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  • ⇒恵千果◆EeRc0idolE
    カテゴリー名【長編&連作シリーズ】 Tears of the clover(フレッシュ 全7話・完結 R18あり) あの海から始まる物語(フレッシュ 全5話・完結 外伝のみR18) カテゴリー名【ふたりはプリキュア&Max Heart】 レス番号 作品タイトル 作者 備考 MH1 真夜中の微笑   恵千果◆EeRc0idolE R18 Max Heart。その微笑みに抗うことなど出来ない。心はこんなにも、なぎさに焦がれているのに。瞳の奥に強い想いを宿した、夜をも統べる、その優しい微笑に。 カテゴリー名【フレッシュ:ラブとせつな】 レス番号 作品タイトル 作者 備考 ラせ2-3 【異分子】 恵千果◆EeRc0idolE あたたかな家族。気の置けない仲間たち。あまりにも穏やかで、幸せ過ぎる毎日――。なのに、時々ふと不安が頭をもたげる。そんな時、ラブが……。 ラせ2-4 【せつなとイー...
  • 恵千果◆EeRc0idolE
    恵千果◆EeRc0idolE Tears of the clover(フレッシュ 全7話・完結) あの海から始まる物語(フレッシュ 全5話・完結)
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    .../pMjwqUTk ⇒恵千果◆EeRc0idolE ⇒かおす ⇒kiral32 ⇒ギルガメッシュ ⇒金丼亭猫好 ⇒黒ブキ◆lg0Ts41PPY ⇒こゆき ⇒コロ助MH ⇒SABI ⇒そらまめ ⇒ゾンリー ⇒たれまさ ⇒cherry ⇒月見香倶夜 ⇒ドキドキ猫キュア ⇒なずな ⇒夏希◆JIBDaXNP.g ⇒ねぎぼう ⇒猫塚◆GKWyxD2gYE ⇒◆BVjx9JFTno ⇒makiray ⇒茉莉花 ⇒みこと ⇒Mitchell&Carroll ⇒mizuiram ⇒maple ⇒緣文 ⇒りとるぶたー ⇒れいん
  • Tears of the clover
    Tears of the clover(全7話・完結)  時に目の前の貴女を想い、時に此処には居ない誰かを想い、  瞳から零れ落ちる、ただ一瞬の真珠の煌めき。  その頬を濡らすものは、辛い?苦い?それとも・・・甘い? レス番号 作品タイトル 作者 備考 第1話 【不器用なキス】 恵千果◆EeRc0idolE 第2話 【眠れる恋】 恵千果◆EeRc0idolE 第3話 【蒼い炎】 恵千果◆EeRc0idolE 第4話 【ひと時でいいから】 恵千果◆EeRc0idolE R18 第5話 【かくれんぼ】 恵千果◆EeRc0idolE 第6話 【花火のあと】 恵千果◆EeRc0idolE 第7話 【月だけがそのすべてを見ていた】 恵千果◆EeRc0idolE
  • あの海から始まる物語
    あの海から始まる物語(全5話・完結)  クリスマスパーティーの夜。ラブの家にお泊りして四人でパジャマパーティーのはずが、祈里の具合が悪くなり・・・。  そう、それが全ての始まり・・・ううん、この物語はあの海から、既に始まっていたのです。 レス番号 作品タイトル 作者 備考 第1話 【良薬口に甘し】 恵千果◆EeRc0idolE 第2話 【穏やかな陽射しの中で】 恵千果◆EeRc0idolE 第3話 【夕涼み】 恵千果◆EeRc0idolE 第4話 【始まりのご褒美】 恵千果◆EeRc0idolE 第5話 【人魚姫の鍵】 恵千果◆EeRc0idolE あの海から始まる物語(外伝:episode.0) レス番号 作品タイトル 作者 備考 外伝 【桃色天使は小悪魔だった~バスルームの誘惑~】 恵千果◆EeRc0idolE R18
  • フレッシュ:台本形式(会話だけを綴る形式)のSS
    フレッシュ:台本形式(会話だけを綴る形式)のSS レス番号 作品タイトル 作者 備考 会話1 【心理戦の恐怖~女の戦い~】 恵千果◆EeRc0idolE 第38話『クローバーボックスをさがせ!!』直後の会話。「美希はそういう子よ」せつなの言葉を聞いた祈里は……? 会話2 【ある日のお風呂】 恵千果◆EeRc0idolE ラブ&せつな。桃園家のちょっとエッチな日常・お風呂編。 会話3 【キス=あいさつ?】 恵千果◆EeRc0idolE 「ねえ、キスってなあに?」せつなは無垢に質問してるのに、全くこの子たちは……! 会話4 【MOMENT IN LOVE】 恵千果◆EeRc0idolE 話題になったTシャツネタ。真っ赤なせっちゃんがカワイイです! 会話5 【ゆずれないもの】 恵千果◆EeRc0idolE クローバー小ネタ。「もう、二人とも子供なんだから」「しょうがないでしょ? 大好きなんだ...
  • 美希と祈里
    美希と祈里 レス番号 作品タイトル 作者 備考 美祈1 「Faithfully」 ◆BVjx9JFTno いつの頃からか、彼女の気持ちには気付いていた。だけど恋愛は男女でするものだって思ってた。でも、彼女があの男の子と親しそうに話しているのを見た時、胸の奥にチクリと何かが針を刺して……。 美祈2 「Faithfully@inori」 ◆BVjx9JFTno 小さい頃から、美希ちゃんに憧れていた。やがて憧れは、違う形に変化して――だけど、ひょっとしたらと思っても、言葉には出来なくて。そんなある日の放課後……。美祈1を、祈里の視点から。 美祈3 「pieces」 ◆BVjx9JFTno 好きって言ってくれたあなたの気持ちを、わたし、信じてる。だけど華やかな世界にいるあなたを見ていると、時々不安になるの。胸元のお守り代わりの小さなピースに、そっと手を触れてみる。だって、これはあなたとの……。...
