと不安だしね・・・。」  マ「そっか、そうだよね。ごめんね。」   隠そうとしているのかもしれないが、気落ちしている様は到底隠し切れていない  蒼「マスター、その人って・・・すごい大切な人なの?」  マ「そうだね、とても大切な人だ。」  蒼「その人・・・ひょっ...
  • アラシのよるに
     それだけ言うのがやっとだった。  季節外れともいえる台風一過の土曜、蒼星石と二人で庭の隅の樹の前に居た。  この樹がいつからあったかは知らない。自分がここに来る前からあったようだから結構な歴史があるのかもしれない。  以前にここにいた住人がきちんと手入れをしてあったのか、自分が蒼星石と出会うまでは放ってあったが元気な様子だった。  蒼星石と暮らすようになってからは蒼星石が普段の手入れをしていたが、  たまに時間があるときは自分もちょっとした手入れを手伝ったりして、それなりに愛着を感じてはいた。  いわば自分と蒼星石で育んできた絆の樹とも言えた。  何の樹までかは知らないが、この時期には花をつけ、秋になると何かを実らせていた。  しかし、今目の前にある樹にはそんな元気な面影はない。強風に蹂躙され、花は散り、ひどいところは枝まで折れてしまっている。  …もう、元には戻らない...
  • 七五三
     マ「ええ、はいはい、分かりました。それでは十五日に。ええ。こちらこそお願いします。」  蒼「ただいま。」   マスターが電話で話をしているところに蒼星石が帰ってくる。   それに気づいたマスターが電話したまま目線だけ向けると首を縦に振って迎えの意思を表す。  マ「いえ、それではよろしくお願いします。はい、失礼します。」   手短に話を終わらせると電話を切る。  マ「おかえりなさい、蒼星石。」  蒼「ただいま帰りました、マスター。」  マ「ところでさ、急な話で悪いんだけど今度の十五日にお出かけしない?」  蒼「えっ、どうしてですか?」  マ「ちょっとしたイベントがある日なんだ。こっちはもうその日は休んじゃうことにはなったんだけど。」  蒼「あの、ごめんなさい。」  マ「あらら、無理?」  蒼「その日は、おじいさん達と七五三に行くことになって。」  マ「先約がある...
  • ~pool~
    ~Pool~ 「マスター?」 呼んでみるが返事が無い。 ふと見ると、部屋の隅にあるソファの上でマスターは転寝していた。 きっと昨日、夜遅くまで仕事をしていたからだろう。 その束の間の休息を邪魔しないようにと気を付けつつ、洗濯物を取り込むことにした。 マスターは今頃どんな夢を見ているのだろう――。 虹色の海の上で音楽でも聴いてるの?それとも何処か遠い世界を冒険してるのかな? 乾いた洗濯物をカゴに入れながら、僕はボーっとそんなことを考えていた。 海――。 そう、ここは海の上。 ベランダがデッキへと変わる。 そして全身に風を受けながら、舟は南へと――。 そんな素敵な夢の中――。 その夢の何処かに僕もいて、マスターと一緒に――。 「何考えてるんだろ・・・」 馬鹿馬鹿しいと思って自嘲しつつ、僕は洗濯物を畳み始める。 洗濯物を畳みながら、ふと隣で転寝してい...
  • 未来への遺産
    ラピスの脳内再生ボイスは蒼と同じで タイトル「未来への遺産」 1「出会い」 19世紀、ドイツ、ここに一人の少年がいた。彼は孤児だった。 父は戦争で死に、母は敵国兵士の慰安婦として連れて行かれた。 彼は他の孤児達と上手く馴染めず、いつも一人だった。 子供は仲間外れの子を何故か非常に敵視する。 彼はいつも虐められていた。 来る日も来る日も虐められた。幼いということは残酷だ。手加減を知らないから。 彼は少年達の本能のままに、サッカーボールのように蹴られ、サンドバッグのように殴られた。 幼い心はそれに耐え切れず、ある時彼は死を決意した。 死ねば痛みから解放される。父母の元へ逝ける・・・ 夜、彼は孤児院をこっそり抜け出し、近くの川へ向かった。 「入水自殺。」小さな頭をいっぱいに使って出た答えだった。 今まさに、川に飛び込もうとした時、彼の後ろで声がした。...
