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天槻空の記憶#2 - (2012/12/30 (日) 21:31:04) の編集履歴(バックアップ)


唐突に一つ反応が消えた。

「は?」

こちらが優位に立っている・・・とは感じていたが、
まさか、攻撃を始める前に目標の数が減じるとは思わなかった。

「隊長・・・これは一体・・・」

部下も、この状況に戸惑いを隠せないようだ。
いや、むしろ戸惑わない理由がない。

「仲間割れ?」
「「それだっ!!」」



「あわわ・・・やっちまった・・・」
「だいじょーぶ・・・いてもいなくても結果は変わらない」
「全く、安心できねぃよっ!?」
「・・・・・・弾除けは、貴方の役目?」
「おいこらぁっ!?」


どうやら、自分の陣営は劣勢となっているらしい。
というか、戦端を開いていないのに、撃墜されているとかどういう手品だろう。
『すみません、こんな状況なのに受けてもらえるなんて・・・』
「まぁ、払うもん払ってもらえば仕事はしますよ」
『・・・・・・明らかに負け試合ですよ?』
スポンサーが弱気になっている時点で終わってるな・・・この企業。
まぁ、吹っかける側にしてみれば嬉しい限りだけど。
「んじゃ、勝てたら追加報酬貰っていいかい?」
『え?』
いや、なんでそこで何言ってんのこの人みたいな顔するかな。


「一発撃ったら、十倍になって返ってくるとか、世の中間違っているだろ・・・」
「ぱわーいずまねー」
「やかましいっ!! どうせ、俺らは貧乏部隊だよっ!?」
「ぱわーいずてくのろじー」
「意味不明だー!!」
「だいじょーぶ。奇跡は起こすもの」
「話に脈略がなさすぎるっ!?」
「神よー私を助けたまへー」
「お前だけかよっ!?」
そんな台詞と同時に敵機が光条が貫いた。
「・・・・・・・・・神?」
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