  • フレッシュ:その他カップリング(サブキャラ含む)
    フレッシュ:その他カップリング(サブキャラ含む) レス番号 作品タイトル 作者 備考 他CP1 【Unreachable】 ◆BVjx9JFTno 美希&せつな。くせのない黒髪、長い睫毛、つややかな唇。全部すぐ手の届くところにあって、見ているだけでどんどん引きつけられて……。だけどどうしても届かない。大切な人が住まう、あの子の心の中にだけは。 他CP2 「After Round」 ◆BVjx9JFTno R18 美希&せつな。香りって、こんな不思議なものだとは思わなかった。私自身も知らないでいた欲望を、掻き立てる力があるだなんて。だけど、もしも昨日までの私だったら、きっと……。 他CP3 「甘えたい夜」 ◆BVjx9JFTno R18 美希&せつな。みんなと離れて泊りがけの仕事。寂しくたって、みんなに甘えたりするアタシじゃないのに。その時、赤い光がアタシの心の奥にまで届いて……。 他C...
  • ラブとせつな【2】
    ラブとせつな【2】 レス番号 作品タイトル 作者 備考 ラせ2-1 小さい秋と大きいLove 一路◆51rtpjrRzY 季節は夏から秋へ。初めて経験する四季の移り変わりに感動して、ラブと一緒に「秋のイメージ」を探し始めたせつな。美希と祈里にも意見を聞いて、四つ葉町をあちこち歩き回って……結局こ~んな身近なところに、予想外の秋のイメージが!? ラせ2-2 煌く夜に、恋人達は 一路◆51rtpjrRzY 初めてのクリスマスだもの。愛する人とは、やっぱりムードのあるキスで祝いたい。でもラブったら、ほとんど挨拶代わりみたいにキスするんだもの。よぉし、こうなったら……! ラせ2-3 【異分子】 恵千果◆EeRc0idolE あたたかな家族。気の置けない仲間たち。あまりにも穏やかで、幸せ過ぎる毎日――。なのに、時々ふと不安が頭をもたげる。そんな時、ラブが……。 ラせ2-4 【せつなとイース せめ...
  • 長編&連作シリーズ
    長編&連作シリーズ(作品掲載順) 一路◆51rtpjrRzY 黒ブキ◆lg0Ts41PPY 恵千果◆EeRc0idolE SABI 夏希◆JIBDaXNP.g 一六◆6/pMjwqUTk ねぎぼう 月見香倶夜 makiray そらまめ 猫塚◆GKWyxD2gYE ドキドキ猫キュア コロ助MH
  • 会話4
    【MOMENT IN LOVE】/恵千果◆EeRc0idolE ラブ 「ねぇねぇせつな、そのTシャツに書いてある英語ってどーゆー意味?」 せつな「え…これは…」 ラブ 「せつな?顔が赤いよ?ねぇどーゆー意味?」 せつな「…MOMENTがせつなで、LOVEがラブで、INが~のなか、つまり…」 ラブ 「クッハー!アタシはせつなで満たされてるってコトだよね!!」 せつな「んもぉラブったら!わかってるなら聞かないで!」
  • 会話2
    【ある日のお風呂】/恵千果◆EeRc0idolE ラブ 「せつな、あたしも入ってもいい?」 せつな「っっ!!まだいいって言ってないでしょ!」 ラブ 「隠さなくてもいいじゃん。せつな結構オッパイおっきいんだね~」 せつな「ちょっ!触らな…あん…や…め…」 ラブ 「あれ-何かせつなの先っぽとがってきたよ?固くてコリコリしてる」 せつな「…ふぁ…駄目…」 ラブ 「せつな…すんごく可愛い。続きはあたしの部屋でしよっか」
  • 会話3
    【キス=あいさつ?】/恵千果◆EeRc0idolE せつな「ねぇラブ、本を読んでてわからなかったんだけど、キスってなあに?」 美・祈「!!」 ラブ「あぁ~、それなら友達同士でするあいさつだよ。 簡単だから教えてあげる!口と口をくっつけるだけなんだよ」 せつな「こうかしら?」 ちゅ ラブ「クッハー!」 美希「せつな!アタシともあいさつして!」 祈里「私にも!」 せつな「わかったわ」 ちゅ ちゅ 美・祈「ムフフ…」 ラブ「みんなで幸せゲットだね!」
  • 会話8
    【夫婦と書いてめおとと読むsss】/恵千果◆EeRc0idolE 「ねぇラブ、11月22日は何の日か知ってる?」 「知らな~い。せつなは知ってるの?」 「もちろん知ってるわ。イイフウフ…いい夫婦の日よ」 「スゴイスゴイ!さすがあたしのせつな!物知りさんだねっ(はあと」 「ラブったら大袈裟ね。……ねぇラブ、その日をわたし達の記念日にしない?」 「いいよ!何の記念日?」 「結婚記念日に決まってるじゃない……(かあっ」 「タッハー!プロポーズされちゃいましたー」 はあ~~スイーツスイーツw
  • 全177