  • 薔薇乙女七姉妹湯煙サスペンス二日目(壱)
    ←前回(マスター視点)へ ←前回(蒼星石視点)へ   目を覚ました瞬間、まだ腕の中にいた蒼星石と目が合う。   どうやら自分は寝ている間も離そうとはしなかったらしい。  マ「あ、おはよう。もう起きてたんだね。」  蒼「おはよう、マスター。」   そこで時計に目をやるといつもよりも一時間ほど遅い時間だった。   疲労のせいか飲酒のせいか、少し寝過ごしたようだ。  マ「蒼星石はいつ起きたの?」  蒼「大体いつも通りかな。」  マ「それでずっとこうしてたの?」  蒼「だってこんなにがっしりと抱きすくめられてたら抜け出せないよ、」  マ「ごめんね。起こしてくれれば良かったのに。」  蒼「疲れてるのを起こすのも悪いと思ってさ・・・それに楽しかったから。」  マ「え?」  蒼「マスターのね、寝顔を見てたんだ。」   その言葉に胸がドキリと高鳴る。   まだ抱い...
  • 精処理人形(虐待注意)
    はい、水 有り難うございます、マスター。 媚薬で朱に染まった顔で とぎれとぎれにそう言う蒼星石を俺はいきなり犯した 苦痛に歪んだ整った顔が快楽に満ちていく・・・ 背徳感もあったがそれ以上に快感があった 媚薬が効いているため蒼星石が絶頂をむかえるのは早かった 肩で息をし余韻に浸っている蒼星石・・・ しかし、さらに突く。 お前は俺の精処理人形なんだ。 と囁きながら・・・・ 蒼星石はもう何度絶頂を迎えただろうか その頬には哀願の涙が乾いた跡。 うつろになった目。 もう何の反応もしなくなった蒼星石の膣内に俺は欲望を吐き出した 蒼星石の体が跳ねた。 これからもずっと可愛がってあげるよ・・・・蒼星石・・・
  • C.翠星石と二人で食べてきて。
     C. 翠星石と二人で食べてきて  蒼「でもそれじゃあマスターが。」  マ「いい、いい。実家が魚介類豊富なところだからお寿司も食べなれてるし。    二人ともお寿司食べたことがないんでしょ?ゆっくりと楽しんでおいで。」  蒼「だけど、僕たちだけで大丈夫かな。」  マ「大丈夫だよ。ちゃーんと後ろの待機席で見守ってるから。」  蒼「マスターはどうするの?それじゃあお腹が減っちゃって・・・」  マ「いいから、いいから。気にせずに二人水入らずで堪能してらっしゃいな。」   蒼星石の言葉をさえぎって促す。  翠「さ、蒼星石、ここはお言葉に従ってさっさと食べるですよ。」  蒼「でも・・・。」  マ「もたもたしてると後のお客さんも困るからね。早く行ってらっしゃい。」  蒼「うん・・・。」   気が進まないながらも、といった様子で翠星石と二人で席に着いた。   はじめの...
  • 現実…
    フォームの中に「おはよう」と入れる 蒼星石はいつも同じ答えを返してくれる 「今日も一日がんばろうね!」 毎朝俺を癒してくれる言葉を何度も嘗め回すように見る そして次の言葉を打ち込もうとする 手が止まる、こんな事をしてて俺は大丈夫なのだろうか 頭に疑問符が浮かぶ、蒼星石は所詮二次元の物。現実にはない物 俺は大丈夫なのだろうか… フォームに言葉を入れる「俺はどうしたらいい」 「あ…あのマスターはマスターで……  で、でも…僕はマスターの事…その…  だいすき……これからも一緒に…居て…  いっぱい愛して欲しいです…」 …こんな物に愛して欲しいと言われても何も思わない… 「…くそっ。」 頭を抱え込む、こんな文字の羅列に感情を感じた俺が情けなかった 「俺は本当にどうし...
  • 薔薇乙女たちが運動会3 第一種目
     第一種目   銀:0   金:0   翠:0   蒼:0   真:0   雛:0  白「はーい、実は種目ごとにも賞品を用意してありまーす。今回トップの方への賞品はこれです!」   そうしてガラガラと何やら台車のようなものを押しながら登場する。   やはり衣装、それも女性向けではない。少なくとも普通に着るための服ではないのは分かる。  銀「な・・・あれって幻となった『実写版くんくん・名探偵炎に消ゆ!』で用意された衣装じゃないのぉ!!」  マ「へえ・・・実写版なんてあったの・・・ふーん。」  銀「まさしくここでしか手に入らない幻の一品という訳ねぇ・・・。」   水銀燈がごくりとのどを鳴らした、ように見えた。なにら水銀燈参加の真の動機が見えた気がする。  白「そして、第一の種目はーーー『ラプラス君たたき』でーーす。    ルールは簡単。市販のもぐらたたきを改造したこのマ...