    【小悪魔の戯れ】/恵千果◆EeRc0idolE ブ「トリック オア トリート!」 ラ「あ、それ聞いたことある。おかきをくれなきゃイタズラするぞ! だっけ?」 美「それを言うなら御菓子よ、オ・カ・シ! まったくもう」 せ「ブッキー、小悪魔のコスチューム、似合い過ぎよ……特にこの尻尾と耳のついたカチューシャが可愛い。黒とオレンジのミニスカワンピも大胆にデコルテ見せて、胸の谷間が強調されてて反則よ。この場で食べたくなっちゃうじゃない」 ブ「もらうのはわたしだってば。御菓子をくれなきゃわたしがせつなちゃんを食べちゃうよ?」 せ「……」 ラ「せつなってば顔赤いよ~。照れてる?」 美「てかみんな、やっぱりアタシのカボチャコスは無視なのね……(泣)」
  • 会話10
    愛してるって難しい/恵千果◆EeRc0idolE ラブ 「せつな、愛してる…」 せつな「愛してるってどういう意味なの?」 ラブ 「大好きってことだよ」 せつな「わかったわ」 美希 「せつな、髪が跳ねてるから直したげる。いそいそ…はい、おしまい。完璧よ!」 せつな「ありがとう美希、愛してるわ」 美希 「!?」(真っ赤っ赤) 祈里 「せつなちゃん、練習着がほつれてるよ!今直すね。チクチク…はいどうぞ!」 せつな「ありがとうブッキー、愛してるわ」 祈里 「えッ」(真っ赤っ赤) 美&祈「は~~」 ラブ 「どしたの?ふたりとも、ため息なんかついて」 せつな「遅くなってごめんなさい」 ラブ 「せつなの好きなドーナツ、取っといたよ!」 せつな「ありがとうラブ、愛してるわ」 美&祈「なん…だ…と…?」
  • 会話6
    【お土産】/恵千果◆EeRc0idolE 祈里 「せっ、せつなちゃん!」 せつな「あら祈里、今帰り?」 祈里 「こっこれ、旅行のお土産なの。巣鴨の」 せつな「え…私に?ありがと、嬉しいわ。開けていい?」 祈里 「もちろん!喜んでくれるって私信じてる!私のと色違いのお揃いなの。     私のは黒でせつなちゃんのはもちろん赤。」 せつな「真っ赤な紐パンティ…」 祈里 「赤い下着を身につけると運気が上昇するんですって!」 せつな心の声『…今夜ラブに見せたら、きっとむしゃぶりつくわね。        朝まで寝かしてもらえないかも…        ああっ、想像したら濡れてきちゃうぅ』 祈里心の声『あぁ~これを着けたせつなちゃん、       想像するだけでドンブリ飯3杯はイケる~』 ...
  • 会話5
    【ゆずれないもの】/恵千果◆EeRc0idolE 祈里 「大好きなの!」 せつな「そんなに好き?」 ラブ 「アタシだって大好きだもん!」 美希 「ゆずりあいなさいよ!」 祈里 「イヤ!これだけは絶対ゆずれない!」 ラブ 「アタシだってそうだよ!」 美希 「じゃあジャンケンで決めるとか」 祈・ラ「ジャンケンポン!」 せつな「ブッキーの勝ちね」 ラブ 「イヤアアアアァ!!!今のなし!今のなし!」 美希 「ラブったら!諦めの悪い子ね」 ラブ 「お願いブッキー!せめて半分こにしようよー」 祈里 「イヤ!わたしが勝ったんだから、わたしだけのものよ!」 美希 「ブッキーが独占欲むき出しにするなんて、めずらしいこともあるものね」 ...
  • 会話9
    【おしおき】/恵千果◆EeRc0idolE 「聞いてよ美希ぃ! ラブったら昨日部屋に来るって言ったくせに、  待っててもちっとも来やしないの。  あんまり待ちきれないからこっちから行ったら、  気持ち良さそうにスヤスヤ眠ってるのよ。  もう腹が立つとか呆れるとか通り越して、笑っちゃった」 「ふふっ。ラブらしいわね。それで?その後せつなはどうしたの?モヤモヤしてたんでしょ?」 「うっ…そこを突いてくるとは…流石ね、美希」」 「慰めちゃった?」」 「まさか!美希じゃあるまいし」 「…何よその言い草は」 「あら怒った?」 「そんな事で怒る訳ないじゃない。せつなじゃあるまいし…ニコッ。それで?」 「(何かヤな感じ…)無防備なラブに遠慮なく襲い掛かったけど何か?」 「わかってたけど、せつな…...
  • 会話7
    【お邪魔虫】/恵千果◆EeRc0idolE 美希 「外はしとしと秋雨が降る中、アタシたちはのんびり紅茶かぁ…。     なんかブッキーの部屋って落ち着くなー」 祈里 「ありがと。あ、美希ちゃん、クッキーもあるわよ」 せつな「ブッキーごめんなさい。ラブが全部食べちゃったみたい…」 ラブ 「タッハー!ごめんごめん。ブッキーの手作りクッキー、     あんまり美味しくてつい食べ過ぎちゃった」 祈里 「いいのいいの、もうすぐ次の分が焼けるから」 美希 「ブッキー、次焼いてる中にアレある?」 祈里 「美希ちゃんの好きなアールグレイクッキーでしょ。ちゃんと焼いてるから」 美希 「さすがブッキー!アタシの好きな味、完璧に押さえてるわね」 祈里 「当たり前じゃない!私たち幼なじみでしょ…」 ラブ 「せつな~アタシ...
  • 会話1
    【心理戦の恐怖~女の戦い~】/恵千果◆EeRc0idolE 「この前せつなちゃんがね、美希ちゃんが言い訳しないのは 『どう言っても言い訳になるからだ』って。 『言い訳せず自分を責める、美希はそういう子よ』とも言ってた」 「ふ、ふーん…そう(せつなってば…照れるじゃない、うふふっ♪)」 「せつなちゃんって、美希ちゃんのコト、すんごくよく分かってるんだね」 「そ、そうかしら…(ヤバイわ…なんか雲行き怪しくなってきた)」 「美希ちゃん、私とせつなちゃん…どっちが好き?」 「なななな何言い出すのよ急に!(どっちも好きなんて…言えないし!)」 「美希ちゃんまさか…浮気してないでしょうね!」 「…するワケないじゃない!(…ヤだ、揺れてるのがバレてる!?)」 「じゃあ…言える?...
  • SSS14
    【捜していた答え】/恵千果◆EeRc0idolE  時々、夢を見る。黒衣に身を包んだ、銀色の髪の少女の夢を。  夢の中の彼女はいつも、ありとあらゆる場所をあてどなく彷徨っていた。  街中を、草原を、森林を、公園を、波打際を。  何かを捜し求めて、昼も夜も、ただひたすらに彷徨う少女。  ない。ない。どこにもない。ないんだ。見つからない。  最初からわかっていたんだ。見つかりっこない。どこにもあるはずがないのに。  だけど……。  見つからないとわかっているのに、ひたすらに捜し求めて少女は彷徨い続ける。  捜しているうちに、追い求めているものが何なのか、それすらも朧げになってゆく。  それでも、少女は捜し求め、彷徨い続ける。  見つからず、絶望感で泣きじゃくり、目が醒める。  夢が醒めても、見開いた両の眼からは熱い液体...
  • フレッシュ:SSS(小ネタ、独白、掌編等)
    フレッシュ:SSS(小ネタ、独白、掌編等) レス番号 作品タイトル 作者 備考 SSS1 「出発前夜」 ◆BVjx9JFTno 大好きな部屋。大好きな家族。大好きな仲間――。この目に焼き付けて、ずっと覚えていたい。たとえ命を落とすことになっても、みんなに貰った抱えきれないほどの幸せは、この胸に抱いていくから……。42話『ラビリンスからの招待状!』決戦に赴くせつなの思い。 SSS2 「家路」 ◆BVjx9JFTno 寒くてコートの襟をかき合わせても、カバンの中の包みのことを考えると、自然に頬が緩む。プレゼントの包みは、今年から三つ。幸せと温もりが増えた我が家へ、さぁ帰ろう――。桃園家の心ぽかぽかのクリスマスを、あの人の視点で。 SSS3 「遅い目覚め」 ◆BVjx9JFTno 「一緒に笑い合う時間が無いのが、残念だ……」自分は気付くのが遅過ぎた。でもせっかく気付けたのだから、せめて最期は...
  • 美祈21
    【I need You~MIKI version~】/恵千果◆EeRc0idolE  祈里……アタシ、本当は行かないでってあなたを止めたかったのよ。  皆が誘われたのならまだしも、祈里ひとりだけ、しかも相手は御子柴財閥のお坊ちゃま。  心配にならないって言ったら嘘になるわよね。  でも祈里の前では、アタシはいつだって完璧でいたいから……。  行かないでなんて、絶対に言えない。言えやしない。 『お土産話、待ってるから!』  そう言って別れたけれど、後からすっごく落ち込んだわ。  ダンスタイムになれば、健人くんが誘わない訳ないし。祈里は優しいから、断れないだろうし。  あんなに可愛い祈里だもの、他にも誰かに誘われるかもしれないし。  ううん、それだけじゃない。  もしも……もしもよ。祈里が健人くんを好きにな...
  • フレッシュ:複数キャラクター【1】
    フレッシュ:複数キャラクター【1】 レス番号 作品タイトル 作者 備考 複数1 「告解:Confession」 ◆BVjx9JFTno みんなと一緒にダンスをやってみようと決めた。クローバーの一員に迎えてもらった。でもこのままじゃ、私はあの人のレッスンは受けられない。だから……。26話『4つのハート! 私も躍りたい!!』後日談。 複数2 「Stay Together」 ◆BVjx9JFTno 「素晴らしい幸せが訪れます」あの時の占いはでたらめだったけど、もしも今占ったら、一体何が見えるのだろう? 水晶玉をイメージして集中するせつなに、見えてきた幸せな未来とは? 複数3 「自由ね、貴方たち」 ◆BVjx9JFTno みんなでいろんなところに行くのって楽しい。普段と違う場所だって、モデルとして、立ち居振る舞いは完璧にしてみせるんだから……って! あなたたち、何やってるの!? 唯一の常識人(...
  • ふたりはプリキュア&Max Heart
    ふたりはプリキュア&Max Heart レス番号 作品タイトル 作者 備考 MH1 真夜中の微笑 恵千果◆EeRc0idolE R18 Max Heart どんなに心がなぎさに焦がれても、その微笑みに抗うことなど出来ない。瞳の奥に強い想いを宿した、夜をも統べる、その優しい微笑に。 全262 「陥落まで、あと...」 Mitchell Carroll 波の音のリズムに合わせて、高鳴る鼓動、近付く距離、コミューンからの声……?なぎさのドキドキ、最高潮! 競作51 迫り来るもの 一六◆6/pMjwqUTk 小さな部屋のベッドで眠る、ひかりとひかる。光と闇、古より対立してきた二つの力も、今は――。全ての“命”が、こんな風に寄り添えたらいいのに。ポルンの予知した、ちっちゃくて黒いたくさんの何か。それはひかりの問いに答えるかのように、空から優しく舞い降りた。 競3-50 『MY JUMBO DRE...