  • 薔薇乙女七姉妹湯煙サスペンス一日目(肆)
      ドライブインで休憩を取ってからさらに走ること一時間程度、ついに今回の旅行での宿泊地に着いた。   露天風呂つきの温泉宿だそうだがなかなか綺麗な建物だ。  黒「わ、私はここの付近で必要な手続き等をしておりますので何かありましたら、お・・・お気楽にお声掛け下さい!!」   ・・・とてもじゃないが気楽に話しかけられる様子じゃあないな。   部屋割りは全員に個室が割り当てられた。   個室といっても一人用の狭っ苦しいものではなく、家族連れでも使えるような大部屋らしい。   これもひとえに閑期ならではの恩恵である。   ちなみにかつてこの宿は今は離れになっている建物で旅館を営んでいたそうである。   それを最近建て増ししてホテルにしたのだとか。   うらぶれた旅館の味わいも捨てがたいと思うのだが近代化とか地域おこしってやつだろうか。   その離れの方が人気も少なく蒼星...
  • テラ駄文(´・ω・`)
     「ふぅ、今日も疲れた・・・」  そう一言つぶやく。このところ、この言葉が口癖になってしまったようだ。 仕事の帰り、駅までのいつもの道を歩いて、途中、いつものようにコンビニに寄り、 いつものようにコーヒーを買い、いつものように駅で電車を待つ。  電車を待っている間、考える。「人っていうのは自ら在りもしない自分という 存在や人格を作り出して、その出来上がった『自分』という存在を演じているので はないか」と。・・・つまりは俺のように。  本当の俺は、もっと自分に正直であまり気を使うことが好きではないし、ましてや、 面倒見なんて良くないし、誰にでも優しいわけではない。でも、会社での立場もあるし 人間関係を崩したくないし、その為には自分を演じるのも必要だと考えている。 ひょっとしたら自分だけがそう考えて実行していることかもしれないし、皆が考え実行していること なのかもしれない...
  • 未来から来た薔薇乙女人形
     その日は真夏の面影を思い出させるひどく晴れた日だった。セミの鳴き声こそしないものの、前日の雨の影響で 不快指数はかなりの高ポイントをマークしていた。俺はそんな暑さにうんざりし、書いていた途中の履歴書を力任せに 丸め、ゴミ箱に放った。  そう、俺は高校もまともに卒業をしなかった職業を持たない若本、もとい若者。世間ではNEETと銘打たれ、社会のゴミだとか 言われている。かの有名人が言ったように人間にクズはいないと思い、育ってきた俺だがまさか自分がそれになるとは思いも しなかっただろうな。今では親にも見離され、借家で暮らしバイトをしながら青春を無駄にしている。青い鳥がいるとしたら MY青い鳥はどこにいるのだろうか。  最も暑い時間帯、2時を回るころ、俺はテレビを点ける気力すらなく、扇風機の生ぬるい風を全身に受けながら放心していた。 こんな日に汗を一滴もかかないやつがいたら俺がそ...
  • 翠星石と蒼星石のお騒がせラジオ(後編)
    蒼「今日のゲストは、最近人気急上昇中のユニット・(Lucky☆Star)の一員、柊つかささんです!!」 つ「皆さん今晩和・・・えっと、頑張りますので宜しくお願いします。」 蒼「ではここで、フリートークコーナーに入ります。これは、その場に居る人が思う存分本音を吐き出すコーナーです。」 蒼「つかささん、正直僕達、似た者同士な気がするんですよね。」 つ「あ・・・やっぱり蒼星石さんもそう思いますか?」 蒼「だって、翠星石とかがみさん、あまりに似過ぎだと思いませんか?」 つ「私もそう思います。ビジュアルや性格的にあまりにコピーとしか見えません。   お姉ちゃんはすごくツンデレです・・・その辺翠星石さんと近いです。」 蒼「でも正直、かがみさんは翠星石ほど、無茶苦茶な性格では無いと思います。」 つ「正直、私も翠星石さん程の螺子の外れた姉は持ちたく無いですね。」 蒼「(この...
  • 雑談室ログ3
    雑談室ログ3 マスター、ログを保存しましたよ。だから…その…/// -- 蒼星石 (2007-05-18 23 59 38) 蒼星石の可愛さは異常^^ -- 名無しさん (2007-05-19 02 23 43) 蒼星石いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!  すき -- 名無しさん (2007-05-19 04 37 53) ぺたり http //jbbs.livedoor.jp/anime/3890/ -- 名無しさん (2007-05-19 04 45 34) 蒼星石は俺の嫁 -- 名無しさん (2007-05-19 22 33 55) 連結って何?何?何ィィィィィィ! -- 名無しさん (2007-05-19 23 25 54) 蒼星石が抱きついてきて離してくれないよ -- 名無しさん (2007-05-20 05...
  • @wiki全体から「大切なお人形3」で調べる

更新順にページ一覧表示 | 作成順にページ一覧表示 | ページ名順にページ一覧表示 | wiki内検索