  • 美祈22
    【遠まわり】/恵千果◆EeRc0idolE  いつか、あなたに好きと告げる。そんな日がほんとうに来るのだろうか。 「おはよう」 「……おはよう」  ぶっきらぼうに答えても、彼女は柔らかく微笑んでくれる。  やっぱりこの道が好きだ。今朝も彼女に会えたから。  いつからだろう。わざわざ早起きをして公園通りを通学するようになったのは。  ずっと以前から彼女はここを使っている。ジョギング、犬の散歩、ダンスの練習……。  あたしはそれを知っていた。中学が離れたら、ますますここを頼りにするようになった。ただ彼女に会うために。 「珍しいね、髪がはねてる」 「ホント?どこ?」 「ほら、後ろ。てっぺんのとこ」 「え、わかんない」  あたしが困っていると、彼女があたしの髪に触れた。 「ここよ」 ...
  • SSS15
    【春の手紙~from Clover Town~】/恵千果◆EeRc0idolE せつなちゃん、元気? 今、何してるの? ラビリンスにもお茶の時間ってあるのかな? わたしはね、カオルちゃんのドーナツカフェで一息入れてるところ。 昼下がりの春風は、さわやかでとっても気持ちいい。 獣医さんになるための道のりは、決して楽じゃない。 だから時々は、こうして息抜きすることにしてるの。 戦士の休息ってところかな。 それにね。 皆でキュアエンジェルになった、 あの最後の戦いを思い出せば、何にも怖くない。 不思議だよね。どんどん力が沸いて来るの。 美希ちゃんはモデルへの道を本格的に進みはじめてる。 ラブちゃんは、何かを探してる。 いつも人の幸せを手助けしてきたラブちゃんが、 今度は自分...
  • 他CP27
    【太陽を照らすもの】/恵千果◆EeRc0idolE 「ねぇ…ラブちゃん」 甘えた声で話しかける祈里に、ラブは優しく微笑み返した。 「なあに?どうしたの祈里」 「あのね…。…やっぱり恥ずかしいな」 モジモジと身をよじり、顔を赤らめる祈里を愛おしく思いながら、ラブは答えをせかした。 「なによ~気になるなぁ。ねぇ、なになに?」 今日は、久しぶりのふたりっきりのデート。 お互いの顔を見つめながら会話をする。 恋人同士だから当然の事なのに、それがこんなに楽しくなっちゃうなんて。 「あのね……この前、美希ちゃんがせつなちゃんに服を選んでもらったじゃない?あれ、すっごく羨ましいなぁって思って…」 「そっか!じゃあ今日はあたしが祈里に服を選んであげるよ!」 「ホント?...
  • 競作2-32
    【大切な居場所】/恵千果◆EeRc0idolE  いたずらな風がふわりと吹いて、黒髪をなびかせ、頬を優しく撫でてゆく。  まだ2月だが、晴れた日には暖かな陽が射して、こんな風に穏やかにわたしを包む。  きっと、すぐそこまで春が近づいて来ている。  ちょっとだけ乱れた前髪を手櫛で直しながら、ある場所を思う。  故郷。  春の来ない国。  ただ、あそこを故郷と呼べるのかは、今のわたしにはよくわからない。  今のわたしの故郷。それは大切な仲間たち。  彼女たちのそば。それが、わたしのたったひとつの居場所だった。  しあわせの素はもうない。自分で壊してしまったから。  だけど、わたしには美希と祈里がいる。そして……ラブがいる。  それだけじゃない。あたたかな家族、あたたかな街のひとたち。  故郷って、生まれた場所だと思っていた。  でも、確か...
  • 他CP21
    【小さなお願い】/恵千果◆EeRc0idolE 「ブッキー?偶然ね」 自分を呼ぶ聞き慣れた声に、驚きながら振り返ると、そこにはやはり彼女がいた。 「ほんとね、すっごい偶然。せつなちゃん、今帰り?」 ドキドキしながら彼女の顔を見る。神様、ありがとう!わたし信じてた。この偶然に感謝します。 「うん、ラブは委員の仕事で居残りなの」 彼女の口から幼なじみ兼恋仇の名前が出るだけで、いつもながら胸がチクチク痛む。 「ブッキーは何してたの?」 小首を少しだけ傾げて、微笑むせつな。んもう、可愛すぎるなぁ。くらくらしそうだよ。 そうだ!あの事、今なら言えるかも。言うなら今しかないよね。 「あ、あの、あのね、せつなちゃん、わたしお願いがあるの」 「お願い?いったいなぁに?私に出来ることなら精一杯がんばるわ」 ...
  • SSS13
    【読書の秋~背徳のため息~】/恵千果◆EeRc0idolE  秋の夜更け。せつなは今夜もベッドにもぐりこんで読書。  この世界には本がある。本を読めば、いつの時代だってどこの世界にだって行ける。  せつなにはそれがとっても不思議だった。だって、ラビリンスには本はあっても、面白い物語なんてなかったから。  何冊も読んでいくうちに本に様々なジャンルがあることを知ったせつなは、図書館の本のようなおとなしいものでは飽き足らなくなっていた。  ラブの父が居間に放っていた本を部屋に持ち込んだせつなは、未知なるジャンルに自ら手を伸ばそうとしていた。  ベッドの中でおもむろに頁をめくる。  何これ…しとどに濡らし、ですって。どうして濡れたりするの? まぐわうって何かしら…淫豆って?分からない言葉ばかり。  せつなは人と人とが睦みあう場面...
  • 全277
    【もうすぐ年越し電話】/恵千果◆EeRc0idolE ラブ「もしもし」 祈里「もしもし、ラブちゃん?」 ラブ「ブッキーヤッホー」 祈里「電話くれたんだ、ありがとう」 ラブ「冬休みだし、ダンスレッスンもお休みだから元気かなって思ってさ」 祈里「すごく元気だよー。美希ちゃんには昨日会ってお茶したんだ。美希ちゃんも元気だったよ。せつなちゃんは元気?」 ラブ「うん元気! 今、お母さんとおせちの仕込みしてるんだ。あたしはちょっと休憩中」 祈里「そっかぁ。お正月だもんね」 ラブ「あと数時間で今年も終わるなんて信じられないよ~」 祈里「ねー。1年ってホント早いよねー」 ラブ「お正月と言えばお餅だよね。あたしいつもいっぱい食べるんだー」 祈里「うんうん」 ラブ「ブッキーはお餅の食べ方でどれが好き?」 祈里「わたし? うーんそうねぇ、どれも美味しいから迷うけど、お正月と言え...
  • ラせ2-6
    【コタツムリ】/恵千果◆EeRc0idolE 木枯らしが肌を掠め、ヒリヒリとした寒さを感じる日々がやって来た。 「今日は寒いね~」 「そうね、昨日よりも寒くなって来た気がするわ」 ラブとせつなは、学校帰りの道を歩いていた。 「こんな寒い日はアレに入りたくなるなあ~」 「…アレ?アレってなぁに?」 「ふっふっふ。帰ってからのお楽しみ!今日辺り、お母さん、出してる気がするんだ」 「何よ、ラブったら!勿体つけずに教えなさいよ!」 「秘密、ヒミツ~」 「コラ!待ちなさい」 「待たないよ~っだ」  ***** 「お母さんただいま~」 「お帰りなさい!ちょうど良かった。貴女たち、ちょっと居間に来て見て!」 出迎えたあゆみが、嬉しそうにふたりを居間に連れていく。 そこには、朝とは違う風景が拡がって...
  • ラせ2-3
    【異分子】/恵千果◆EeRc0idolE 「せつなちゃーん、ちょっと洗濯もの取り込んでくれないかしら」 「はーい、お母さん」 そう答えながら、私は読みかけの本を置いて立ち上がり、自室を出て階下へと降りる。 私がラブの家にお世話になり始めてから、ずいぶんたった。ラブはいそいそと私のことを構ってくれるし、お母さんやお父さんは娘の様に優しく接してくれている。相変わらずの日々。 でも、こんなにも穏やかな日常のなかで、ふとした拍子に浮かび上がる感情がある。波のない凪いだ海が急に時化た時のような…これが不安というものなのだろうか。 「せつなぁ」 名前を呼ばれて、洗濯ものをたたんでいた手が止まる。 笑顔のラブがリビングに入って来て、横に座る。たたむのを手伝いながら、こう切り出した。 「せつな、どうかした?」 「…かなわないわね、...
  • ラせ2-7
    【熱帯夜】/恵千果◆EeRc0idolE 「せつな…もう寝ちゃった?」  一体わたし、どうしちゃったの?初めてのラブとの旅行(修学旅行だけど)だっていうのに…。 「ねぇ…せつな」  だいたいラブもラブよ。大輔だか何だか知らないけど、いちゃいちゃしちゃって…。 「せつなったら!」 「なによ!ラブのバカ!」 「…っ!いきなりバカ呼ばわりはないんじゃないの」 「そんなつもりじゃ…」  ラブはため息をついて布団から起き上がる。 「なんか今日のせつな…やっぱり変だよ。どうしたのかな?」  変にさせてるのはラブよ…。 「わわっ!何で泣くの!?あたし何かした?」  わたしは首を振る。判ってる。ラブが悪いじゃない。悪いのは…わたし。 「せつな…...
  • ラせ2-5
    【誓い】/恵千果◆EeRc0idolE 秋晴れの中、爽やかな風が頬を撫でる。 私たちふたりは、いつものようにおしゃべりしながら下校途中。 「せつな、もうすぐハロウィンだよ。楽しみだね!」「そうね。みんなで夜を過ごすのって、ダンス合宿以来かしら」 ラブったら瞳がキラキラしてる。よっぽど楽しみなのね。 今年の10月31日は土曜日。美希とブッキーが泊まりに来る約束をしているのだ。 ハロウィンパーティーを兼ねて、皆でパジャマパーティーというわけ。 「早くハロウィンにならないかなあ~」 「ふふっ。ラブったらホント可愛いわね」 「何よ~子供扱いして。そう言うせつなだって、早くハロウィンになってほしいでしょ?」 「そうね、でも私は…まだまだ来ないでほしいかな」 「えぇ~、どうして?」 ラブとの毎日は、本当に楽しい。 ...
  • 他CP25
    【失恋記念日】/恵千果◆EeRc0idolE 時々考えていた。 もしもあの時、せつながパッションとして生まれ変わっていなかったら。イースとして寿命を全うしていたら…ラブはアタシのモノになっていたのだろうか? せつなが嫌いだとか、せつなが憎いとかいう感情は、不思議となかった。 今までたくさんツライ目にあってきたせいか、人の痛みがわかる子。 イースの時に持っていた憎しみは、生まれ変わった時に消え失せたようだ。 今では明るく振る舞えるようにもなり、よく笑顔も見せる。 皆に愛されるすっかり可愛い女の子になり、イースの面影など跡形もない。 けれど、それはラブのおかげ。 始めは親友だったのだろう。 けれど、他の誰よりも強い絆で結ばれた者同士。 そんなふたりが一緒に住みはじめたのだから、それが親友以上の間柄に発展するのは、時間の問題...
  • 複数22
    【心込めて】/恵千果◆EeRc0idolE ~月曜日~ 美「やっほーブッキー、ん?それ何編んでるの?」 祈「美希ちゃん!…あ、あのね、マフラーなの」 美「自分の?それとも誰かの?」 祈「その、えっとぉ…プレゼント用…かな」 美「そっかー。綺麗な蒼色ね。こんなの貰える人、うらやましいな」 祈「そうかな…」 ~水曜日~ ラ「あれ~ブッキー、何してるの?」 祈「ラ、ラブちゃん…ちょっと編物なんかしてて」 ラ「うわ~上手だよ~可愛いピンク色!ねぇねぇコレ誰の?」 祈「プレゼント用なの」 ラ「いいな~あたしも欲しいな~」 祈「えへへ…」 ~金曜日~ せ「ブッキー、それなあに?」 祈「せ、せつなちゃん…えと、編物っていって、この針で毛糸をこうすると、色んなものが作れるの」 せ「ふぅん、初めて見たわ。毛糸っていうのね...
  • 他CP18
    【アイニキテ】/恵千果◆EeRc0idolE  皆が寝静まった部屋。戦いの余韻で何となく眠れずにいたせつなは、おもむろにメールを打ちはじめた。 『寝た?』 『寝れないの。せつなも?』  文面を見てせつなは微笑んだ。可愛いわ…すぐに返信があるところが、やけに素直で。  せつなはトイレに立った振りをして個室でアカルンを起動する。  紅い光を浴びて、驚いた美希が叫ぶ。 「もう!びっくりするじゃない!」  嬉しさを隠しながら怒ったふりをする美希だったが、本当は逢いたかったので顔がにやけている。 「美希…何か顔がやらしいわよ」 「しし失礼ねっ!もーホント、モデル捕まえて何言うんだか…」  ぶつぶつ言っている美希を尻目に、無言で美希のベッドに入り込むせつな。 「ち...
  • 他CP19
    【怒った顔も好き】/恵千果◆EeRc0idolE 「美希ーー」  夕方の公園。ひとり、カオルちゃんのドーナツカフェでのんびりと紅茶を飲んでいた美希は、自分を呼ぶせつなの声を聞いて、そちらを振り向いた。 「――――せつな?」  走ってきたと見えて、少しだけせつなの息が弾んでいる。 「今日はひとり?めずらしいのね。ラブはどうしたの?」 「ブッキーとデートだって」 「デートぉ?」  こくん。頷いたせつなは、何故だか少しだけ、嬉しいような恥ずかしいような複雑な表情を浮かべた。 「何でも、ケーキバイキングにふたりで行くんですって」 「ああ、それね……。せつなは誘われなかったの?」 「誘われたんだけど…」 「けど?」  また複雑な表情で、少しだけ言いに...
  • 複数26
    【ゲームの勝敗】/恵千果◆EeRc0idolE  誰が言い出したのか、わたしたち4人は今日も集まっていた。  場所はいつものところ。桃園家のラブちゃんの部屋だ。 「今日はポッキーゲームをする日だって決まってるんだよ!」 「そうなの? どうやってするの?」 「ポッキーを両端から食べるの。長く食べた方が勝ち。途中で止めた人は罰ゲームだからね」  何も知らないせつなちゃんに、やり方を説明するラブちゃん。罰ゲームの内容なんて聞くまでもない。  そんなラブちゃんを、美希ちゃんは面白そうに眺めている。どうして教えてあげないんだろう。そんなのは嘘なんだって。  だけど、そんなの決まってる。せつなちゃんの唇に口づけたくてたまらないラブちゃんに、ほんの少し肩を貸しているだけ。  そんな美希ちゃんを黙って見ているわたしもまた、ラブちゃんに味方している美希ちゃんと同罪だ。...
  • 美祈18
    【意地悪な恋人】/恵千果◆EeRc0idolE 「はあっ…ああっ…ふ…も、ダメ…っ…」  相変わらず美希ちゃんは昇りつめるのが早い。 「祈里…も…ゆる…して…あっ…イヤァッ…」 「いいの?ホントに止めちゃうよ?」  私が動きを止めると、さっきまで頬を赤らめ嬌声を上げていた美希ちゃんの表情が、一変してひどくもの欲しそうになる。 「あ…の…えっと…」 「そんなに嫌なら許してあげるね」 「やっ…祈里の意地悪…」  ほらやっぱり。少し焦らしてあげるだけで、欲しがって今にも泣きだしそうになる。潤んだ瞳の美希ちゃんはすっごく色っぽい。 「じゃあ言って?美希ちゃんがして欲しいコト」 「して…欲しいコト…?」 「言えないなら…できないよ?」 「そんなこと…...
  • 他CP17
    【背中越しに抱きしめて】/恵千果◆EeRc0idolE  クローバーボックスが無事に戻り一安心の美希だったが、自分のせいでシフォンを危険に晒したという自責の念は、そう簡単に消えるものではなかった。  あの時見つかって本当に良かった…もし見つからなかったらって考えるだけで身体が震えるわ。  公園のブランコにひとり腰掛けながら、美希は悪い想像に怯えていた。深く考える程にその事の恐ろしさが身に染みて、涙まで浮かんでくる。  何だかアタシ、泣いちゃいそう… 「ううっ…ひっく」  しゃくりあげようとしたその時、後ろから誰かの温かい腕に抱きすくめられる。  この匂いは…せつな? 「ひとりぼっちで泣かないの」  この低くて落ち着いた声、やっぱり…せつなだわ。背中に感じるせつなの温もり――――温かい。 ...
  • 他CP16
    【覚醒】/恵千果◆EeRc0idolE R18 最近、やけに眠い。毎晩21時にはベッドに入るようにしているのに、朝起きるのがつらい。 それに、確かパジャマを着て寝たはずなのに、起きたら違う服だった…って事が多い。 一体どして? 「ふわあ~おやすみ、せつな!また明日ねー」 「おやすみなさい、ラブ。いい夢見てね」 ラブと私はそれぞれの自室へと入る。 明かりを消して、瞳を閉じた。 小1時間も経った頃、せつなは突如ムクッと身体を起こす。 「やっと寝てくれたな…。ようやく自由時間だ。」 いそいそと着替えると、アカルンでテレポートする。 「美希の部屋へ」 赤い光に包まれ、せつなは美希の部屋に。 ベッドでは、美希が静かに寝息をたてていた。 『水色のネグリジェか…...
  • ラせ2-10
    【確かな光】/恵千果◆EeRc0idolE  この世界に、自分よりもずっとずっと大切な人がいる。それは、どれ程すごいことなんだろう。  そんな人に出会えたわたしは、なんて幸せなんだろう。  朝の光がカーテンの隙間からこぼれ落ちて、わたしを優しく起こした。  薄暗い館での生活が長かったせいでまだ慣れないけれど、陽光の眩しさが嬉しいと思える。  けれどまた、そんな風に感じる自分にも戸惑いを覚える。  相反する感情の動きに立ちすくみ、ベッドの中で身動きが取れずにいた。  コンコンコン。ノックが3つ。ラブだ。 「はい」 「おはようせつな。もう起きてたんだ」 「ついさっき起きたところよ」  眩しい。ラブの笑顔からも柔らかな光がもれてくるよう。  あなたって、まるで太陽みたい。 「ゆっくり眠れた?」 ...
  • ラせ2-8
    【ただいま】/恵千果◆EeRc0idolE 「ただいまー」 「お帰りなさいラブ!」  あゆみに頼まれて、お使いに行っていたラブが帰宅した。帰って来るなり、こたつに潜り込む。 「外スッゴク寒かったー!ああ~ぬくぬくする~。やっぱりおこたって最高!幸せゲットだよ!」  こたつに肩まで潜ったラブの頬に、少しずつ赤みがさしてきた。外は相当寒かったのだろう。  あゆみを手伝い夕食を作っていたせつなは、そんなラブの様子に気が気でない。 「お母さん、ラブったらあんなに寒がって…風邪引かないかしら?何か温かい飲み物でも飲ませた方がいい?」 「ふふふっ」  堪えきれずにあゆみが笑い出す。 「お、お母さん!何で笑うの?私何か変なこと言った?」 「ごめんごめん、だってね…ラブを心配し過ぎて、焦ってるせ...
  • 複数24
    【逝く夏とともに】/恵千果◆EeRc0idolE  夏休み最後の日曜日、せつなとラブは、美希とともに祈里の家にお呼ばれしていた。 「ヤッホー、ブッキー」 「お邪魔しまーす」 「ブッキー、こんにちは」 「いらっしゃい!」  笑顔の祈里が、元気いっぱいに出迎えた。  身につけているのは、彼女をいちばん美しく見せる色。  爽やかなライムグリーンのブラウスに、レースをあしらったクリームイエローのミニスカートを合わせていた。  その装いはまるで、駆け抜けようとしている夏を惜しむ花の精のような、そんな儚さをたたえている。  彼女は今日、みんなを精一杯もてなそうと張り切っていた。  昨日から父や母を手伝い、余念なく準備をしていたのだ。  みんな、喜んでくれるかな?ふふっ。  みんなの驚いた顔を思い浮かべると、自然と浮足立ってくる。 ...
  • 複数23
    【彗星のかけら】/恵千果◆EeRc0idolE  ここは美希の部屋。夜が更けてしんとした中、ふいにリンクルンが鳴りメールが来たことを告げる。  その音で美希が目を覚ます。  ん…メール…?こんな時間に誰だろう。訝しく思いながら美希がリンクルンを開くと、差出人は祈里だった。 『きっともう寝てるよね』  文面から、申し訳なさそうにしている祈里の顔が浮かび、美希は思わず微笑みながら急いで返信する。 『起きたわよ。どうしたの?』  返信してすぐ、折り返すように着信がある。美希が起きたことを知り、祈里がかけて来たのだった。 『こんな遅くにごめんなさい。窓を開けて、空を見て!お願い』 「わかったわ」  祈里に従い、窓を開けると、ひんやりした冷たい夜の空気が入り込んでくる。見上げるとそこには満点の星空。 「うわ…すごい星ね…」 ...
  • ラせ2-4
    【せつなとイース せめぎあう心】/恵千果◆EeRc0idolE 我が名はイース、ラビリンス総統メビウス様がしもべ …のはずだった。 アイツ、、、桃園ラブに出会うまでは。 ―――――――――――――――――――――― リンクルンとか言う変身道具を奪うため、コードネーム東せつなとして近づいた私を、アイツは 〝友達〟 だと言った。 友達だと…?笑わせるな!私には友達など必要ない。メビウス様さえいればいいのだから。 まあいい。友達ごっこをしてやろう。メビウス様の使命を果たすため。 けれどあの日から、私の中にもうひとりの私が住みついてしまったのだ。 新しい力を手に入れたはずなのに、痛みに耐え切れずプリキュアとの戦いに敗れた夜。 敗北感に打ちのめされて横たわる私...
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